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Sunset Cafeへようこそ

いつか、夕日の美しい絶景の地にカフェを・・と願う私のバーチャル・カフェ。未知の音楽と人との出会う場所。

’07年のサクラ ・・・ ① 小石川後楽園

2007-03-27 22:17:31 | 東京さんぽ・春

(2007.03.27 小石川後楽園)


あくせす:JR/地下鉄・飯田橋駅から徒歩10分
特長  :江戸時代の水戸家上屋敷跡


「う、美しい・・・!」。
ほぼ満開状態のシダレザラクを見て、まずそう思いました。

咲き始めたソメイヨシノは白をベースにうっすらとピンクを混ぜたような感じ・・かな。
逆にシダレザクラはピンクがベースで、そこに、えもいわれぬ微妙さで白を配剤
した感じ・・かな。

シダレザクラと正面から向き会ったとき、
・凛(りん)として和風を着て背筋を伸ばした女性
・高貴なノーブルな感じの女性
・それでありながら、見る人(私)を凝視し何かを問いたげな若い女性
・美しいがはかなげで、振り返られずにはいられない女性
などの印象が残りましたなあ・・・。
いづれにしても、たおやかな女性のイメージばかりというのは、問題なしとは
言えませんなあ・・・。

そんな思いがあったせいか、格好の枝振りのシダレザクラにカメラを向け
写真を撮ったら、そのサクラに負けない美しい女性達の姿が映っていました。
いつも思うんだけど、美しいサクラを見て感動する華やいだ女性達って、何て
美しい表情をしているんだろう・・・。

すれ違う時に、とても良い匂いがしました。

日比谷公園の春

2007-03-23 23:18:22 | 東京さんぽ・春
ブラリと日比谷公園へ散歩に出掛けました。
思った通り、私が狙いをつけたソメイヨシノの大木は、今まさに咲き出したかのように美しく咲いていました。 
この木だけは、例年、どこのサクラよりも数日早く咲き出すのです。


(2007.03.23 日比谷公園)

松本楼のテラス席でそよ風に吹かれながら、気持ちよく生ビールをガーッと
飲みました。 昼間のビールはウマイ!
その後、背後の池に回ろうと歩いていると美しく咲いたハナモモに出
会いました。
そういえば、この数日で日比谷公園はすっかり様相が変わったことに
気がつきました。
至るところに新緑が溢れ、春の光が降り注ぎ、咲き出した花々はなんとも気持ち
よさそうでした。




一足早い春

2007-03-08 00:26:18 | 東京さんぽ・春

(2007.03.07 小石川植物園)



鮮やかなピンクの花はゲンカイツツジ。
沢山のウグイスが群れていたのはカンザキオオシマ。

ソメイヨシノの開花は後2週間ぐらい先らしいけど、気の早い花々は
今日、もう既に満開状態になっています。
サトザクラのピンク、シナミズキの黄色、コブシの白、ツバキの赤、など。

何だかんだ言っても、やっぱり春が来るのは、うれしいものですなあ・・・。



小石川・伝通院へ

2007-03-08 00:01:41 | 東京さんぽ・春

(2007.03.07 文京区・小石川伝通院)

北陸の金沢では昨日日中の最高気温が20.2度で初夏の陽気。
今日、同じ時刻の最高気温が0.5度で激しい吹雪。
一体、この国の気候はどうなっているんだろ ?

春先にしてはやや肌寒い今日の昼下がり、自宅から徒歩で小石川方面へ・・・。
今日、私が頻繁に目にした季節の花はハクモクレンの白い花です。
ぼってりした純白の花びらがとてもきれいでした。

小石川伝通院は自宅から近いのに、今日初めて訪れました。
徳川家康の生母・於大の方、徳川秀忠の娘(豊臣秀頼の妻)・千姫、幕末の志士・
清河八郎などの墓がここにあります。
千姫の墓の後ろには1本の巨大なサトザクラ。 
青空を背景に気持ち良さそうに淡紅色の花を咲かせ始めていました。



この小石川伝通院の辺りは風情のある坂道が多く、幸田露伴、徳田秋声、
島木赤彦、など明治・大正の文人・歌人が多く住んでいたようです。

  ひとしぐれ つぶてや降りて 小石川  (芭蕉)


カキツバタ・・・雨の日の風情にピッタリ

2006-05-24 22:18:23 | 東京さんぽ・春

文京区・椿山荘冠木門(2006・05・24)

今日は午前中は爽やかな五月晴れ、午後からは天候が急変し、夕方から雷雨
(外ではまだゴロゴロと不満気に言ってます)。
どうもこの5月という月は、春なのか夏なのか、自分でも分からんようになって
毎日が季節の急変を繰り返しているのとちゃいまっか・・?

でも、この季節、しっかりと5月を主張している花に出会いました。
「カキツバタ」です。


6月中旬になると満開になる、アヤメ(花菖蒲)と見分けがつかない位に似てます
けど、でも全然違う花だそうですよ。日本情緒そのもの、という印象です。
小雨の日に、この花がひっそりと咲いている情景などは湿潤な日本の風土に
ドンピシャリな感じですね。

きつつまだ 馴れぬ袷(あわせ)や かきつばた    (横井也有)

「表参道ヒルズ」へ行ってみた!

2006-05-21 11:36:07 | 東京さんぽ・春
週末の夕方、出先の表参道での仕事を終え、このままオフィスへ戻らなくても
良いことになりました(て言うか、戻らないことにしました!)。

「せっかくだからぶらっとするか」と表参道の町を歩き始めました。
昼間、あんなにぐずついて小雨模様だった空は、きれいな夕焼け空に変わり、
新緑から深緑色になったケヤキ並木をシルエットで浮かび上がらせています。
陸橋の上から原宿方向を見ると、空にはまだ青みが残り、地上は夜の気配が
濃く漂う、私の好きな「夕暮れの、いい感じ」になっていました。



「せっかくだから行ってみるか」と表参道ヒルズへ入りました。
実際にこの有名なスポットを自分で歩いてみると、これまで私が勝手に頭の中で
想像していたマイナスイメージは単なる偏見だったことに気付きました。
結論として、私は表参道ヒルズが気に入りました!
(マイルス・デイビスなら、So what?(それがどうした?)という所ですけど)。



気に入った点は次のとおりです。
・思ったより全体がシックな雰囲気で、照明も暗めのトーンに統一され、
 エレガントなこの街の感じに溶け込んでいた。
・思ったより全体が静かで、大きな音のBGMなど皆無だった。
・思ったよりリーズナブルな値段だった。
・思ったよりどの店も商品や、お店そのもののデザインにセンスの良さが
 見られ、「入ってみたい」と思わせる魅力が感じられた。
・思った以上にここを訪れる人のことが真剣に考えられている(すごく緩く
 広いスロープの回廊式の通路で、全く疲れない)。

全体としてみると、「今までどこにもなかったような場所・新しい文化を発信
する場所」であると思いましたが、よくこういう場所にありがちな、「疲れる
感じ・ 無理している感じ」が全くなくて、良い意味でそれまで持っていたイメージとは違いました。

私としては、本館3Fの「はせがわ酒店」が一番気に入りました。
ここは日本酒ブティック&バーですが,要するに「オシャレな立ち飲みやサン」
ですな。 スタンディングバーで、きりりと冷やした日本酒を喉に放り込み、
「うまいっすねぇ!」と店のお兄さんと会話を交わして表参道ヒルズを後に
しました。












雨の小石川後楽園

2006-05-20 10:10:27 | 東京さんぽ・春

文京区・小石川後楽園(2006.05.19)


思い立って、オフィスの昼休みに小石川後楽園へ。
小雨が降ったりやんだりの空模様です。

梅雨の季節はもう少し先のはずなのに、毎日雨や曇り空の日が続きます。
しかし、雨の日は雨の日なりに、あるがままにその日々を受け止め、楽しめば
良いのだと思います。(最近は年のせいか、少し達観してきたのかな・・)。

写真を撮ろうとデジカメを取り出したほんの数分間だけ、雨がやみ、水辺に
新緑の木々が影を落とし、水彩画のような一瞬を創り出しました。
JR飯田橋駅から5分の所にある場所とは思えない、静寂に満ちた一瞬でした。



公園の奥まった所の小さな池には、ひっそりと睡蓮(スイレン)が黄色い花を
つけていました。このような小雨模様の日にはピッタリの花ですね。
ふと、「ここに小さなカフェがあって、雨の日に、コーヒーでも飲みながら
この睡蓮の池を見れたらいいな・・」と馬鹿なことを考えました。

それにしても、底も見えない泥色をした水の中から、どうしてあのような
清らかで美しい花が咲くのだろうか・・?
自然の摂理とは何とも偉大で奥深いものでありますなあ・・・。





お薦め新緑散歩・その11

2006-04-30 19:38:26 | 東京さんぽ・春
お薦め新緑散歩・・その11は文京区の根津神社・つつじ祭りです。


文京区根津1丁目・根津神社(2006・04・30)

新緑の季節ともなれば、「コーヒーとクリープ」の関係みたいに、セットで
思い起こされるのが、つつじですね。
かねてより、根津神社のつつじは有名だと聞いていたのですが未だ見たことは
ありませんでしたので、本日行って来ました。

迫力ありました!
これだけのつつじが高低差のある場所に密集して咲いていると、ほんとに
きれいでした。 そして境内の木々の新緑とも実によくマッチして、
「春たけなわ!」という感じがしました。

つつじの花の美しさも印象的でしたが、それ以上に強く印象に残ったのは
花を見にきた人々の「表情の良さ」です。
私も含め、季節の花の美しさを一目見ようと来る人たちの表情は、毎朝の通勤
ラッシュの車内で見る無機質な表情とは全く違って、どのお顔の表情も生きて
いますね。

やはり、人には本質的に晴れた空、美しい花、自然の空気、澄んだ川の流れ、が
必要なんですよ。だからこそ、それらと出会うと思わず口元もゆるんで、
ニコニコした表情になるんですなあ・・。

お薦め新緑散歩・その10

2006-04-28 21:55:26 | 東京さんぽ・春
お薦め新緑散歩・・その10は千代田区九段の千鳥が淵です。

桜の終わったあとの千鳥が淵は、お花見時の「あの熱狂」が嘘のように静か
でした。
そしてその静かな千鳥が淵の遊歩道を、今支配するものは、桜の新緑の
トンネルでした。
木洩れ日が柔らかく射しかける石畳の道、頭上を覆う新緑のアーチがどこまでも
続く道・・・。 うーん、絵になるなあ・・・。


千代田区九段・千鳥が淵(2006.04.28)

考えてみれば、桜の咲く時季って1年にせいぜい2週間ぐらいしかない。
その時季には誰もが桜の花に熱狂するが、その花の散った後の桜の本当の魅力
に気付いている人は少ない(その少ない人の一人が私かな)。

「人もこうありたい」と私は桜を見て思う。
目立たないが、やる時は一気にやる、そしてつかの間、人々の絶賛を浴びた後は
さっといさぎよく姿を消す、その後はホントの魅力を知る人だけから僅かに注目
され、しかし大半の人々からは忘れ去られた存在となって日を重ねる・・・狂お
しく咲くたった2週間のためだけに・・・。

私はそんな桜の一生に、人の生き方を投影してしまうのです。




お薦め新緑散歩・・その9

2006-04-26 22:43:58 | 東京さんぽ・春
文京区目白台のフォーシーズンズ・ホテルは、恐らく「都内で最も緑豊かな
国際ホテル」と言えるでしょう。
2万坪の広大な庭を眼下に見下ろすメインロビーの一角にロビーカフェ、
「ル・ジャルダン」があります。

お薦め新緑散歩・・その9はこの「ル・ジャルダン」です。



「ル・ジャルダン」は英語で言えば「ザ・ガーデン(庭)」。このカフェのどの
場所に座っても広大な庭が視野に入ります。
ロビーから続くカフェは3階に相当する高さのために、眺めが良く、特にこの
時季には、新緑の美しさには息を呑むような迫力があります。
私のお薦めは、更に一段と眺めの良い、空中に浮かぶようなテラス席です。
何か良いことがあった時など、奮発して、このホテルまでタクシーで乗りつけ、
このテラス席でゆったりと昼間のビールを飲むというのもお薦めですよ。



これはカフェを出てから眼下の庭へと通ずる階段の途中です。
大きなガラス窓の外はもちろん、ガラス窓の内側の階段の随所にも緑豊かな
植物がふんだんに置かれているのが分かります。

庭を散策した後は、冠木門(かぶきもん)からホテルの外へ出ると、そこは
新緑が美しい桜の並木道が神田川沿いに続きます。
この並木道を右手にほんのちょっと歩けば、「お薦め新緑散歩・・その4」で
私がお薦めしている「芭蕉庵」があります。
この二つのスポットをつなげて歩くと、程よい休日の散歩になることでしょう。