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コートジボワール戦の敗因から次へ

2014-06-15 22:05:12 | 日本代表

ワールドカップが始まった。
日本の初戦はコートジボワール。
ドロクバの名前は余りにも有名ではあるが、彼は万全ではないし、歳も重ねている。
それをどう使ってくるかは、注目だっただろう。
対して、日本は軸とも言うべき、本田と香川はチームのリーグ戦の影響から、
コンディションは良くはない。
また怪我明けの長谷部にしても不安は残る。

しかし、明るい材料もある。
岡崎はチームでの活躍は目覚ましく、成長も目を瞠るものがある。
また、蛍と森重のここに来てのフィットぶりも、いい。
守備陣と言うものは、簡単にフィットする事は稀である。
それは約束事としての戦術が緻密にあるし、阿吽の呼吸というものもあるからだ。
また、攻撃のアクセントとして、得点王の嘉人の活躍も期待される。
そんな中、初戦が始まった。

序盤は良くはないが、悪くもない。初戦にありがちな固い展開だった。
懸念材料は、シュートの少なさと、左サイドを蹂躙されていた事だ。
本田は経験値の豊富さからか、流石に親善試合とは違うパフォーマンスを見せた。
一方の香川は、守備への一歩も攻撃への一歩も不足。
守備に定評のある長友がいても、左サイドからチャンスを作られていたのは、
香川の低調ぶりと無関係ではないだろう。

幸運として本田のゴールを前半に取れた事は非常に大きい。
後半をどうするか、それがハーフタイムでの課題であったと思う。

シュート数には開きが出ていた。
公式記録を探せてはいないが、確か前半で相手は12本を打っている。
尚、公式記録として、試合終了時に於いても、19本に対して、日本は7本。
枠内でも9本と4本と倍以上の差が出ている。 

少し思い出してみて欲しい。
代表の選出時、攻撃的に行くとの事で、守備に強いチーム作りに舵を切らなかった。

どんなチームでもこのシュート数では敗戦は当然と理解出来るし、
攻撃的なチームを標榜するならば尚更だ。

しかし、最初から負ける試合だとは、私も思っていたわけではない。
敵は先ほどの左サイドからの攻撃を執拗に仕掛けて来ていたし、
前半に点を取ったのなら左サイドになにかしら工夫は必要だっただろう。

私がそこで思うのは、香川→嘉人である。
嘉人も守備が得意というわけではないかもしれないが、よく走る。
よく後半の15分ぐらいからサッカーは足が止まる。
ならば足が止まる前に、守備が軽かったこの試合での香川の交代はなされるべきだった。
つまり後半の頭からの交代策である。
尤も、香川をトップ下にして、本田をトップに、大迫を交代する事も悪くはなかったであろうが。
何れにせよ、左サイドに手を打たなかったのは、致命的で今回の敗因の一つだろう。

また、長谷部は万全ではなかったし、出てきた時点で交代は予測された。
後半の遠藤投入は想定内だったが、全く効果的ではなかった。
ドログバの投入が予想された中で、守備の強度を下げるこの交代で、
何をしようとしたのか。
遠藤を出すという事は、勝っていて、運動量が落ちてきている相手に対して、
相手をいなすパス回しがある事が必要だ。

遠藤→青山ではなかったか?

ここに来て、私が述べている事は全て守備の改善である。
だが、ザッケローニが本当に攻撃的なチームを指向しているのなら、
ゴールもシュートも少なすぎる。
攻撃的な前からいく守備も少なすぎた。

このまま大会から消えるのは嫌だ。
それは誰でもそうだろう。 
ならば、工夫は必要だし、もっと走り回らなければならない。

ブラジルは知らない土地ではない。
コンフェデでも戦った地である。
コートジボワールもギリシャも出ていない。
まだチャンスはある筈だと、選手達に信じさせるような応援が必要だ。 


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