
(2009.04.23 東京・神宮外苑)
晩秋の東京で私達の目を楽しませてくれる、あの燃え上がるような黄金色のいちょう並木は、今、輝くような新緑で一杯でした。
4月の現在、この並木道は行き交う人もまばらで本来の静けさの中にあり、私には晩秋よりも新緑の現在の姿の方が
一段と美しく思えました。
青山通りからこの並木道にはいると、入り口から中ほどにかけておしゃれなカフェ・レストランが三つも現れます。
手前から、新装の「Royal Garden Cafe」、老舗で高名な「Selan」、そしても並木道の中ほどにある「Cafe Speira」です。
そして私が一番好きなのは「Cafe Speira」です(下の写真)。
東京には数え切れないほど多くのカフェがあるわけですが、この超人口過密都市・東京にあるカフェとして何が一番ゴージャスであるか、
何が最も贅沢であるかといえば、それは「他にはないものがそこにあること」、「他では得がたいものがそこでは十二分に
得られること」だと思います。
それはずばり、「自然」であり、「緑」であります。
「Cafe Speira」はその意味で(私の基準では)、最高のカフェといえます。
(今回はテラス席に空きがなく私は入店をあきらめざるを得ませんでしたが、近日中に改めて取材に来ようと思っています)。

(2009.04.23 Cafe Speira)