《 机間指導の基礎・基本 》
机間指導は、教師の力量が問われる場である。
目的は次の3つである。
① 個々の状況を把握する
→ 個々の考えの特徴やわかり方、つまずきを見つける。
→ 指導と助言;実態に応じて個別的に言葉かけをする。主にCをBにする。
→ 激励と評価;より高いレベルに上げるために励ましつつ、全員の状況を記録する。 主にB→Aをめざす。
② 全体的な学習状況・傾向を把握する
→ 状況によっては、授業を修正(速度・手順・方法・展開)しなければいけないかの判断をする。
③ この後の授業で使うモデルを選択し、組み立ての戦略を立てる。
→ 直後の全体場面で、学習の質が高まる契機として生かす。
(例)机間指導しながらノートに☆を書いておく。
「ノートに☆を書かれた人起立。書いた意見を読んでください。」
だからこそ、机間指導には座席表が欠かせないのである。