庄司卓完全攻略ブログ

作家庄司卓のブログです。
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『機動戦士ガンダムAGE』第42話

2012年08月03日 23時18分59秒 | Anime・特撮
いや、この期に及んでぽっと出の新キャラを掘り下げられても……(;´Д`)。と思って見ていたら最後にビックリ。
続くのかよ、この話Σ( ̄□ ̄;;;)!!

てっきりこの一話でスプリガンさんが死ぬなり、改心するなり決着が付くと思いきや次回まで先送りとは。
このルナベース攻略戦、ファーストガンダムだと展開的に「ソロモン攻略戦」に相当するエピソードになるはずですが、全然盛り上がりませんねえ(;´Д`)。

さてそのスプリガンさん。名前からして何か曰く因縁があるのかと思いきや、連邦のテストパイロットで、同僚でもあった恋人が事故死、その責任をかぶせられた挙句真相を隠蔽された恨みでヴェイガンに寝返ったとか。いやはや何とも(;´Д`)。
そもそもテストパイロット自体、危険と隣り合わせの職業。特に新兵器のテストパイロットとなれば、殉職しても遺族にすら真相が伝えられない何てことも珍しくありません。まあ事故の原因を一パイロットに押しつけた方もどうかと思いますが、それが所属する軍を裏切る理由にまでなるかというとはなはだ微妙ですな。
それのあのテスト、Xラウンダーの能力限界をテストしていたのか、Xラウンダー能力増幅器のテストをしていたのか。今ひとつ分かりませんな。そもそも連邦側にXラウンダーってどれくらいいるんだ。一応、アセム編でXラウンダーの選抜テストをしていた伏線は回収されたわけですが、こうなるとぽっと出の新キャラではなく、アセムの旧友であってもおかしくない。というか三世代の話をやるならそうするべきでしたねえ。

33話を見返してみると子安司令が「ガンダムは連邦のエースパイロット、ジラード・スプリガンの管理下に置く」方針で、その理由を「連邦上層部もガンダムとAGEシステムの価値を評価するようになった」と言ってますが、なんか今ひとつ話がはっきりと繋がりませんねえ。この展開だとスプリガンがガンダムを奪取したりあるいは戦いたがる理由がありません。
連邦の象徴的存在がガンダムというわけでもないですからねえ。子安司令の言葉の通り、ようやく連邦軍がガンダムの存在意義を評価し始めたばかりですし。

男性名を名乗っている理由の無理矢理さ加減からして、ここはどうしても途中で展開が変更になったんじゃないかと勘ぐってしまいます。
やはり当初は
「ルナベースに到着。ガンダムとAGEシステムがスプリガンの管理下に」
「スプリガン(♂)はヴェイガンに内通しており、その手でガンダムレギルスが作られる」
「ガンダムとAGEシステムを失ったキオはピンチ。そこに現れるキャプテンアッシュ」
「キオとアセムによりガンダムとAGEシステム奪回。レギルスに対抗するため、FXを作るAGEシステム」
なんて展開を予定したの、スポンサーさんの意向でFX、レギルスの登場が前倒しになったとか。

それにしても相変わらず本編の話はほとんど進んでいませんねえ(;´Д`)。恋人が死んだと聞いた時のスプリガンさんの回想を同じ回で二回流すとか、なんか尺埋めるのにあっぷあっぷしてる感じです。

ようやく次回ルナベース攻略戦決着ですかね。最後はもうちょっと盛り上がって欲しいものですが。