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カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

大英博物館ミイラ展

2022年01月06日 21時20分59秒 | 日記 / DAIRY

上野の国立科学博物館で展示されている特別展であるが、
ちなみに1月12日までなのでお早めに。

イギリス・ロンドンにある大英博物館には800万点もの
所蔵物がある(大部分が植民地からの略奪と言われている)。
エジプトゾーンには、なんと!6000以上の遺体があるそうだ。
と言う事は・・・今回6体展示されているのだが、
ごくごく一部と言う事になる。

 

最近はCTスキャンで性別や年齢や健康状態まで判ってしまう。

内部はほぼ撮影禁止であるため、展示物の写真はWEB上から、
説明はイベントHPより拝借した。

こんな風にCT映像とCGを組み合わせ、
非常に解りやすく解説しているVTRも流れている

①アメンイリイレト:テーベ(現在のルクソール)
 紀元前600年頃のカシュタ王の娘の所領を管理していた役人。

 男性、推定死亡年齢:35〜49歳、推定身長:164.3 ± 2.9 cm
 病名:癌、心血管疾患、歯科疾患、椎骨の病変

②ネスペルエンネブウ:テーベ(現在のルクソール)
 紀元前800年頃のカルナク神殿の神官。

 男性、推定死亡年齢:35〜49歳、推定身長:165.8± 2.9 cm
 病名:心血管疾患、歯の強度な摩耗と歯科疾患

③ペンアメンネブネスウトタウイ:テーベ(現在のルクソール)
 紀元前700年頃のバステト神などを祀った神殿に仕える神官。

 男性、推定死亡年齢:35〜49歳、推定身長:167.8 ± 2.9 cm
 病名:心血管疾患、歯科疾患、椎骨の病変 

④タケネメト:テーベ(現在のルクソール)
 紀元前700年頃の既婚の女性。

 女性、推定死亡年齢:35〜49歳、推定身長:151.5 ± 2 cm
 病名:心血管疾患

⑤ハワラの子供
 紀元前300年頃、頭部の布に男の子の肖像画が描かれている事から、
 裕福な家庭の一員だったと想像される。

 男性、推定死亡年齢:3〜5歳、推定身長:81 cm
 病名:特になし 

⑥グレコ・ローマン時代のハワラの若い男性
 紀元前100年頃。

 男性、推定死亡年齢:17~18歳、推定身長:162.9 cm ± 2.9cm
 病名:特になし 

包帯(布)で何重にも巻かれたミイラは3重の木棺に入っている。
手前は一番外側の物でかなり大きい。細かい木片を組み合わせて
作られている事がよく見ると解る。ガラスケースに触ると、
スタッフに注意されるので気を付けられたし。

江戸時代(1673年)にオランダ船がエジプトから、
ミイラを持ち込んで来て売ったらしい。それを・・・・
薬として食べたり、服用していたそうだ。

これは(私が撮影しようとした注意された)猫のミイラである。
阿波・徳島藩の18代当主:蜂須賀はちすが正氏まさうじ氏がエジプトで入手した物。
言い訳としては、ケースに撮影禁止のマークがなかったからだが、
全面禁止だと言う事である。当然か・・・。

と言うわけで、久しぶりにインド以外の博物館に行ったのだが、
展示方法も良く、説明もよく解り、感心した。

 

 

 

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