
(東京・中央区明石町付近の墨田川)
リスボンは私が「一度は行ってみたい」と切に願う町です。
それも数日の観光旅行ではなく、最短でも2週間、いや出来れば2ケ月ぐらい、この町でブラブラして過ごしたい。
リスボンで何をするのかって?
もちろん、夜な夜なこの町のファドを聞かせる「ファド酒場」に入り浸って、哀愁と郷愁に満ちた、あのファドの世界に
ドップリと首まで漬かりたいのですよ。
私をそんな気にさせたのは、もう15年以上も前にドゥルス・ポンテスの「ラグリマス」というCDに収められた一曲・
「河に集う人々」に魅せられて以来です。
♪ ポーボ・クラバス・ノ・リーオ ♪ とポンテスの歌声を聴くと、私の眼前にはリスボン市内から大西洋に注ぐ大河・
テージョ河の雄大な姿が広がります。
私はポルトガル語は全くわからないので,河がそうであるかは確証がありませんが
そうでなければ困ります(もう15年も同じイメージを歌声と一緒に頭の中で膨らませてきたのですから)。
サウダーデと呼ばれる哀愁(ある意味、懐かしいような、また切ないような)たっぷりな、そんな複雑な感情を掻き立てられるメロディです。
ファド酒場で、こんな歌が次々に出てきて、哀愁たっぷりのポルトガル・ギターを
切々と奏でられた日には、私はもうポルトガルワインをぐいぐいあおるしかないでしょうなあ・・。
でもそんな日が来る事を楽しみにしているわけでありますね。
隅田川のランチタイム。
目の前の高層ビルから続々とサラリーマンの諸君が出てきて川を見ながらお弁当を食べていました。
その光景をみて、忘れかけたリスボンへの想いに火がついてしまいました。
頭の中であの切々としたドゥルス・ポンテスの絶唱が響きながら・・。
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