カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

「解放者 特殊捜査班カルテット2」

2022年06月14日 21時52分59秒 | 本 / BOOKS

大沢在昌のカルテット・シリーズ第2段。
前編でグループとして認めあった3人であるが、
男2人に女1人であるからして想像はできる。

憎しみだけで生きて来たタケルはカスミに惚れてしまう。
ホウとてグループ存続を第一に考える事で抑えてはいるが、
カスミに惚れている。カスミは二人の気持ちに気づいているが、
グループを存続させ自分の目的を果たすために上手く利用する。

カスミは何者なのか? カスミの父親である藤堂は、
国際的な犯罪者であり、クチナワが追っていた。

ある日カスミは自分の隠された部分を伝えるため、
タケルとホウを誘って山奥にある麻薬中毒者の更生施設へ向かう。
主宰者の郡上はかつては藤堂の右腕と言われた男だった。
今でも藤堂とつながりがある郡上から情報を得ようとしたが、
何者かによって施設は爆破され郡上も殺されてしまう。

藤堂の組織はタケルの家族を惨殺した犯人と繋がりがあり、
父親を追い詰める事はタケルにとっても厳しい局面になる。

クチナワは次の捜査を指示する。
解放者と呼ばれる集団がゲリラ的にイベントを行い、
薬物を配布している。首謀者は誰なのか?

タケルとホウはカスミとは別のルートで潜入する。
一方カスミはホウの友人のダンサーに惚れてしまい、
そのルートから潜入していくが、タケルとホウはカスミが
捜査のためでなくダンサーと男女の関係になった事で、
裏切られたと思ってしまう。カスミも後ろめたさから、
二人とは距離感ができてしまう。

解放者には莫大な資産と後ろ盾を持つ女性がおり、
一見その女性が首謀者と思われていたが実は当然の如く、
ヤクザが絡んでいた。ヤクザは藤堂の行方も追っており、
娘のカスミを人質に取ろうとする。

カスミを助けようとするタケルに藤堂から電話があり、
タケルは飛び込んで行くがカスミは流れ弾に当たって
負傷してしまう。間一髪でクチナワが現れ事件は解決するが、
カスミを乗せた救急車が忽然と消えてしまう。

続きは第三段「十字架の女王」へと続く!

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