
(長野県北安曇郡池田町・大峰高原)
あちらこちらから聞こえてくる紅葉の便りに矢も盾もたまらず、新宿駅から特急
スーパーあずさに乗って長野県松本へ、そしてレンタカーに乗り換えて安曇野へ向かいました。
まず向かったのは大峰高原です。
標高約1000mの山奥に、ポツンと孤高の巨人のように大カエデの巨木が
立っています。
推定樹齢250年の大カエデは既に紅葉の見ごろを過ぎ、落葉が始まっていましたが
それでも圧倒的なオーラを放って何かを語りかけてくるようでした。
「かろうじて間に合った。良かった!」と思いました。
この大カエデに会えたのはこれが5回目か。
せっかく来たのにすっかり落葉していて、骨と皮だけの姿の年もありました。
どっしりと大地に根を張って、雨に打たれ雪に埋もれ、250年と言う年輪と
比べれば一瞬のような秋の数日間だけ、美しく紅葉をまとってやがては厳しい冬を
迎える。
永遠のようなその自然のリズム!