のんびり起業を目指す日々

好きなことを勉強しながら、のんびりとお惣菜屋さん開業をめざす毎日です。

何故お惣菜屋さんを始めるのか

2016-08-26 06:19:51 | 日記

 皆様おはようございます。

 

昨日は、突然登場しまして失礼いたしました。

今日は、あらためて、なぜお惣菜屋さんをしたいのかということについて書きます。

 

私は、15年くらい前まで、埼玉で回転ずしのお店で働いていました。

すしと名乗る由来でもあります。

厳しい上司の元、沢山のお客様に覚えてもらうようになり、接客の仕事の楽しさと少しの自信をつけさせていただきました。

しかし、その仕事は、家の事情により続けられなくなりました。そして稼ぐために、もう一つ趣味で好きだった事、車の運転の仕事の世界に入ります。

経験を積むにつれ大きい車の仕事に変えていき、最後はタンクローリーに乗っていました。

そのタンクローリーの仕事は、わりと待遇が良く、家のお金の問題も解決していきました。

さて、8年かけてその問題が解決した時考えました。

このまま安定した仕事としてこれを続けていくのか、それとも自分の好きな道に戻るのか、しかし、飲食業のブランクは相当のものになってしまいました。

悩みながら働いているうち、待機時間などに車の中で読んでいた、デールカーネギ―「人を動かす」に出てきたこういう話がありました。

建設的な考えでするような仕事をしていた人が、何かの事情で安定した職に就き、しかしながらそこで、安定した仕事にもかかわらずぐちばかり言っている同僚に囲まれ心の病になってしまいます。

そして、結局元のような仕事に戻り心の病も治ったというような話があり(あってたかな?)、当時の自分と重なりました。

そこから元の世界に戻ると決め、勉強をしながらお金を貯め、時期を待ち、今の状況へと進みました。

10年ぶりに接客をしたときは、もう昔のカンも全部なくなっていましたが、涙が出るほどうれしかったです。

さあその販売の類の仕事、生産性が低いなどと言われていますが、仕事の魅力はそれだけではありません。

お客様の要望、感覚はいろいろで、うまくすべてに対応するというのは一生ものでありますが、やりがいのある仕事であります。

私は、自分のできる限りの知恵などを生かして、ゆくゆくは若い人に一人でも自分の若いときのような自信をつけてもらって、さらに外へ出て高いところを目指すなり、そのままその道で頑張っていく、そういうことのお手伝いがしたいと思っています。

まずはその一歩へというのが今の状況であります。

まずは、自分ができる限りのことをやっていって、できないところは志を同じくする方に力をかりて、最初の目標へ向かっていきたいと思っています。

この秋はそこへの動きを沢山起こしていきたいと思っています。

 

今日はなぜお惣菜屋さんをやるのかについて書きました。

 

それでは、皆様良い1日を。

 

 


新横浜に野菜を売るおじさん現る

2016-08-25 06:06:36 | 日記

 皆様おはようございます。

 

 日曜日の山古志の人々の笑顔で復興というものを感じていたと思ったら、遠くイタリアでは地震で大きな被害があったようです。

被害が広がらないことを願います。

 

 さて、先日、人様の事業故、告知はかなわなかったのですが、新横浜にて野菜ソムリエとしての野菜販売の見習いをさせていただきました。

野菜ソムリエとして販売をしてみて、どう料理したらいいのか?煮てもおいしいのか?いつまで日持ちするの?

等様々な質問を受け、私の知る限りのことでお答えしてきたのですが、納得して頂けたのでしょうか?

こういった素材を売るというのは、出来上がった調理品を売るのとはまた違ったお客様の要望があるのを感じました。

次回までにはまた、野菜のいろいろな調理、可能性、栄養価など、またご期待に応えられるように勉強しておかなくてはと感じました。

今回お買い上げいただいた新横浜の皆様、本当にありがとうございました。大感謝です。

 

こちらが販売時の様子であります。本人のみの販売画像は許されておりますので公開いたします。

すしの世を忍ぶ仮の姿、野菜ソムリエの井上信人と申します。未熟者ですがよろしくお願いいたします。

 

今回は初めてですので、社長がついての販売でしたが、本業と並行して業務につける現場があれば、レギュラーとして定期で販売することが、もしかしたらあるかもしれません。

野菜ソムリエの活動は多岐にわたり、本業もある故、またこういった機会ができるかわかりませんが、その時はよろしくお願いいたします。

次は、あなたの町に現れるかもしれません。

 

最後に一言、イメージと違ったらごめんなさい。

 

それでは、皆様良い1日を。

 


山古志の風景とお話し

2016-08-24 08:52:51 | 日記

 皆様おはようございます。

 

 今朝は涼しくて夏の終わりのような朝だったのですが、今時分になると気温が上がってきたようです。

残暑はもう少し続きそうですね。

 

 今日は山古志の風景と野菜以外の話です。

まずは風景から。

 

まずは、種す原地域で朝時間を潰しているときに撮ったもの、道には栗が落ちていました。

 

こちらは池谷地域周辺。

 

長岡市の山古志支所(役場)から少し西の直売所の絶景ポイントにて。

写真に写っている向こう側の地域は、車でおそらく10分ほどでいけます。

つまり全体が地形がかなり高低差の激しい土地になっています。

遠そうにみえて近くなのです。

パンフレットにこの山古志の風景を箱庭のようだとたとえる人がいると言うのが良くわかります。

 

 さて、昨日も書いた直売所、野菜のほかにもいろいろな話が聞けました。

この土地は道も高低差があってマラソンの特訓ができそうだ、と思っていたら、あるトンネル近くの直売所で大学駅伝の強豪が合宿に来ているという話が聞けました。

個々の一番元気なお母さんは、息子さんがある大手航空会社の一級整備士で頑張ってきて、今は出世されて私の住んでいる町のマンションに住んでいるとのこと、不思議な縁だと思いました。

 

またある直売所では、今年の天候の話。雨がなかなか降らないと嘆いていました。空を見ていると雨雲が近くの山まで来てなくなってしまうそう。

長野の方から来て十日町あたりを通ってくる雲の流れなんだよねぇ、と言っていました。

ダイナミックな表現に感心してしまいました。東京に住んでいるとビルばかりで遠くの雲は見渡すことはできません。

 

道中のダムもこんな感じでした。

 

そして役場内の直売所では、小学校1年生の男の子がおばあちゃんのお手伝い。

両親は旅行に行ってしまったそうです。

よその人は興味があったのか、慣れてくると電卓の使い方を教えてくれたり、オリンピックで卓球の話をしてくれたり。

びっくりしたのは、今どきの子は家族の携帯暗証番号を知っていて、解除してしまうんだとか。

早起きしないとボクが使っちゃうよぉ!なんて言っていました。でも、全然憎めない。いたずら程度にしかいじらない感じです。

 

山古志ではたまに言われることがあって、ここでもおばあさんが言ってくれたことがあります。

震災の時はどうなるかと思いましたが、こうやって笑って毎日暮せてうれしい、皆さんのおかげです。

私は中越震災の時は何もできていないので、ただ聞いてうなずくだけになります。

でも、本当に皆自然に笑って話をしてくれて、復興というのはこういう皆が笑って暮らせる所までくることなのだなと思いました。

 

今日は、山古志の風景を中心に書きました。

 

それでは、皆様良い1日を。

 

 

 

 


山古志で野菜の話

2016-08-23 09:12:28 | 日記

 皆様おはようございます。

 

 昨日は、うっかり良い1日をと書き込んでしまいましたが、台風の影響が大きい1日でした。

今回は、埼玉の河川で特に影響があったようで心配であります。

小畔川(こあぜがわ)や不老川(ふろうがわ)、入間川と若いころになじみのある地域が避難勧告など強い警戒情報が出ていました。

氾濫してしまった場所もある様で、今日のこれからの雨の予報も含めて経過が心配です。

 

 さて、今日は昨日の続きで山古志の野菜の話。

今回は、地域によっては閉まっている売店もあったのですが、4つの直売所で話をしながら買い物ができました。

今年はナスがでっかくなるんだ、去年栽培した細長いかぼちゃの種を取って今年育てたら、いろんな形のかぼちゃができてきたんだ。

などの野菜栽培の話や、浅漬けや油いためなど野菜の料理の話。試食もできて山のお母さんの味になるほど、とうならされました。

かぼちゃは、味が強くつかなくても素材の味が主張してとてもおいしいし、小さな梨ナスの浅ずけは皮が柔らかく、一口食べてかみしめると中のナスの甘みが広がってきて、えぐみが全くありません。

お母さんたちの話では、とれたてが一番おいしくて時間がたつと皮が硬くなってくるねぇ、ということでした。

こういう感覚は山のお母さんたちの感覚で、言葉一つ一つ勉強になりました。

また、こういうものを東京でということは輸送の数時間で品質も変わってくるので、実現は難しいことだと思います。

けれどその味を知っておくということは、大切だと思いますし、今回知ることができて感謝でした。

 

これは話にあったかぼちゃの中の2種類、コリンキーの形や細長いもの、他にも西洋かぼちゃ型やスイカのように丸くて大きいものも。

みーんなおんなじ味だよ~と言っていましたが、本当?と思ってしまいます。

 

これはコリンキー型 これは細長い方

断面はこんな感じです。

 

これは、なす。巾着茄子系でしょうか?品種について聞くと販売していた方は、男だからよくわかんね~、と言っていました。

けれどこういった土地の野菜は種を地域で紡いで引き継いでいっていることが多く、ある意味正確にどういう品種かということは良く調べないとわからないということも正解かもしれません。

 

こういった縛ったままのタマネギもありました。

 

明日は、山古志の風景を投稿しようと思います。

予告していた私の正体の出現は諸般の事情でまた、次の機会に。

 

それでは、今日は関東等では午後の雨に気を付けましょう。

また、明日。

 

 

 


山古志の野菜といえば、かぐらなんばん

2016-08-22 06:19:17 | 果物 野菜
皆様、おはようございます。

今日は、台風の影響が心配ですね。
まだ、今の時点では風が無く、交通の影響が出ないようなので、早めに仕事に出る事にしました。

さて、今日は昨日の予告通り、山古志の野菜をご紹介します。
何と言っても最重要品目は、「かぐらなんばん」です。
ピーマン類はトウガラシと同じ種類でありみな辛味のあるものでありました。
そこから辛味のないものに改良したのがピーマンになります。
その辛味を残したまま、この山古志を中心とする地域で受け継がれてきたのが、かぐらなんばんになります。



買ったものはこちら。
未熟の緑の物です。これが熟してくると赤くなり、辛さが和らいで甘みや酸味が出てきます。
また、赤と緑、二色一緒に料理に使うと、彩り良く仕上げる事ができます。

今回直売所で頂いたのは、なすのきんぴらやミョウガの油炒めに薬味的に使われていました。
記憶していたよりも、ぴりっと辛味が強く効いて頭もぴりっとするよう。
この辛さは中のワタの部分の方が強く、子供向けに作る時はわざとワタは取ってしまって、肉詰めなどにして食べさせるようです。

料理の時には気を付ける事があって、汁が目に入って大惨事にならないよう(私はトウガラシで経験あり)、手袋をしたり、保護メガネをするようです。

そして大事な事がもう一つ。
この雪国山古志では、冬の間でも食べられるよう、かぐらなんばんを塩漬けにするのです。そして都度塩抜きをして食べ、冬の野菜不足を補う一助になっています。



こちらは五月に買った塩漬けのものです。

つまりほぼ通年この野菜を食べる事が出来るのですね。
正に山古志といえば、と言える野菜です。

形はゴツゴツとして、色は深く艶があり、風味はぴりっと強い辛味の中にも旨みがあって。
食べるとお腹の中からぐつぐつと元気が湧いて来るような、そんな野菜です。

関東では、百貨店や大手スーパーなどでも山古志を始め、長岡地域の生産した物が手に入る事もあるので、見かけたら是非お試しください。
一例として表参道の新潟のアンテナショップでも、先日見かけることが出来ました。



新潟館ネスパスさん。
購入したい日に売っているかは、それぞれお問い合わせ願います。

(追記:8月23日問い合わせたところ、はっきりした事は言えないが、当日は置いてあり、入荷はもうすぐ終了になる予定とのお話しでした。)


昨晩は家に着いてから、山古志で良く作られるかぐらなんばん味噌の味の構成を参考に、みそ大さじ1、みりん大さじ1、酒大さじ1、砂糖をいつもより気持ち多く大さじ1と半分の味付けで豚こま、玉ねぎと一緒に炒めました。



こういった炒め物にピーマンのように使ってもとても美味しいです。

それでは皆様、良い1日を!