カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

オリィッシー舞踊公演

2008年02月28日 22時15分59秒 | 音楽・舞踊 / MUSIC & DANCE
3000年前から東インドのオリッサ州に伝わる
生きた彫刻とも呼ばれる古典舞踊オリィッシーを観に行った。
 (オディッシーともオリッシーとも言われる。)

今回、来日したダンサーは、リプサ・ダーシュさん。
オリッシーを代表する若手の一人として知られ、
インド国内外においてその美しい踊りは絶賛されている。

        

舞踊の特徴は、左右不均衡な姿勢をとるところにあり、
膝・腰・首のところで折り曲げて作る姿勢「トリバンガ」は、
オリッサ州の寺院にある女神の立像と同じスタイルである。

今回の楽団は、マーダル(両面太鼓)、バンスリー(北インドの竹笛)、
バイオリン、マンジラ(金属製のシンバル)だった。

演目の多くは、聖典「ギータ・ゴーヴィンダ」にある
クリシュナと愛人ラーダの永遠の愛がテーマ。
「ギータ・ゴーヴィンダ」は、
12世紀の詩人ジャヤ・デーヴァが作った恋愛叙事詩で、
牧童クリシュナと牧女ラーダーの官能的な恋愛をテーマとしたもの。
その背後には、神への絶対的な人間の愛が説かれている。

今夜の演目は短めの5つが演じられ、
(無料だったせいか?)わずか1時間で終了したが、
ダンサーの踊りは、
優美さ力強さバランスの良さが際立っていた。
 流石は、オリッシーを代表する若手の一人だ。

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