青裸々日記 Aorara Diary

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「自分を許すのは難しい」の本当の理由。

2011年03月24日 07時48分20秒 | 青裸々日記。
大寒桜(東京都江東区)

 こんにちは。
 今日も皆さん、ありがとうございます。



 「自分のことを許せない」
 「自分に厳しく、人に優しくありたい」
 こんな気持ちでいる人に「至らない自分を許しましょう」と言っても、
 なかなか簡単に受け入れられるものではありません。
 しかし私は、「自分を許しましょう」と、あえてお話ししていたいのです。


 人間がすることがいつも必ず絶対に完全無欠なら、
 なんにも言うことはありません。
 しかし、学校のテストですら、どんな優等生でも必ず満点を取るわけではない。
 私達の日常生活では、学校のテストより難しいものがたくさんあります。
 しかも、正誤のハッキリとしないもの、
 短期的に見るか長期的に見るかで正誤が変わってくるもの、
 さらに言えば正解が複数あるけど、どれも一長一短なもの、
 こういった「どうしても完璧にこなすのが難しいもの」は、
 細々と見ていけば星の数ほどあります
 人間の呼吸ですら、「酸素を吸って二酸化炭素を吐く」と言われていますが、
 現実には「窒素の中にあるわずかな酸素を吸って、上手く取り込めなかった酸素を吐き出している」のです。


 さて、そんな「完璧にはこなせない時間」が24時間×365日続くのですから、
 「自分を許さじ!」という態度でいちいち抵抗していては、身が持ちません
 そもそも人間のすることに「完璧」がないのなら、
 「自分をたくさん責めてもなお、完璧に自分のことを責められているわけではない」と、どこかで気づく必要があります。


 そもそも自分を許すためには、自分が悪いことをしたとか、自分は完璧ではないと知らなければ出来ることではありません
 自分が過失を犯していないと思っていれば、
 自分を許す必要性だって、理解するのは難しいこと。
 「自分を許す」というのは、自分に甘くするとか向上心を捨てるということでは、決してありません。

 ただでさえ完璧にこなせないことが、次から次と続いていく毎日です。
 もちろん、拭いきれない罪悪感だって、
 時と場合によってはあるでしょう。
 責任を負う必要がある場面だって、誰しもある。
 そういったことに対処を求められるなら、「どうしても許せないもの」以外に関しては、
 よい意味で自分に対して無関心でいたほうが、かえって過失の処理をしやすいのです。


 自分の過失に気づけるというのは、大切な資質です。
 そしてまた、その資質が花開くのは「自分を許す大切さ」をおぼろげにでも理解した時だと思うのですが、
 いかがでしょうか!?

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