斜里町立朝日小学校 ブログ

子どもの「いきいき」「のびのび」を伝えます

夏休み中盤、学校はこんな感じ。

2015-08-04 | 出来事・お知らせ
暑い日が続きます。子どもたち、ご家族は大丈夫ですか。明日から雨模様だとか聞きました。周りの花もぐったりしています。油断をしたら、枯れてしまうほどです。学校の寒風景だったコンクリート塀の周りは、花でいっぱいです。夏の花、秋の花。ここ2カ月は楽しむことができます。コスモス。ダリア。次から次へと花がつきますから、長い期間楽しめます。

学校に入るまでの通学路も花がたくさん。自然がたくさん。

近所の庭にも色とりどりの花がたくさんあります。子どもたちは、ここをくぐりぬけて登下校します。いいでしょう。贅沢ですね。

せせらぎの音を聞きながら学校に来るのです。こんな学校はあるでしょうか。

私設の美術館が徒歩1分のところにあります。通学路にあります。図工の時間など、北国ならではの美術鑑賞も可能です。


まだ贅沢があります。徒歩3分のところに、博物館。中央公民館。文化ホール。学校のすぐ近くに、こんなに素敵な公共施設が点在しています。担任が使いきれない程です。授業にいくらでも活用できる環境がたくさんあります。500メートルの同心円にすべて入ります。そして、校庭の裏山、校長住宅の裏に、熊が出るぐらい、豊かな自然で囲まれている、こんな学校で、教育ができない、子どもを育てられませんなんて口が裂けても言えません。日本中探してもこんな学校はありません。学校が周りの教育資源を生かしてないだけだろうと言われても仕方がないんだと思います。何とか、地域の「もの」「ひと」「こと」を生かした教育活動を、再び学校あげて取り組みたいと思っています。「これがない」「あれがない」だからできないでは駄目です。与えられたもの、あるものの中で、教育をすることが大切ではないだろうかと考えています。昔なんか、何もなかったんです。あったのは、地域の自然、歴史・文化、我慢強く・人情味あふれる・開拓魂のある住民。それから熱心な教師。純朴な子どもたち。そして、大きな・広い心を持った親。親にしっかり躾の仕方を伝え続けた祖父母。祖先がいたんです。

夏休みだから、学校には児童クラブの子たちしかいません。近所の男の子が木登りにきています。「校長先生いいの?」と聞かれたから、「もちろんいいよ。校長先生が見てる時はいいんだ。遠慮しないで登りなさい。」と言うと、にこにこして登って行きました。桑の実をたくさん手に取って食べていましたよ。学校で怪我でもさせたら親が騒ぐ時代。担任は学校事故には絶対注意すること、と校長からも指導されます。担任の先生たちは軽く「いいよ」と言えないんです。児童クラブの入り口。七夕飾りで子どもたちを迎えています。指導員のアイデアです。子どもたちを大切にしてくれていると思います。ありがたいです。ある子は床に寝て、本を読んだり、ゲームをしたりして、親が働いている間、友達や指導員と一緒に、親が迎えに来るまで留守番をしているわけです。

私の経営する学校は、こんな感じです。素敵でしょ。自然で囲まれた学校です。子どもたちも、保護者も、職員も。みんな素敵な人たちです。だからこそ、「いい教育」を、「本校でしかできない特色ある教育」をもっともっと更新したいと考えてるわけです。