阪神間で暮らす

テレビを持たず、ラジオを聞きながら新聞を読んでます

I am not Abe.   松井知事、財務省批判強める

2017-03-22 | 日記




 世界に対し、安倍首相がやっていることが本当の日本の姿じゃないと思い、 『 I am not Abe、 』 と声をあげる。


  14年の選挙の時は『来年10月の引き上げを18カ月延期し、そして18カ月後、さらに延期するのではないかといった声があります。再び延期することはない。ここで皆さんにはっきりとそう断言いたします。平成29年4月の引き上げについては、景気判断条項を付すことなく確実に実施いたします。3年間、3本の矢をさらに前に進めることにより、必ずやその経済状況をつくり出すことができる。私はそう決意しています。』 と言っていた。


  元官僚の古賀茂明氏は氏の著書「国家の暴走」に安倍首相の事を
  「この人物は、いとも簡単に、しかも堂々と、嘘をつける人間なのだ。」 と書いている。


 安倍政権が進めるアメリカのためのTPP批准に反対します。


  忘れていませんよ、12年の選挙時に貼られたポスター、どうなっているでしょう。
  言っている事とやっていることがさかさま。安倍自民は単にアメリカの隷属政党。

  「日本を耕す自民党」と言うのは外資に対し日本から搾取しやすいようにする。事か?
  「ウソつかない。」自体が嘘



  TPP、ISD条項で日本の国家主権は破壊されコングロマリットの餌食に
  

  農業だけじゃないよ、食料、医療、特許、環境、労働、投資、衛生植物検疫、越境サービス など21分野

  自民党が2012年暮れの衆議院選挙で公約したTPPに関して、自民党のウェッブをチェックしよう。

   
 拡大すると
   



 安倍政権の進めるアメリカのための戦争法施行および帝国憲法への改憲に反対します。



 〈あなたがすることのほとんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない。世界によって自分が変えられないようにするためである〉ガンジー

 〈一番こわいものはテロリストでも大不況でもなく、いつの間にか私たちがいろいろなことに疑問を持つのをやめ、気づいた時には声すら自由に出せない社会が作られてしまうことの方かもしれません〉アメリカで医療破産したある女性(堤未果、ルポ貧困大国アメリカⅡより)




 03/22(水)

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天声人語  【朝日新聞】

 ▼優しい「父(とう)べえ」は大学を出たドイツ文学者。戦時体制下で治安維持法に背く「思想犯」として逮捕され、長く拘束される。家族との連絡は検閲された手紙だけ。妻子は困窮する。2008年の映画「母(かあ)べえ」である」

 ▼治安維持法は1925(大正14)年4月にできた。当初は共産主義を抑え込むための法律だったが、取り締まりの対象は言論人や芸術運動にまで広がった

 ▼法律制定にあたり、ときの内相若槻礼次郎は「抽象的文字を使わず具体の文字を用い、決してあいまいな解釈を許さぬ」と答弁した。司法省の小川平吉は「無辜の民にまで及ぼすというごときことのないように十分研究考慮を致しました」と説明した

 ▼90年以上たったいま、国会で似た答弁をしきりに聞く。犯罪を計画段階で罰する「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ法改正安に対する安倍晋三首相の説明だ。「解釈を恣意的にするより、しっかり明文的に法制度を確立する」「一般の方々がその対象となることはあり得ないことがより明確になるよう検討している」。その法案がきのう閣議決定された

 ▼3度も廃案となった法案である。時代や状況は違っても、政府とは何かと人々を見張る装置を増やそうとするものなのか。政治権力の本能を見た思いがする

 ▼「母べえ」が描くのは、捜査機関の横暴だけではない。法と権力を恐れ、ふつうの人たちが監視する側に回る。秩序や安全を守るという政府の声が高らかに響き、社会はじわじわと息苦しさを増していく。
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 まったく関係のない人間が逮捕され拷問を受けて獄死、決して過去のお話ではない、共謀罪が出来れば警察のメンツのためにも冤罪が増えていく予感。


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橋下松井コンビに激高 安倍首相“維新3点セット”白紙撤回か  【日刊ゲンダイ】

 長すぎた蜜月がついに終わった。森友騒動で連日、野党の追及を受ける安倍首相は錯乱状態。虚偽答弁が発覚した稲田防衛相を「答弁には気をつけてくれと、何度も言っただろ!」と叱りつけたと報じられたが、最近は辺り構わず腹いせをぶつけているという。

 なかでも苛立ちを隠さないのが、日本維新の会のツートップの態度だ。大阪府の松井一郎知事と橋下徹前知事は今さら「国の圧力があった」と口をそろえている。

「昭恵夫人が名誉校長だった責任を棚に上げ、首相はあくまで今回の疑惑は大阪府の責任との認識です。確かに大阪府は私立小学校の設置認可の審査基準を緩和し、森友学園が問題だらけと知りながら、スピード審議で『認可適当』と判断。首相にすれば、騒動の発端は大阪府の怪しい手続きで、この問題で矢面に立たされるのは松井知事らの不手際のトバッチリ。おまけに『国の圧力』の“責任逃れ”発言を聞かされたから、もう怒り心頭です。『大阪の3点セットは白紙に戻す』と語気を荒らげているそうです」(官邸事情通)

 安倍首相の言う3点セットとは「大阪万博誘致への国を挙げた協力」「大阪・夢洲のカジノ計画」「リニア大阪延伸の前倒し」を指し、いずれも維新の“看板公約”だ。維新が与野党対立法案に軒並み賛成、安倍政権に全面協力してきたのも、見返りに3点セットの実現を求めているためだ。

 それにしても、安倍首相の私怨で国策が左右されるとは「首相を侮辱したから証人喚問」と同様のおぞましさだが、そんな政権と維新のもたれ合いに森友騒動は亀裂を入れ、その裂け目は日ごとに広がっている。

■5年の蜜月にピリオド

「橋下・松井コンビにすれば『国の圧力』発言は先手を打っただけでしょう。鼻の利く2人は安倍政権側の言動をみて、森友問題を“大阪ローカルの問題”と矮小化させ、責任を押し付けてくるニオイを嗅ぎ取った。“やられる前にやれ”ですよ」(維新関係者)

 安倍首相と松井知事は2012年2月、大阪で開かれた「日本教育再生機構」のシンポジウムで会談したのを機に意気投合。再生機構はHPで〈教育を通じて国民意識を覚醒させ、国家への愛情を取り戻すこと〉を標榜し、メンバーは「日本会議」と重なる。森友学園とも関係の深い組織だ。

 会談から5年。菅官房長官と橋下氏を交えて会食を重ね、親密さを誇示してきたが、互いに思想の共鳴し合う森友学園のせいで関係にヒビが入るとは皮肉である。
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 大阪維新の橋下・松井コンビはポシャリかけの維新を何とか持ち直したいため安倍自民にすり寄り(改憲に賛成したり)自分たちに利益誘導できる策(カジノ、万博、リニア)を有利にしようとした。
 そのために安倍首相の意向と日本会議の意向を取り入ったのだろうか。
 


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松井知事、財務省批判強める 森友問題「責任押し付けている」  【東京新聞】

 大阪府の松井一郎知事は22日、府私立学校審議会(私学審)が2015年1月に学校法人「森友学園」の小学校設置を認可適当と答申する前に、財務省が国有地売却に積極的に動いたとの認識を改めて示した。その上でこれを否定する同省側に対し「先走ったことで処分を受けることを恐れ、府に責任を押し付けている」と批判を強めた。

 松井氏は、財務省近畿財務局の担当者が13年9月から府庁を訪れて認可の見通しを尋ねていたことを踏まえ「誰が聞いても国有地を売る方向で話を進めていた。森友案件のスタートは(担当者が来庁した)13年9月12日だ」と指摘した。
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 火の粉が降りかかりだして慌てている、実際大阪府の認可適当の答申がなければこうはならなかったからな。
 さっさと国家権力が動いていたとばらせよ。


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石原は“ボケのふり”で居直り 籠池証人喚問も絶望の予感  【日刊ゲンダイ】

 年寄りだからって、過去の責任を全て反故にした居直りが許されるのか。20日行われた都議会の百条委員会での石原慎太郎元知事(84)に対する喚問。ある程度、予想はしていたものの、これほどまでとはと驚く酷さだった。

 「東京ガスの当時の社長と会ったのか」「汚染対策費の分担は」――。こうした肝心の質問には、「記憶にありません」「覚えていません」とスットボケる。「都庁に2、3日しか来なかった」と皮肉られると、「その代わりに都内を歩いていた。怠慢だったとは思わない」と屁理屈をこねる。それでいて、小池百合子知事の批判になると雄弁にペラペラ。「豊洲移転の延期を議会に諮らずに決めた」「不作為の責任だ」とまくし立てたのだ。

 とりわけア然としたのは、冒頭、質問に答える前に病気を持ち出して“予防線”を張ったことである。

 「2年前に脳梗塞を患って後遺症に悩んでいる。『海馬』という記憶を埋蔵している箱がうまく開かない。記憶を引き出そうとしても出ないことが多々あるのでご了承ください」

 この後続く「覚えてない」の連発を先手を打って自ら正当化したのだが、神経内科が専門の医学博士・米山公啓氏は、「やりとりを聞いていて、石原さんの海馬がダメージを受けているとは到底思えませんでした。ダメージがあるなら、あんな理路整然とした受け答えはできませんよ」と首をかしげた。

 この百条委では、解明すべき問題は山ほどある。

 なぜ汚染された土地である豊洲に市場を移転することに決めたのか。なぜ移転費用が6000億円の巨額にまで膨らんだのか、土壌汚染対策で東ガスの瑕疵担保責任を免除したのか。どうして盛り土をしなかったのか。いずれも石原都政時代の話であり、彼は最高責任者だったのに、結局、何も分からなかった。

 政治学者の五十嵐仁氏はこう言う。

 「知らぬ存ぜぬで時間切れを図ったのでしょう。そもそも3時間だった喚問時間を1時間に短縮するよう要望した時点で、石原さんは最初からマトモに答える気がなかったとしか思えません」

 わずか1時間の喚問なのに途中で20分の休憩を挟み、証言席に椅子まで用意して異例の着席答弁が許された。高齢だからと、至れり尽くせり。石原はそれにあぐらをかいて、「記憶にない」で逃げ切った。偽証罪に問われないよう、弁護士との打ち合わせ通りだったのだろう。

時間短縮を許した都議会の重大責任

 1時間に短縮を許した議会の責任も重い。各党、持ち時間10分前後で一体、何が聞けるのか。問題を掘り下げられるのか。

 質問時間が20分とそれでも一番長かったのは自民党だが、追及が甘いどころか、「都財政を再建された功績は大きい」などと石原を持ち上げ、歩調を合わせるのだから、お話にならない。ブッたまげたのは、終了後、報道陣の囲み取材に自民幹事長がこう答えたことだ。

 「真摯に話す姿に感銘を受けた。都政に対する責任、情熱をいまだに持っていらっしゃる」

 公明党以下の追及もぬるかった。本気を見せるなら、各党の質問時間を合算して質問者を1人にしたり、質問を絞り込こんで深掘りする手もあったんじゃないか。結局、どこも夏の都議選に向けたアピールの場という意識が強いからだろう。都民は不完全燃焼で苛立ちが募るばかりだ。

 都政に詳しいジャーナリストの鈴木哲夫氏はこう言う。

 「議会は時間短縮を許可した時点でアウトです。そのうえ、ただでさえ少ない質問時間の3分の1以上を豊洲移転の正当性を主張する自民党が取ってしまえば、石原元知事からロクな回答を得られず、真相解明につながらないのは当然です。議会は百条委をカッコよくつくったまではいいが、その先は質問能力や調査能力が問われる。石原元知事を追及するために、どれだけ備えたのでしょうか」

 メディアも腰砕けだ。百条委の模様はテレビ各局が生中継し、新聞も大きく扱ってはいるが、「政治ショー」の類いで、石原の責任追及には程遠い。有権者ももともと、“石原裕次郎の兄”である慎太郎には甘かった。だから週2、3日の登庁にもかかわらず、4期もの長期君臨を許したのだ。

 石原都政の13年間の悪政の数々は、豊洲問題だけじゃない。1000億円をドブに捨てた新銀行東京、総額5億円の豪華海外出張と、都民の血税を散々、私物化してきた。辞めてしまえば、責任逃れで「部下に任せていた」の一点張り。とことん有権者を愚弄してきた政治屋が逮捕・断罪されないのが不思議なくらいだ。

懲罰的見せしめでトカゲの尻尾切り

 お粗末な都議会百条委を見ると、心配になってくるのが今週23日に予定される森友学園の籠池泰典理事長に対する証人喚問だ。

 こっちも絶望的な結末を迎えることになってしまうのではないか。

 喚問は衆参両方の予算委員会で行われるのに、午前と午後の2時間ずつに分け、無理やり1日に押し込めた。一度にやって、一気に森友問題の幕引きを図る政府与党の思惑がミエミエである。

 そもそも参考人招致ですら嫌がっていた自民党が、「総理を侮辱」という理由で、一転、「証人喚問」提案の恐怖政治。どこぞの独裁国家と同じであり、疑惑解明ではなく、安倍首相を守るための証人喚問というドッチラケになってしまいかねない。

 「証人喚問はもろ刃の剣です。きちんと質疑応答すれば、真相解明に結びつく。新情報が出てきて、証人も真面目に答えれば、いろんなことが明らかになる可能性がある。ところが今回は、自民党が多数をいいことに籠池理事長しか喚問しない。本来なら財務省の当時の理財局長など国会に呼ぶべき関係者は他にもいる。自民党は真相を究明する気が全くないのです。籠池理事長を懲罰的に見せ物にして、見せしめにするのが目的。喚問後に偽証罪に問い、トカゲの尻尾切りをしようというのでしょう」(五十嵐仁氏=前出)

 籠池理事長の独特なキャラに惑わされるが、忘れちゃならないのは、この問題の本質、国有地の格安払い下げ疑惑だ。なぜタダ同然になったのか。小学校設置がスピード認可されたのか。そこに政治家の口利きがあったのか。首相夫妻と関わりの深い案件だから忖度されたのではないのか。それらの解明こそが求められるのに、このままでは20日の石原喚問同様、真相があやふやにされる可能性がある。

 証人喚問をただの政治ショーにしたら、巨悪は逃げ切る。国民はそれを見過ごしてはいけない。籠池理事長の喚問が、安倍追及、独断政治糾弾の始まりにならなければ、権力者とお友達だけが得をする社会が延々と続く。そんな国に未来はない。
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 問題点を絞り野党は共闘して徹底して攻めなければならないのに。
 石原老獪に一本やられた”感がつのる。
 森友問題は籠池理事長じゃなく、松井大阪府知事、迫田国税庁長菅、安倍昭恵総理府人を参考人招致か証人喚問しないといけない。


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国土を廃虚に…戦前の日本と同じ東芝の「生き残り戦略」  【日刊ゲンダイ】
 金子勝の「天下の逆襲」 金子勝慶応義塾大学経済学部教授

 とうとう東芝は、2回目の決算発表延期となった。異常事態である。そもそもの原因は、福島原発事故が起きたのにもかかわらず、安倍政権の“原発ルネサンス路線”に乗っかり、米原発子会社「ウェスチングハウス」(WH)の処理を遅らせたことだ。もっと早くWHにメスを入れるべきだった。早い段階で米連邦破産法11条(チャプター11)にかけていれば、医療機器事業など“優良部門”を切り売りする必要もなかったかもしれない。

 ところが、WHという患部にメスを入れることを避け、次々と収益部門を切り売りする最悪の事態を招いた。本来は、不良債権化した原発部門をできるだけ早く処理し、企業再生を急ぐべきだった。このことは「失われた10年」でさんざん経験したはずだ。役員の1人が「優良部門を手放し、悪い部門を残すのか」と漏らしたらしいが、当然だろう。

 東芝がやってきたことは、ほとんど戦争中の日本と同じである。好転する可能性もないのに、戦力を逐次投入して戦いを続け、国土を廃虚にしてしまった。

 本来、東芝がやるべきことは、WHをチャプター11にかけて清算するだけでなく、東芝本体も「民事再生」の申請をすることだ。民事再生を申請すれば、その後、再生するチャンスが生まれてくる。

 にもかかわらず、民事再生を申請しないのは、アメリカ政府に遠慮しているからではないか。アメリカ政府は、WHがアメリカ国内で建設している原発に絡んで、約9500億円の債務保証をしている。もし、WHにチャプター11が適用され、東芝本体にも民事再生が適用されたら、アメリカ政府は債務保証した約9500億円をかぶる可能性が出てくる。

 資本主義経済では当然のことだが、トランプ政権に気を使っている安倍政権から「民事再生」の申請にストップをかけられている可能性も捨てきれない。

 WHにチャプター11を適用するだけでは、東芝はアメリカ政府が債務保証した9500億円を引き受けなければならなくなる。

 これでは、虎の子の半導体部門まで失ったうえ、今後も重い負債に苦しみ続けて、生き残るのが精いっぱいとなってしまうだろう。
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 東芝も経営者がただただ前任者より上を行こうなど実態をとらえず背伸びをしたのがいけなかった。
 また、原発に関しては日本政府の原発政策、原発神話と電力会社の総括原価方式が無駄な事を繰り返した、のではないか。
 


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「共謀罪」国会提出 市民監視怖さ知って  【朝日新聞】

 犯罪を計画段階で取り締まる「共謀罪」法案が21日、国会に提出された。内心の自由を侵しかねないとの批判は根強く、今後も激しい議論が予想される。警察に監視されてきた市民運動家や労働組合関係者は警戒を強め、抗議の声をあげた。


 岐阜県大垣市の船田伸子さん(60)は、自分が知らないうちに警察の情報収集の対象になっていた経験がある。「このうえ共謀罪ができたらどれだけ怖いか、想像してください」――。21日夜、地元の大学であった「共謀罪」を考える集会で、自身の体験と監視への恐怖を語った。

 病歴情報まで外部に漏らされている、と知ったのは2014年7月。市内の風力発電施設建設をめぐり、中部電力の子会社が岐阜県警大垣署との情報交換の議事録を内部文書にしていた。

 署は施設の予定地で自然破壊や健康への影響を心配する住民の勉強会が始まったことを問題視し、企画した住職や農家の情報を同社に提供。「つながるとやっかい」などとして、勉強会とは無関係の船田さんや市民活動家の実名を伝えた。「病気で、すぐ次の行動に移りにくい」と船田さんの健康状態にまで触れていた。

 船田さんは護憲や反原発の運動にかかわっていたが、13年ごろに体調を崩し、20年以上勤めた法律事務所も休職。風力発電の問題はほとんど知らなかったのに、警察が自分の名前を挙げていたことに驚いた。

 警察庁警備局長は15年6月、国会でこの問題を問われ、「通常行っている警察業務の一環」と答弁。県警も同社も謝罪していない。

 政府は今回の法案について、市民団体や労働組合は対象外としつつ、犯罪を目的とする「組織的犯罪集団」に一変した場合は対象になると説明する。「一変したかをだれが決めるのでしょうか」。船田さんには疑問だ。

 病気については限られた人にしか伝えていなかつた。誰が警察に漏らしたのか、いつも見張られていたのか――。議事録が明るみに出て、疑心暗鬼に陥った。「市民がお互いを信じられなくなる」。船田さんはそれが恐ろしい。


「無関係でも対象」 大分 地元署が隠しカメラ

 大分県別府市にある連合大分の支部などが入る建物。安田士・事務局長が敷地内に隠されていたカメラ2台に気づいたのは昨年6月24日「参院選公示の2日後だった。

 映像を再生すると、出入りする車のナンバーや、車に乗り降りする自身の顔が鮮明に確認できた。動きを感知して録画するカメラで、選挙とは無関係の市民の姿も。矢須田さんは「誰が盗撮しているんだ」と不審に思い、その日のうちに・別府署に相談した。

 大分は、連合の推す野党統一候補と自民党候補による激戦区だった。敷地の建物には、野党を支援する各団体が入っていた。

 2日後、事務所に来た署幹部2人が「カメラは署が置いた」と謝罪した。「警察に撮影されていたとは、不気味だった」。矢須田さんは、組合員の選挙活動が萎縮しかねないと、公表は先送りした。

 監視の狙いは、選挙違反の摘発だった。今回の法案では、「組織的犯罪集団」とは関わりが薄いとして、公職選挙法は対象から外れた。しかし、矢須田さんは「選挙違反の捜査なのに、選挙に関係ない人も監視していた。『共謀罪』ができれば、無関係な人に対する監視はさらに広がるのではないか」と危惧する。

 県警は参院選後の昨年8月、労組の敷地に無断で入ったとして、警視の幹部を含む署員4人を建造物侵入容疑で書類送検した。「建造物侵入という違法行為をしていた警察が、労組や市民団体などが犯罪集団に変したかどうかを判断するのか」と矢須田さんは疑間を感じている。

 同県由布市の気賀沢忠夫さん(73)は、市民団体「平和をめざすオールおおいた」名で法案に反対する声明を出した。「別府署の事件は、共謀罪が成立した後の日本の姿だ」
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 岐阜の大垣で自分が知らないうちに警察の情報収集の対象になっていた件では警察庁警備局長は15年6月、国会でこの問題を問われ、「通常行っている警察業務の一環」と答弁。つまり通常でこういった諜報活動をしていると言う事、共謀罪が通れば大手を振って通報者を募り、スパイを潜り込ませるだろう。
 この大分の警察が労働組合を監視していた件、警察に言わすと見つかったのが失敗で通常の事なんだろう。
 

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治安維持法取り調べで教師死亡 親族「法律悪用、歴史の教訓」  【朝日新聞】

「政府に悪用される可能性がある法律は、必ず悪用される。それが歴史の教訓です」。1987年4月、治安維持法の思想犯として取り調べを受け、死亡した反戦教師の倉岡愛穂さん、親族の勵子さん(82)=京都府京丹後市=は、今回の法案に強い懸念を示す。

 愛穂さんも今の京丹後市出身。軍国主義的教育をよしとせず、子どもたちの自主性や自ら考える力を尊ぶ「新興教育運動」を進めていた。神戸市内の小学校に勤めていた36年、当時の御影警察署に連行された。長期間の拘束と過酷な取り調べの末に死亡。42歳だった。当時2歳だった勵子さんに直接の記憶はないが、首に絞められたようなあとがあり、当局から遺族が「(遺体を)医者に見せるな、死亡通知も出すな、葬式もするな」と厳命されたことを後で知った。

 戦時中は身内の間ですら愛穂さんについて語ることははばかられた。励子さんは「家の中でも油断できない時代だった」と振り返り、「東京五輪を理由にして、暗い監視社会につながる法律を通すのはやめてほしい」と語つた。
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 そこかしこに治安維持法で獄死した人がいることがわかる、むちゃくちゃな法律だった、その再現が共謀罪。
 
 

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悪臭要因は嘉手納基地 北大・松井教授 調査結果報告  【琉球新報】

 【嘉手納】嘉手納町の基地由来の悪臭問題について、実態調査を行った北海道大学の松井利仁教授が21日、基地内の滑走路の南側や旧海軍駐機場に悪臭の発生源があると推定されるとの調査結果をまとめた。町役場で開かれた議員や自治会長を対象にした報告会で発表した。

 風向、風速、騒音、物を燃やした時に発生する「黒色粒子」の量や臭気の高低を表す「臭気レベル」を同町屋良のニライ消防本部で同時に計測した。黒色粒子の量と臭気レベル、風向に相関が見られ、改めて悪臭の原因が基地にあることが裏付けられた。

 調査は15年9月から17年3月までで町が本年度、松井教授に委託し実態調査した。通年の基地の悪臭調査は初めて。調査で「黒色粒子」が騒音レベル上昇に伴い増加することが顕著だったことも分かった。高い黒色粒子が測定されたのは旧海軍駐機場方向から風が吹いた時だった。

 臭気レベルは南風の強風時に常に高濃度であることから、南側の遠方に発生源があると推測された。

 海軍駐機場は1月に基地内で移転し、測定地点から離れたため、移転前後で黒色粒子の量と臭気レベルが共に減少した。黒色粒子の数は大幅に減った。

 臭気レベルは移転後、高濃度がほぼ測定されなくなったが、南風の強風の時は高値が検出される傾向がある。

 松井教授は「今後は複数地点で同時測定しさらに悪臭源を絞り込む必要がある」と指摘した。

 當山宏嘉手納町長は報告を受け「悪臭の存在は分かっていたが、科学的に裏付けられた。来年度は調査地点を3カ所に増やし、さらに調査を深めていきたい」と話した。
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 いずれにしろ米軍が発生源と言う事がはっきりした、米軍に突き付け早期に閉鎖に。
 琉大ではできないのかいな。




 Twitterコーナー、ご参考に

 慶應義塾大学経済学部の金子勝教授のツイッター

 元外務省国際情報局局長、元防衛大学校人文社会科学群学群長の
    孫崎享氏のツイッター

 自由党の 小沢一郎事務所のツイッター

 社民党参議院議員 福島みずほ氏のツイッター

 東京新聞 政治部のツイッター

 東京新聞 ほっとwebのツイッター

 市民連合のツイッター

 関西市民連合のツイッター

 SADL大阪のツイッター

 上智大学 中野晃一教授のツイッター

 法政大学法学部 山口二郎教授のツイッター


 その他、こちらもどうぞ 
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 



昨日の神戸
最低気温   7.9度(23:57) 前日差+0.4度)
最高気温  12.8度(14:29) 前日差-3。7度)

  今朝の神戸最低気温   5.3度 (06:08)  3月中旬並み 平年より1.5度低かった
   、

今日の神戸の
   日の出     6時01分 (昨日 6時02分)
   日の入り   18時12分 (昨日18時12分)

       日の出は昨日より一分早く、日の入りは昨日と同じ

       

 関東沖にあった前線・低気圧は東海上へ、北海道の西に在った低気圧が北海道を横断ゆっくり東へ、中国に在った高気圧は黄海へ。
     
     
 明日の朝、黄海の高気圧が紀伊半島の南へ、北海道の低気圧は根室沖に、台湾沖には低気圧があり東海上へ進む。
     
     
 今朝は晴れ、その後曇り、晴れ、気温はそれなりだが風が少しあり寒く感じた。
 今日の神戸の最高気温は13.7度、昨日より0.9度高く平年と同じだった。
 明日は曇りのち晴れ、朝の最低気温は4.4度、最高気温は13.0度、夜の気温は7.4度の予報、気温はそれなり。


 2日前、大阪中之島にある大阪市東洋陶磁美術館へ台北故宮博物館から来た青磁水仙盆を見に行った。
 連休の最終日と言う事もあってかなりの人出、チケットを買うのに40人くらい並び、展示室に入るのにまた20人ほど。
 結構なお品でした、ただ6点のうち一点は安宅コレクションでした。
 別の展示室に日本人が最近作った水仙盆があったがそっくりな出来でした。
 会期はこの26日まで。

    
 
 




「大阪のおっちゃん」と日本の最高権力者が黒白をつける異例の証人喚問

2017-03-22 | いろいろ

ジャーナリスト田中良紹氏のヤフーニュースのコラムより

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「大阪のおっちゃん」と日本の最高権力者が黒白をつける異例の証人喚問

 永田町には「さすっているようで叩いている」という言葉がある。困っている相手を優しくさすっているように見せて実はそれが相手に打撃を与えていることをいう。

 竹下攻撃で有名になった「ほめ殺し」は嫌がらせであることが誰にでも分かるが、「さすっているようで叩いている」は誰も叩いていることに気づかない。周囲には優しく「さすっている」としか見えない。最近の森友問題でフーテンは久々に「さすっているようで叩いている」政治家の言動を感じている。

 例えば共産党に資料を渡し、その後自ら記者会見を行った自民党の鴻池参議院議員は「籠池夫妻は悪人、安倍夫妻は被害者」と主張し、あくまでも安倍総理を擁護してみせたが、しかしこの会見で森友問題の注目度は大いに上がった。

 しかも籠池夫妻に悪のイメージを塗り付けたことで、籠池氏を「しっぽ切り」するつもりの安倍総理は籠池夫妻に一層厳しく対応することになる。それが籠池氏を追い詰め、裏切られた思いを抱かせ、「窮鼠猫を噛む」ことになったのである。

 その鴻池氏は18日に甲府市で開かれた輿石東元参議院議員の叙勲を祝うパーティに駆け付け、「東京の小池、大阪の籠池、甲府の鴻池」と挨拶して笑いを誘ったという。東京の小池、大阪の籠池は、現在、安倍総理を最も脅かす存在だ。

 笑いを誘いながら籠池理事長を小池百合子東京都知事と同列に置いて見せるところに「さすっているようで叩いているのか、叩いているようでさすっているのか」なんとも絶妙の味わいがある。

 一方の安倍総理には「さすっているようで叩いている」真似は決してできない。この人は叩くとなれば徹底して叩き、力で相手をねじ伏せようとする。一方で自分より強い相手にはすり寄ることしか知らない。

 相手の言い分をよく聞いて調和点を見つける。強い相手の言うままにならないために知恵を絞る。フーテンは長年そうした政治を見続けてきた。そのため安倍総理を未熟な政治家としてしか見ることが出来ないでいる。

 森友問題をここまで大きくしたのは安倍総理自身である。国会で必要以上に気色ばみ自分と夫人の関与を否定し、官僚に無理筋の答弁を続けさせ、それが国民を納得させるより疑惑を膨らませる方向に向かった。

 その挙句に籠池理事長を追い詰め、裏切られた思いの籠池氏は家族ぐるみで反撃するしかなくなる。籠池氏は安倍総理から100万円の寄付金を受領したと暴露した。

 これは何も安倍総理に打撃を与えようとしたわけではなく、自分たちが安倍夫妻の後押しを受けてきたことを訴えようとしただけだと思うが、安倍総理はそれを全面否定し、籠池氏を偽証罪に問うため与党は証人喚問を行うことを決めた。

 ・・・・・。





別Webより   Plus

  作家の菅野完氏に言わせれば籠池氏は「ただの大阪のおっちゃん」だという。それと日本国の最高権力者のどちらが嘘つきかを国会で決着させる展開になった。フーテンには信じられないリスキーな判断である。

 将来の望みを絶たれた籠池氏は国民の同情を引いて再起を図るしかない。そのために国会は絶好の宣伝の場となる。一方、最高権力者の安倍総理が籠池氏をねじ伏せることは可能かもしれないが、それで一体何を得ようとしているのだろうか。

 自民党の二階幹事長は「どこの誰かもわからない人間と総理大臣のどちらを信用するかと言われたら、総理を信用するに決まっている」と語ったが、総理を支持する発言のように見えて、言外に「馬鹿なことになった」というニュアンスを感じた。「さすっているようで叩いている」かもしれない。

 元共同通信政治部記者で岸―福田―安倍の流れを取材してきた野上忠興氏が書いた『安倍晋三―沈黙の仮面』(小学館)を読むと、そこには祖父の岸信介や父親の安倍晋太郎の教えを引き継げないまま最高権力者になってしまった政治家の悲しい姿が浮かび上がる。

 安倍総理が2歳の時から多忙な夫妻に代わって養育係を務めた久保ウメさんの話によれば、安倍総理は小さい頃から「気が強くわがまま」で、絶対に自分の言ったことを曲げない性格だった。

 それが政治家になってからも自分と違う意見を言われると反射的にキレて猛然と反論することになってしまうと野上氏は分析する。

 そして父晋太郎より祖父岸信介を尊敬する安倍総理は、何につけても岸の真似をしたがるが、しかし「力任せではいけない。力の調整が政治だ」という岸とは政治家として対照的だと野上氏は言う。

 フーテンも「岸信介と安倍晋三はこんなに違う」というブログを書いているので全く同感だ。

 そして父晋太郎は秘書官にした息子について「政治家として必要な情がない」と野上氏に語り、安倍総理自身も野上氏のインタビューで「父からは『お前は相手への思いやりが足りない』とよく怒られた」と明かしたという。

 しかし安倍晋三氏は「岸の孫」、「安倍の息子」ということで異例の速さで党幹事長になり、官房長官になってしまう。大臣をやらずに幹事長になり、官房長官になり、総理になってしまったのは安倍総理をおいて他にない。そのため祖父や父親の教えを引き継げぬままになったと野上氏は見ている。

 森友問題に見る安倍総理の異様な対応はそうした弱点を凝縮した結果だとフーテンには思える。そして森友問題は日本政治の力関係に大きく影響する可能性がある。

 永田町には「ポスト安倍」を意識した動きが出始めるように思う。

 そもそも問題の発端は安倍総理と松井大阪府知事の関係にあるとみられているため、安倍政権と維新をつなぐ存在の菅官房長官と、維新とは距離を置く二階幹事長の力関係に影響する。

 また菅官房長官とことごとく対立した麻生副総理との関係も注目だ。鴻池参議院議員は麻生派の大幹部だから、例の記者会見は「ポスト安倍」に麻生副総理を押すための仕掛けと言われたりするのもそのためだ。

 いずれにしても3月初めに「妻の言うことを信じてそれに影響されてしまう権力者は墓穴を掘る」とブログに書いたことが現実になるか、23日の国会は日本の政治史上かつてなく異例の証人喚問が行われることになる。
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