青裸々日記 Aorara Diary

真面目で一生懸命な人に寄り添うブログです(^^/
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精読しましょ。

2012年03月30日 23時57分58秒 | 青裸々日記。
代々木公園の河津桜(東京都渋谷区)

 こんにちは。
 今日も皆様、ありがとうございます。



 素晴らしい本や、勉強になる文章があったら、
 ぜひ何回も読んでみましょう。
 何回も読むと、理解度が上がるだけでなく、実際に実になることも多いからです

 文章に限らずなんでもそうですが、人間、誰しも自分の体験をベースに、物事の判断をしたり、感じ取ったりするものです。
 たとえば、J-POPの歌詞の書き方なんかがそうでしょう。
 歌謡曲であれば、「雨の勝鬨橋で傘を…」などと具体的な言葉が登場するものですが、
 J-POPはたいてい、「この気持ちを何と言えばいいか教えてよ」みたいな抽象語が使われますよね。
 これには理由があって、「抽象語だと、聞き手の体験を重ねやすい」からなんです。


 そして、これと全く同じことが、文章にも言えるんですね。

 それまで多くの体験をしてきた人が、文章を読んで感銘を受けたとします。
 もちろん、本や文章を読んで勉強しようというだけでも、かなり素晴らしい。
 でも、一度読んだだけでは、頭に定着しにくいのも事実なんですね。

 何かを読んだ後も、人生は続いていくわけです。
 そうすると、さらに色々と体験を重ねていきますよね。
 つまり、読んだことを現実と重ねて、自分の手で検証できるわけです。

 しかし、検証しているうちに、自分で読んだ内容が薄れたり、ズレてきたりと、
 一度読んだだけでは、せっかく読んだ内容が、役立たなくなるのです
 「この部分はこれこれこういうことを言っているんだな」と、自分で振り返って、確認できなくなってしまうのです


 せっかく勉強したり、心を磨いたり、耕したりしているんです。
 そして、せっかく感銘を受けたり、心が軽くなったり、元気になっているんです。
 だったら、実にできるのに、一度読んでそのままにするのはもったいなさすぎます。



 自分の好きなものなら、読めば読んだだけ、必ず実になります
 自分の体験と文章の示唆から、行動や考え方が変わっていくからです


 最後に。

 私みたいにたくさん文章を書いている人がこういう話をすると、「自分の文章をたくさん読んで下さい」みたいに取られそうですが、
 もちろん、私のものに限らず、いいものはいい、悪いものは悪いのですから、
 皆さんが好きなものをどんどん読んで下さいね。
 でも、その一員に加えていただけたら、やっぱり嬉しいかな、というところです(笑)

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