カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

オディッシー舞踊公演

2006年06月22日 22時33分59秒 | 音楽・舞踊 / MUSIC & DANCE
3000年前から東インドのオリッサ州に伝わる
生きた彫刻とも呼ばれる古典舞踊オディッシーを観に行った。

実は以前プリーに行った時に、
ちょこっとだけ観た事がある。
それはプリーのビーチフェスティバルだった。
しかし出し物は、地元のオディシーよりも
コルカタからやってきた舞踊団が多かった。

何時か何処かできちんと見たいと思っていただけに、
今回の日本公演はととも嬉しかった。

        


舞踊の特徴は、左右不均衡な姿勢をとるところにあり、
膝・腰・首のところで折り曲げて作る姿勢「トリバンガ」は、
オリッサ州の寺院にある女神の立像と同じスタイルである。

上半身の優雅な動きと力強い足のステップ、
叙情的・耽美的な魅力に満ちていた。

音楽は、シタール、タンプーラ、
パッカワージ(北インドに普及している両面太鼓)、
マダル(パッカワージと似ている両面太鼓)、
バンスリー(北インドの竹笛)、マンジラ(金属製のシンバル)
などの楽器が演奏される。

演目の多くは、聖典「ギータ・ゴーヴィンダ」にある
クリシュナと愛人ラーダの永遠の愛がテーマ。
「ギータ・ゴーヴィンダ」は、
12世紀の詩人ジャヤ・デーヴァが作った恋愛叙事詩で、
牧童クリシュナと牧女ラーダーの官能的な恋愛をテーマとしたもの。
その背後には、神への絶対的な人間の愛が説かれている。

今夜の演目で一番良かったのは、「ダシャヴァターラ」。
これはヴィシュヌ神の10の化身を表現している。
写真はナラシンハ。(・・だと思う・・。)

全世界の平和のために最後に踊られた「モークシャ」も
舞踊と言うより祈りであり素晴らしかった。

明日も新横浜で公演があるので、
お近くの方は是非行ってみてください。

    オディッシー舞踊公演


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