■私の生命の延命に呼応して生成変化しつづける言語パトスのうち、短歌群として《月下の人狼》なる歌集の五百首ほどがあります。
この歌集の著しい特徴は、暴力的なまでのマイナス思考、ネガティヴ思考です。絶望の度合いがあまりに激しいと、リアルな自己嫌悪にひたっている余裕がなく、世界経由で到来する剥き出しの残酷性、不平等感にひたされ、その悪意ある様相の作像解像度に瞠目するばかりです。
そのなかでも、作歌した後になって〈オカルト短歌〉と呼ぶのが相応しいように感じられる短歌を、無意識ながらかなり詠んでいます。――気ままに思いついたものを抄出してみます。
《月下の人狼》_抄出〈降靈術〉
この歌集の著しい特徴は、暴力的なまでのマイナス思考、ネガティヴ思考です。絶望の度合いがあまりに激しいと、リアルな自己嫌悪にひたっている余裕がなく、世界経由で到来する剥き出しの残酷性、不平等感にひたされ、その悪意ある様相の作像解像度に瞠目するばかりです。
そのなかでも、作歌した後になって〈オカルト短歌〉と呼ぶのが相応しいように感じられる短歌を、無意識ながらかなり詠んでいます。――気ままに思いついたものを抄出してみます。
《月下の人狼》_抄出〈降靈術〉