心の旅

やわらぎ住宅(株)の社長によるブログ。

全日会員義務研修会

2012年02月07日 | 仕事
 本日は、栗東芸術文化会館「さきら」で行われました(社)全日本不動産協会滋賀県本部、(公社)不動産保証協会滋賀県本部の会員義務研修会に行ってきました。


 まず最初に(公財)滋賀県人権センター 人権啓発担当のS氏から、
 企業と人権 ~宅地建物と社会的責任~

 につきまして、パワーポイントを使っての講演がありました。

 講師のS氏から会員への質問もあり、興味深く聞かせて頂きました。

 そのお話の中でも、特に私が勉強になったことは、「★差別の社会」、「☆区別の社会」ということでした。

 この違いの特徴は、能力や努力で何とかなるものと、何とかならないものの違いです。
 
 何とかならないものとは、人の属性のなかで、民族、人種、出生地、障碍、性別、骨格、年齢、顔などと説明されていました。

 確かに、これらのものは、自分で選べませんね。

 また、何とかなるものは、生活習慣、趣味、嗜好、思考様式、行動様式、髪型、服装などといわれました。

 また、その中間の属性として、性格、収入、体格、既婚・未婚、使用言語、居住地、職業、宗教、国籍、学歴などいわれました。


 わが社でも、滋賀県が発行している「宅地建物と人権」の冊子を3ケ月に一度、朝礼で読み合わせをして、繰り返し人権意識を高めるとともに、不動産業者として具体的な対応を学んでいます。




 そうした学習においても、本日の「差別」と「区別」の違いの話は、とても本質的で新鮮でした。


 明日の朝礼で社員の皆さんに伝えようと思います。

 Sさん、ありがとうございました。


 その後にありました、滋賀県 土木交通部 住宅課 T氏の「不動産取引トラブル事例と適正取引について」の講演も、最近の実例に基づいたものであり、たいへん興味深くワクワクしながら聞かせて頂きました。

 Tさん、ありがとうございました。