成り行きアラカルト日記

人生は成り行きでありますが、日日是好日と考えて、日々の出来事を凡人の視点でアドリブ的に記載したいと思っております。

映画「戦場のピアニスト」を観ました

2007-05-19 23:38:29 | 映画
 以前テレビ放映された時に途中で用事が出来てみれなくなったことがありました。今夜、ケーブルテレビの映画放送でやっていたので観ました。公開の時は観れずに今まで。主人公をシュピルマンを演じたエイドリアン・ブロディがやはり良いですね。
 良い映画でありますさすが第55回カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞作品。

 詳しい内容はこのサイトが面白いし、分かりやすい。

 ストーリー展開も実話に基づいて目が離せないが、映画で主人公が弾くショパンの曲が一段と心に響く。
 その曲は以下のごとくである。・・・・

劇中で演奏されたフレデリック・ショパンのピアノ曲
オープニング・・・『夜想曲第20番嬰ハ短調[遺作]』
カフェの専属ピアニストとして身銭を稼いでいたシュピルマンが、ドイツ軍の砲撃を受けるラジオ局で演奏。
クライマックス・・・『バラード第1番ト短調作品23』
廃墟のワルシャワでドイツ軍の将校であるホーゼンフェルト大尉の求めに応じ演奏。使用ピアノは「Perzina」。
エンディング・・・『アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調作品22』
『華麗なる大ポロネーズ』の部分をオーケストラによる伴奏で演奏。使用ピアノは「スタインウェイ」。
※演奏はいずれもヤーヌシュ・オレイニチャク(ピアノ)、ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団(指揮:タデウシュ・ストゥルガラ)・・・・

 いろいろな受賞をしているが・・・

75回 アカデミー賞
受賞・・・監督賞/脚色賞/主演男優賞
ノミネート・・・作品賞/撮影賞/編集賞/衣装デザイン賞
第55回 英国アカデミー賞
受賞・・・作品賞/監督賞
ノミネート・・・脚色賞/主演男優賞/作曲賞/撮影賞/音楽賞
第28回 セザール賞
受賞・・・作品賞/監督賞/主演男優賞/撮影賞/作曲賞/音響賞/美術賞
ノミネート・・・脚本賞/編集賞/衣装デザイン賞
第55回 カンヌ国際映画祭 パルム・ドール




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8 コメント

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観ましたよ ()
2007-05-20 00:44:05
私は随分前にビデオで観ました。
戦争の最中、彼が弾くピアノの音色が兵士の心を癒してくれる・・・そんな映画だったですかね?


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藍さん、少し違いますが・・ (ウフフマン)
2007-05-20 14:45:43
あのナチスの迫害をサバイバルして生き残ったピアニストの苦難と苦悩でありますが、最後にドイツ軍将校に見つかりその将校が弾いてくれての希望で奏でるショパン。その将校に助けられ生き逃れるわけですが、最後のオチに、助けた将校はソビエト軍につかまり病死するんですね。戦争の中で単純に良いもの、悪いものはなかなか決めるようなことができないということが分かります。しかし、個人の気持ちと国家の流れが矛盾するときは、どうすれば良いのか?を考えました。
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めでたし・・・ (けい)
2007-05-21 10:01:20
とい結末を思い描いていたわたしには その将校がつかまってしまうのが ちょっと驚きでした。でも 逆にそれがいいのかもしれませんね。めでたしめでたしばかりが現実ではないのだという。ビデオで見て 音楽の美しさにただただ聞き惚れました。
たったひとりで生き延びていく孤独感 どんなものがあったのかと思うと、辛いものがありますが、戦争に負けない「人を感動させるものがある」ということは 人間もまんざら捨てたもんじゃないなと感じましたね。
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めでたし・・・ (けい)
2007-05-21 10:01:21
とい結末を思い描いていたわたしには その将校がつかまってしまうのが ちょっと驚きでした。でも 逆にそれがいいのかもしれませんね。めでたしめでたしばかりが現実ではないのだという。ビデオで見て 音楽の美しさにただただ聞き惚れました。
たったひとりで生き延びていく孤独感 どんなものがあったのかと思うと、辛いものがありますが、戦争に負けない「人を感動させるものがある」ということは 人間もまんざら捨てたもんじゃないなと感じましたね。
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すみません (けい)
2007-05-21 10:06:44
ひとつコメント削除してください。
なんか間違ったみたいです。ほんとにおっちょこちょいの私です。
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ウフフマンさんこんにちは。 (kei-olive)
2007-05-21 12:14:27
戦場のピアニスト・・・タイトルからとても魅かれるものを感じる映画ですね。是非いつか見てみたいです。悲惨な戦争の真っ只中にいる兵士たちを癒すピアノの調べと、それを演奏するピアニストの心情が感動的なヒューマンムービィに仕上がっているのかな?そんな気がします。
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けいさん、そうですね、終わりが又・・・ (ウフフマン)
2007-05-21 22:39:13
なにやら、悲しいような話がついています。国家と民族問題は難しいですが、個人そのものの中には、それらを超えるような人間的な暖かさがあるのが救いの映画です。戦争場面や虐待場面もくっきりと描かれて、人が死ぬ場面もあっけないぐらいで、驚きますね。生き延びる意志、そして孤独感、絶望感、しかしそれを乗り越えようとする努力が「希望」なんでしょうか。その表現の一つが「音楽」なのかもしれないですね。
 このような映画をみると、僕は、ヴィクトール・フランクルを思い出しますね。

ヴィクトール・フランクル 年譜
1905年ウィーンに生まれる。ウィーン大学在学中よりアドラー、フロイトに師事し、精神医学を学ぶ。ウィーン大学医学部精神科教授、ウィーン市立病院神経科部長を兼ね、「第三ウィーン学派」として、又独自の「実存分析」を唱え、ドイツ語圏では元々知られていた。フランクルの理論にはマックス・シェーラーの影響が濃く、マルティン・ハイデッガーの体系を汲む。第二次世界大戦中、ユダヤ人であるが為にナチスによって強制収容所に送られた。この体験を『夜と霧』に著した。極限的な体験を経て生き残った人であるが、ユーモアとウィットを愛する快活な人柄であった。1997年9月歿。

ヴィクトール・フランクル 関連用語
意味への意志
態度価値
ロゴセラピー

ヴィクトール・フランクル 著作
『夜と霧』
『それでも人生にイエスと言う』
『宿命を超えて、自己を越えて』
『「生きる意味」を求めて』
『制約されざる人間』
『意味への意思』
『意味による癒し ロゴセラピー』
『苦悩する人間』
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kei-oliveさん、こんばんわ! (ウフフマン)
2007-05-21 22:48:54
タイトルからは、音楽の癒しのようなストーリーかなと思いますが、全然違うのですねえ。1人のピアニストがナチスの迫害から生き残る物語なのですが、その過程で色々なことが起こり、人間模様が出てくるわけです。フランクルの『それでも人生にイエスと言う』の中の言葉でもないですが、絶望の時、人は人生に意味はあるのか?と問いかけますが、逆に人生が個人に意味を問いかけてきていて、個人がそれに答えをだすということですね。この映画の主人公はまさに生き切ることで答えをだしたのだと思います。その答えが最後に音楽にのったのを観客が感じたから感動したのでは?良い映画だと思いました。
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