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Sunset Cafeへようこそ

いつか、夕日の美しい絶景の地にカフェを・・と願う私のバーチャル・カフェ。未知の音楽と人との出会う場所。

新緑を歩く ・・・・ ③神宮外苑

2009-04-23 09:04:39 | 東京さんぽ・春

(2009.04.23 東京・神宮外苑)

晩秋の東京で私達の目を楽しませてくれる、あの燃え上がるような黄金色のいちょう並木は、今、輝くような新緑で一杯でした。
4月の現在、この並木道は行き交う人もまばらで本来の静けさの中にあり、私には晩秋よりも新緑の現在の姿の方が
一段と美しく思えました。

青山通りからこの並木道にはいると、入り口から中ほどにかけておしゃれなカフェ・レストランが三つも現れます。
手前から、新装の「Royal Garden Cafe」、老舗で高名な「Selan」、そしても並木道の中ほどにある「Cafe Speira」です。
そして私が一番好きなのは「Cafe Speira」です(下の写真)。

東京には数え切れないほど多くのカフェがあるわけですが、この超人口過密都市・東京にあるカフェとして何が一番ゴージャスであるか、
何が最も贅沢であるかといえば、それは「他にはないものがそこにあること」、「他では得がたいものがそこでは十二分に
得られること」だと思います。
それはずばり、「自然」であり、「緑」であります。
「Cafe Speira」はその意味で(私の基準では)、最高のカフェといえます。
(今回はテラス席に空きがなく私は入店をあきらめざるを得ませんでしたが、近日中に改めて取材に来ようと思っています)。



(2009.04.23 Cafe Speira)

新緑を歩く ・・・・ ②日比谷公園

2009-04-22 08:19:23 | 東京さんぽ・春

(2009.04.19 日比谷公園)

アクセスが非常に良く無料であることもあって、私は時々(月に1回位)日比谷公園に足を向けます(考えてみると
公園が有料だというのも実に変な話しですが)。

日比谷公園へ行くと、松本楼か日比谷茶廊のどちらかに立ち寄ってランチするか軽くビールを飲みます、もちろん座るのは
絶対にテラス席です。
この日も松本楼で30分待ちでテラス席に座りビール&ランチでゆったりした時間を過ごしました。
新緑に包まれたテラス席は本当に気持ちよかった!

松本楼へ行く前に公園の一角でトランペットの練習をしているオニイサンを見かけました。
ちょっと恥ずかしそうに、でも一生懸命にトランペットを吹いていました。
新緑の木々の間に軽快なトランペットが流れ、青空に吸い込まれていく・・・。
「緑の森に響くトランペット」って、とても絵になるんですよ。
すぐにはその場を去り難くなって、「練習している人に悪いなあ」と思いながら、それでも数十分も
思いがけない新緑のトランペットを楽しませて貰って、心がほっこりしました。

新緑を歩く ・・・・ ①深大寺界隈

2009-04-20 17:19:45 | 東京さんぽ・春

(2009.04.20 深大寺参道・大師茶屋)

東京が、いや日本中のどこでも、町の表情が一番美しいのは新緑の輝く今この時季。
人間に例えるなら15・6才位の乙女、といった感じでしょうか。

と言うわけで、「新緑の飛び切り綺麗で、そぞろ歩きの楽しい場所」をそぞろ歩くことにしました。
第一回目の今日は、調布市深大寺へ歩を運びました。
例によって京王線調布駅北口より13番の小田急バスに乗ること約8分、「深大寺入り口」でバスを降ります
(帰りには同じ道を調布駅まで25分で歩きました)。

深大寺バス停⇒深大寺⇒深大寺小学校への道は、ちょっとくねくね曲がりの、したたるような新緑に包まれた、
何とも言えない良い感じの道でした。
入ってみたくなるようなカフェ、食べてみたくなるような深大寺そばのお店が続きます。
私はその中の一軒、「大師茶屋」のテラス席に座って深大寺そばをいただきました(上の写真)。
「もしこれがクラシック音楽カフェだったら!」と私は思いましたが、それにしても何とも清々しく気持ちの良いお蕎麦やさんでした。

新緑一杯の森の中で持参したお弁当を広げていると、頭上からウグイスの声がします。
未だ子供なのか、「ホーホケキョ」とは鳴けずに、「ホーキョキョ」と、ウグイスの定番の鳴き声ではないところがご愛嬌です。
でもシーンとした誰もいない森で、まるで私一人のために鳴いてくれたみたいで
これはお弁当を食べながらの最高のBGMでした。

約1時間かけて、月曜日で休園中の神代植物公園の外周道と深大寺を結ぶ、文字通り新緑真っ只中の道を歩き、
大変に満足しました(下の写真)。
特に神代植物公園の外側の道は、左・右どちらにもしたたるような新緑の木々を見ながらの、ここが東京だとは
思えないほどの静けさの道でした。
土日を避けて、よく晴れた月曜日などにここを散歩したら最高ですよ。


(2009.04.20 東京都調布市の深大寺町)



豪華客船コスタ・クラシカ号を出迎える!

2009-04-18 18:42:19 | 東京さんぽ・春

(2009.04.18 東京港晴海客船ターミナルより)

イタリアの豪華客船・「COSTA CLASSICA」の初の東京港入港に間に合いました!

コスタ・クラシカ号はイタリアのジェノバを母港とするコスタクルーズ社の豪華客船。総トン数52,926トン、
全長220.6mの巨大客船です。
レインボーブリッジをくぐり抜けられるのかと心配しましたが、もちろん無事に晴海埠頭に接岸しました。
それにしてもデカイ!

船がどんどん埠頭に近づくと、一層その巨大さに圧倒されます。
私達は海の上にでている船体だけを見ていますが、もちろん水面下の見えていない面積もあるわけで、10階建ての
横長のビルが海上を移動している、というイメージです。

ターミナルを駆けて船の最先端を見に行ってみると、約30m先の本船上では
数人のイタリア男たちが大声で怒鳴りながら、極太ロープを岸との間に渡そうと格闘中でした。
もうはっきりとイタリア人船員の表情も見え、紛れもない音楽の様なイタリア語が私の耳に届きました。

船の最上部デッキには船客たちが鈴なりになって、こちらに手を振ったりカメラを構えたりして、何かイタリア語で
叫んだりしていますが、その豆粒のような人影からもこの船の大きさがお分かりいただけると思います。
(私はこの写真を客船ターミナルの3階フロアから撮っています)
私たちが乗った帰りの東京駅南口行き都バスには、早速下船したばかりの大勢のイタリア人乗客(または船員?)が乗りこみ
陽気にお話しするので、有楽町駅前で下車するまでバスの中は完全にイタリア語が一杯の世界でした。

因みに連休中の5月4日にはオランダの豪華客船・フォーレンダム号が同じ晴海
に入港します。楽しみですね!
入出港予定の詳細は東京都港湾局の「入出港予定表」からどうぞ。
晴海埠頭へは、有楽町線・豊洲駅前6番のバス停から晴海埠頭行き都バスで約10分です。
東京駅南口または銀座四丁目マリオン前からも豊洲埠頭行きのバスが利用できます。




主役交代中です ・・・ 三鷹・野川公園

2009-04-11 10:42:07 | 東京さんぽ・春

(2009.04.10 三鷹市・野川公園)

ハラハラと音もなく桜の散る中、今シーズン最後の桜の散り際を見ようと野川公園へ。 
例の通り、京王線調布駅北口バスターミナルが出発点です。
毎日同じ地域へ来ているので、バスから見る辺りの風景もすっかりお馴染みとなりました。

野川公園ではサクラが最後の輝きを見せて、桜吹雪状態で散っています(上の写真)。

しかしこの1週間で、主役は明らかに桜から新緑へと交代しつつあります。
開花から3週間。
まさに自然の摂理を目の当たりにする思いですが、日を追ってサクラの勢いはピークを過ぎ、それに代わって
木々の新緑が輝きを増してきました。
(この辺り、人生の変遷を見る思いがします!)。

野川のほとりに萌え出たばかりのヤナギの新緑は「ハッ!」と息を呑むような美しさです。
ヤナギの新緑を背景に川遊びに興じる子供たち・・・。
私には「絵になる風景」に映りました。



(2009.04.10 野川公園)


散りゆくサクラの花吹雪 ・・・ 国際基督教大学

2009-04-09 20:36:15 | 東京さんぽ・春

(東京都三鷹市・国際基督教大学)

一瞬、目の前が白っぽく見えるほどの凄い花吹雪でした。
それまで音も無くハラハラと散っていた桜が、一陣のそよ風にあおられて、何万という花びらが空中に舞いました。
それはそれは幽玄な、自然が演出した一瞬のドラマチックなシーンでした。

国際基督教大学の正門から真っ直ぐに伸びる約800mの広い道は、左右二列のサクラの巨木が並び、
これこそ正に「サクラのトンネル」になっています。
その長いサクラのトンネルが終わると、そこがやっと大学の入り口で、大学の構内は何とも形容し難いほどに広大で、
武蔵野の自然そのままの森や林の中に大学の建物が点在しています。
また、教職員住宅も広い森の中に在りますが、折からの輝くほどに美しい新緑の中で、
私には「軽井沢の森や林の中に大学がある」ように見えました。

国際基督教大学の構内には初めて入りました。
そして健脚を自負する私でもやや疲れるほどに歩きましたが、裏門ゲートで学生さんから貰った構内案内図を見ると、
全体の1/4程度しか歩いていない事が分かり、改めてその広さに唖然としました。

思い立って、今年のサクラは武蔵野地区に的を絞って歩こうと決めて、
4月6日(月)・・ 多磨霊園と野川公園
  7日(火)・・ 神代植物公園
  8日(水)・・ 武蔵野公園
  9日(木)・・ 国際基督教大学と井の頭公園
というように訪ね歩きました。

多くの感動や発見や出会いを武蔵野のサクラから貰って、この試みを実行に移して本当に良かったと大満足しています。
それにしても今日の桜吹雪、すごく感動したなあ・・。





自然のままのサクラがすごく美しい ・・・ 武蔵野公園

2009-04-08 18:09:51 | 東京さんぽ・春

(2009.04.08 武蔵野公園)

ここ三日ばかりの、いつものスタート地点である京王線・調布駅からJR武蔵小金井駅行き京王バスに乗ります。
もちろん背中のザックにはお弁当と水が入っています。

武蔵野公園には何と千本の桜がある!
しかも都心のソメイヨシノばっかりの公園と違って、ここでは約4割がヤマザクラですよ(管理事務所で
貰ったパンフの受け売りですが・・)。
その広いこと、サクラの多いこと、人の少ないこと、静かなこと、は驚くばかり!

満開の桜の下であんまり気持ちよいので一眠りしちゃいました。
サァーと吹いてきた風で目を覚ますと、あたり一面散り始めたサクラが一瞬で花吹雪状態になりました。
慌てて撮ったのが上の写真です。
(細かく白い点のように見えるのは、全て舞い散るサクラの花びらです)。

本命のサクラはもちろんですが、ハナモモは少し遅れて開花したらしく、その清楚な美しさに魅せられました。



それから何といっても美しいのは輝くような木々の新緑です。
萌え出たばかりの大きなヤナギの木陰で、近所のお母さんたちが自転車で子供たちとお弁当を広げていて、
とてもうらやましくなりました。
いや、お弁当にではなくて、この広大な自然を独り占めにして子供たちをのびのびと遊ばせる事の出来る
恵まれた環境に、です。
下の写真で分かるように、新緑に満ちたこの広大なスペースにはこの数組の母子たちの他には誰もいませんでした。

でもここも(23区内ではないけど)東京。
新宿から急行なら20数分で来れる別天地です。



神代植物園のサクラ

2009-04-07 20:21:23 | 東京さんぽ・春

(2009.04.07 神代植物公園)

サクラ満開の時季にここを訪れるのは初めてでしたが、大変満足しました。
いや満足したというよりは、大感動でした。
恐らく私がこれまでに見た幾多のサクラの中でもトップスリーに入る美しさではないかと思います。

上の写真は私がお弁当を広げ、小一時間の間休んだ場所。
下の写真はそこから約100m離れて同じ場所を撮ったもの。
大勢の人がお弁当を広げ、お花見をしていました。

まるで桃源郷のようなスポットでした。
頭上を覆うサクラ、青空からの柔らかな木洩れ陽、鳥の声・・・。
そして森全体は萌え出たばかりの煙るような新緑に満ちていました。

良い午後を過ごしました。


今年のサクラは多摩・武蔵野方面に目を向ける !

2009-04-06 18:55:55 | 東京さんぽ・春

(2009.04.06 多磨霊園)

今年のサクラは、今まで私がこの時季には訪れたことのない場所を訪れ、新しいサクラとの出会いを求めて、
多摩・武蔵野方面を開拓することにしました。
本日はその第一弾。

本日初めて多磨霊園に来てみて、その広大さ・そのサクラの美しさに驚愕しました。
この写真のように頭上を覆うサクラのトンネルが至るところにありました。
「サクラのトンネル」。
何という美しい響きを持った言葉でしょう。

本日、約3時間、私はそのサクラのトンネルを何度も歩き回り(徘徊?)しました。

多磨霊園のサクラに大変満足しました。その理由は、
霊園という場所柄、有名サクラ・スポットのように「観光客で押すな押すな状態」にはならず、まして本日がウィークデーと
言う事も相俟って大変静かで歩く人もまばら。「しめやかに」サクラを鑑賞することが出来たことに尽きます。
私はお弁当持参だったので、サクラの傘の下の格好なベンチで贅沢な時間を過ごせました。

その広大さ、サクラの多さ、美しさ・・。
その美しさに「この世ならぬ心地」さえ感じたのは、ここが霊園だったから・・?
ただただ圧倒され、また、堪能しました。
因みにサクラが満開だったこと,暖かく晴天だったこともあって、少なくとも今日の多磨霊園には湿っぽい雰囲気は皆無で、
「霊園の中を歩いている」という実感が全くなかったと言えます。 

千鳥が淵 ・・・・・ 水上からも楽しむ。

2009-04-05 21:57:16 | 東京さんぽ・春

(2009・04・05 千鳥が淵のボートから)

サクラ満開の今日、初めて千鳥が淵へボートで漕ぎ出してみました。
水面から見上げるサクラはまた一段の絶景で、その美しさは現実離れしている!
一時間も順番待ちした甲斐がありました。

毎年この季節になると千鳥が淵のサクラを見、時には夜桜の妖しくも美しい艶やかなその姿に酔いしれ、年を重ねてきました。
いつも、「今年も、また出会えて良かった!」という思いがあります。

私を含め、ここのサクラに会いに来た何万という人たちに其々のサクラへの思いがあり、きっと多くの人は
その思いをご自分の人生に投影させ、眼前のサクラを感慨を込めて見ているに違い有りません。
確かにサクラにはそのような独特な性質があるようです。
しかし思いはそれぞれに異なっていても、サクラを見る人たちの表情の良いこと!
年老いた方も若い女性も男性も誰もが、サクラの美しさに魅せられニコニコです。
私は、いつも、そこに感動してしまいます。

私がこの国に生まれた幸運を感じるのはこんな時です。