![]() | ケンプ・プレイズ・バッハ (J.S. Bach, Partitas Nos. 4&6, Freddy Kempf) [Import] |
Johann Sebastian Bach,Freddy Kempf | |
Bis |
最近、私が最も気に入り、ほぼ毎日ウォークマンでその素晴らしいピアノを楽しんでいるのが、この
フレディ・ケンプの弾くバッハのパルティータ第4番(BWV.828)です。
バッハのパルティータは、第1番から第6番まであるわけですが、私は1番~4番までを、
第1番 マリア・ジョアオ・ピリス
第2番 マルタ・アルゲリッチ
第3番 クラウディオ・アラウ
第4番 フレディ・ケンプ
という具合に、4人の異なるピアニストによる演奏を、その時々の気分のおもむくままに、
「よし、今日は1番をピリスで聴こう・・」、てな具合に楽しみます。
そうこうしている間に、私はフレディ・ケンプの弾く第4番にすっかり魅了され、いわゆる「はまって」
しまいました。
特にアルマンドの哲学的な静けさ、サラバンドの安らぎ、メヌエットの可愛らしさは例えようもなく、
毎日毎日この曲を聴いても聞き飽きることがありません。
日一日と秋の気配が深まる今、ほぼ毎日、昼休みの1時間を目の前にある新宿中央公園の紅葉の木々の
中で、この曲に耳を傾けています。
公園は今、鮮やかなパステルカラーの世界に包まれ、私はその中を、美しいパルティータ4番を全身で
受け止めながら、ゆったりと歩いているのです。
(尤も、そんな充実した昼の時間の後は、せわしなくもつらい午後の労働が待っているのですが・・)。