カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

【初・インドの道】 ~アジャンター~

2005年02月04日 22時17分00秒 | 西インド / WEST INDIA
■ ホテルがない ■

アジャンターでは、遺跡の入り口にある政府系のロッジに宿泊する予定でいた。
チェックインして、ゆっくりと遺跡を堪能する計画だった。
しかしなんと! そのロッジは改装中で営業していなかった。
これには困った。その他の宿泊施設を知らなかったのだ。

するとバス停に座っていた、おっちゃん連中が声をかけてきた。

 おっちゃん:「いいホテルを知っているから、連れて行ってやる。」
  私たち :「ホテルあるの?」
 おっちゃん:「カナイヤ・クンジだ。」
  私たち :「金井くんち?(金井くんって誰だ?) どこにあるの?」
 おっちゃん:「ファルダプルだ。」
  私たち :「それってどこ??」
 おっちゃん:「一緒に行ってやるよ。」

このあたりの人はいい人だと思っていたので、連れて行ってもらうことにした。
バス停から乗り合いジープが出ていた。アジャンターからファルダプルまで5ルピーだ。
この値段は破格だ。おそらく現地の人の価格だろう。
田舎の人はスレてないので、最初は「10ルピー。」(それでも、たった10ルピー)と
倍額でふっかけてくるが、「5ルピーでしょ。」と言えば「5ルピー。」になった。

このおっちゃんも、ホテルまで案内してくれたが、お金をくれとは言わなかった。
やはり北インドとは、別のインドのようだった・・・。

ホテルは「金井くんち」ではなく(当たり前)、「KANHIYA KUNJ」だった。
  (写真は、ホテルの看板と前の道路。)

               

H子さんとオーランガバードのユースホステルで同宿だった、日本人と韓国人の男子四人組も、
今日は同じくアジャンターへ行ったようだ。アジャンターに泊まれるホテルが無いのだから、
おそらくこのファルダプルまで戻ってくるに違いない。
もしかすると同宿になるかもね、と私たちは話していた。

ホテルはエアコンも無く、水シャワーしか出なかったが、牧場の中のロッジのような感じだった。
1泊150ルピー。ベジタブル・レストラン完備でチャパティが美味しかった。
ランチを食べてから、アジャンターへ乗り合いジープで向かった。

観光をしてホテルに戻ったのが17時頃だった。予想どおり、男子チームも同宿になっていた。
おかしい事に、バス停にいた親切なおっちゃん連中に案内されて来たそうだ。
今思うと、あのおっちゃん達は、客引きだったのかもしれない。

その夜は、にぎやかな夕食になり、夕食後は体調が悪い二人は先に休み、
残った四人で深夜まで、ペプシやミネラルウォーターを飲みながら話し合った。
つかの間の楽しい宴だった。

明日は皆、違うルートへ出発するのだった。
私はムンバイへ向かうために、ブサヴァルと言う町へバスで行く。
H子さんは、バス停まで一緒だが、別の町へ行く。
男子チームは、再びアジャンターへ向かうのだった。

Have a nice trip!
コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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いいですねー! (SHANTI)
2005-02-05 00:59:43
こういう旅先での出会いが多いのも、インドの魅力ですよね。

私も独り旅のはずが、ナンだカンだで一人の時間は少なかったなあ。



出発前は『独りでまったりしてやる!』と意気込んでいたのにいざ現地では、やっぱり人恋しくなりまた、人に癒されるのだな・・・。



スミマセン、語ってしまいました。
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>SHANTIさま (suntosi)
2005-02-07 21:02:36
「旅は道連れ」と言いますもんね。

同じ旅行者であれ、現地人であれ、

景色であれ、食べ物であれ、

出会いはいいもんです。

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