青裸々日記 Aorara Diary

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難しい「優しさゆえの厳しさ」。

2010年08月02日 18時57分58秒 | 青裸々日記。
歩道橋(東京都江東区)

 こんにちは。
 今日もありがとうございます。



 「人に優しく、自分に厳しく」と言います。
 人間、自分がかわいいものですが、
 それを前面に出しすぎてしまうと、
 誰もついてこなくなってしまうからです。

 ただし、「優しさ」にもいろいろとあります。
 たとえば、赤信号を無理に横断する人がいたら、
 「危ないな」と思うし、知人であれば普通は注意をしますよね。
 本人のためを思えば、
 赤信号を無理矢理に横断したあげく危険な目に遭うことは避けてほしいもの。
 だからこそ、「よしよし、気持ちはわかるよ」と言うのではなく、
 注意をして、無事でいてもらえるように理解してもらうわけです。

 例えで出したこの「赤信号」ですが、
 これは比喩的な意味での「赤信号」、
 つまり「それは破ったりしないほうがいいよ」と言えるとはたくさんあります。
 列挙してみると、
 ・マナー
 ・社会常識、通念
 ・相手の評価を下げること
 ・間違えた方向への努力、意識、考え
 ・自分を諦め、腐ってしまう態度
 こんなものをわかってもらいたい場合も、
 やはり「厳しく」注意することが必要になってくることがあります。


 しかし。

 私が思うに、「本当に本人のためを思う」のであれば、
 もう一歩進めた考えが大切になってくる気がします。
 それは、「相手の心境を汲む」ということです。


 「間違えたことをした」とわかったら、
 誰だって落ち込みます。
 自分を責めます。
 そんな中で厳しいことを言っても、
 相手がきちんと受け取ってくれるかは、
 確実には言えないのではないでしょうか

 もちろんその場で言ってわかってもらえるなら、
 それに越したことはありません。
 あるいは、失敗したということを強く認識してもらうことで、
 本人の自覚を促すことができるという側面はあるでしょう。
 しかし、自分を責めるだけ、落ち込むだけ、元気をなくすだけ、
 こんな態度になって、最後には本当に意欲をなくしてしまう場合だってあるわけです。
 なによりも、こちらが言ったことを必要以上に重く受け止められてしまい、
 相手を萎縮させてしまいかねません。


 失敗して落ち込んでいる人は、軽い「うつ」状態にあるようなもの。
 「うつ」の人に激励が禁物であることは知られていますが、
 健常者の軽い「うつ」状態については見過ごされがちです。

 「その程度のヤツ」と言って片付けるのは簡単です。
 しかし、大切なのは本人にしっかり理解してもらうことで、
 屈服させることではないのです。


 そこらへんを理解している人ほど私の周りでは慕われている気がしますが、
 いかがでしょうか。

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