「ストレス解消法」について。

ソメイヨシノの花（東京都江東区）

　こんにちは。
　今日も皆様、ありがとうございます。



　皆さんは、「ストレスを解消する」という時、
　どんなことをしますか？
　だいたい見ていくと、「我慢していたものをする」か「疲れを癒す」かに分類できるものです。
　しかし、どちらの系統にしても、ストレスの解消方法がワンパターンになると、それ自体がかえってストレスになるということは、
　意外に知られていません。


　たとえば、ストレス解消法が「お風呂に入る」しかなかったら、どうなるでしょうか。
　最初のうちは、「はぁ～、お風呂って癒されるなぁ・・」と、気分も良くなるものでしょう。
　でも、「嫌なことがある→お風呂に入る」だけだと、
　だんだんと、癒されなくもなってくると思いませんか。
　「ストレス解消法はお風呂だけ」という状態が一ヶ月も続けば、だいたい疲れるのは目に見えてわかりますよね(笑)


　また、心にも身体みたいに部位があると考えて下さい。
　ストレスにも種類というものがあり、どんな嫌な感情を持ったかで、疲れ方や傷つき方だって違うわけです。
　そこを、同じような方法でストレス解消しても、なかなか心の疲れは取れないと考えるのが自然ではないでしょうか。



　さて。

　私達は普段、理性を持って生きています。
　そしてまた、理性があるからこそ、心を前向きに仕向けたり、なんとか大変な局面を乗り切れたりもするわけです。
　しかし、その分、感情表現を我慢することになりますから、
　どうしたって、精神的には負荷がかかります。
　ここまでは、わかりやすい話ですよね。

　しかしこれ、肝心なストレス解消の場面にも言えるのです。

　真面目で前向きな人にありがちなのですが、いざストレス解消の場面となっても、
　なかなか本音を出せなかったり、上品な方法しか取れず、かえってフラストレーションを溜め込んでしまう・・ということもあるのです。


　ストレスの解消は、色々な種類、かつ、色々なレベルのものをやってみたほうが、元気を取り戻すには早いのです。
　ストレス解消に制限をかけると、フラストレーションになる、
　このことを意識しても、悪くはないと思うのですね。
　ストレスの解消まで「前向き」ばかりでは、疲れないほうがおかしいですよね。


　自分を許すこと、それが、ストレス解消の極意です。
　そのために、優等生的な考えも、たまには手放してみましょうね。