青裸々日記 Aorara Diary

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2012年11月05日 22時49分26秒 | 青裸々日記。
浅草寺の撫子(東京都台東区)

 こんにちは。
 今日も皆様、ありがとうございます。



 私は作曲をやっているのですが、
 「作曲が進まない時」って、どんな時だと思いますか!?


 答えは、「しっかりと作ろう!」という意気込みが強すぎる時です。


 ちょっと、意外でしたでしょうか!?
 普通はヤル気があるに越したことはないはずなのに、
 現実には、私の感覚で言うと、70%くらいの気持ちでダラダラ始めたほうが、
 取り掛かりも早いし、なぜか完成度も上がるのです。
 なんでかって言うと、最初から完璧にやろうとすると、全体像が見えなくなってしまうからなんです。


 作曲は、真面目にやると、途方もない作業が必要になります。
 だから当然、細かい部分にも気を回さないと、曲にならないわけです。

 でも。
 じっくり進めるやり方がないわけではありませんが、
 結論から言うと、最初にリズムやメロディなどの骨組みを作ったほうが、圧倒的にいいのです。
 細かい部分は後でなんとでもなるからです。
 全体像もおぼつかないままに、
 ちょっとした不協和音やあるパートにいつまでもこだわっていると、
 基本的に、後で作る意欲がなくなるのです。
 なぜなら、骨組みもなしに最初からこだわりながら進めると、
 曲をどのように仕立て上げるかの行程、ひいては曲の色や空気、形がわからなくなるのです。



 そして、です。

 このまず適当にでも骨組みを作っておけばいいというのは、何も作曲だけの話ではありませんよね。


 あらゆる創作事はもちろん、仕事でも、人間関係でも、
 だいたいこうしたい、という目標や方向性から決めていったほうが、話が早い場合が多いのです。
 最初から細かい部分にこだわって落胆したり、取るに足らない部分に血涙を流して取り組むほど、
 全体像がボヤけ、ひいてはそれが、やる気そのものをなくす原因にもなるのです。
 それに、長い目や広い目で見れば順調なのに、ちょっとしたことが気に入らないからと言って、いちいちフラストレーションを抱えて進めなくなっているようでは、
 自分から可能性を下げてしまうことにもなりかねません。



 こだわることには、こだわっていい
 でも、だいたいを合わせてから、細かい部分を気にしたほうが、
 全体を見ながら直せますから、より楽に、適切に、目標に向かっていけるようになるのです

 逆に言えば、愚にもつかないようなことにこだわる時、それは、目標を見失っている時でもあるのです


 「だいたい合っている」というだけで、何かを始める土台としては十分過ぎます。
 安心して、大雑把にやりましょう。

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