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Sunset Cafeへようこそ

いつか、夕日の美しい絶景の地にカフェを・・と願う私のバーチャル・カフェ。未知の音楽と人との出会う場所。

2008年・安曇野の春 ⑤

2008-04-24 20:26:25 | 安曇野さんぽ

(2008.04.20 安曇野市道の駅堀金物産センター横の休耕田)

安曇野では本来、節句・お盆など殆どの行事は旧暦に従って行われるそうです。
しかし最近では、都会者(トカイモン)や町の衆(マチノシュウ)の安曇野への
移住も増えたため、新暦で行事を行おうとする人も増えているそうです。

その結果、端午の節句は5月5日(新暦派)と6月5日(旧暦派)の両方の
派閥が混在することとなり、安曇野では今頃(4月中下旬)から6月初旬までの
長い期間にわたって、あちらこちらで北アルプスの山々を背にへんぽんと翻る
鯉のぼりを見ることが出来ます。

安曇野ではどこの家でも鯉のぼりは中途半端な大きさではなく、鯉一匹が10mを
超えるような巨大な鯉のぼりが普通です。
それが5匹も6匹も風を一杯にお腹に受けて、ゴウゴウと音を立てながら勇壮にはためく姿を想像してみて下さい!

チマチマしたことなんかどうでもよろしい!
男の子はこの鯉のぼりのように夢と希望に胸ふくらませて、雄雄しく行こうな!
がんばれ、ゆたか! がんばれ、こーちゃん!

2008年・安曇野の春 ④

2008-04-23 23:07:38 | 安曇野さんぽ

(2008.04.20 安曇野市のレストラン「シャロム」)

北アルプスの山裾をかすめて、山々と里の出会う場所を「山麓線」と呼ばれる道路が松本市郊外から
大町に向かって走っています。
その山麓線を山の方に向かってさらに入った所にヒュッテ・シャロムと隣接して
レストラン・シャロムがありました。
ここまでは奥深い森の中の小道を来ますが、レストランに入ると意外にも、その
奥は写真のような広々と開けた広大な安曇野の山裾でした。





ここに一歩入ると窓の外に広がる自然のままで飾らない壮大な安曇野の景色に圧倒されました。
ここへ来ると、このヒュッテもレストランも安曇野に無数にある他の都会的なセンスの
上品なレストランとは全く違うコンセプトだと気がつきます。
(私はそのどちらの行き方も好きですが)。

この日、私は写真のような玄米ランチをいただきました。すべてが100%目の前の畑で収穫された自然そのものの素材です。

(左回りで)
玄米ゴハン  (自分で好きなだけプレートに盛る)
キクイモのてんぷら
バジル風味のポテトサラダ
切干大根のアラビータ
ヒジキ入りの卯の花
ノカンゾウの辛子味噌和え
タクアン



食後、「シャロム」の背後にひろがる広大な野原を散策しました。
「こんな風に足がしっかりと大地についた生活っていいな」と思いました。
ふと気がつくと不惑の年頃もとっくに過ぎて、間もなくお迎えも来ようかという円熟の
(正確には熟れ過ぎの)頃合にさしかかってしまいましたものの、足が地に
着いている感じは全くしませんです。

「大自然を友に、地に足がついた生活」。
ある意味でそんな生活って最高でしょうねぇ・・・出来たら。

・・・と、思いました。


2008年・安曇野の春 ③

2008-04-22 23:19:51 | 安曇野さんぽ

(2008.04.20 安曇野市堀金村扇町桜堤)

東京ではとっくに終わってしまった桜ですが、安曇野では今が満開。
今年は二度もお花見が出来て何ともラッキーな感じでした。

これは堀金村付近を走る広域農道の下堀西の信号近くの道路沿いに30本ほどまとまって咲いていた
満開の桜です。安曇野市のホームページで見つけました。
朝まだ暗いうちに目が覚めてしまい、思い切って起きだして山の上のホテルから
車を飛ばして誰もいない早朝の安曇野を走りました。
本当に気持ちの良い、朝飯前のドライブでした。

桜堤に着いた頃に、朝一番の太陽が顔を出し、その光が桜の花の全面に陽光があたってピンク色に染まり、
何とも言えずきれいでした。
せせらぎの流れる音、鳥の鳴き声、すぐ近くにはまだたっぷりと残雪をまとった常念岳の姿、・・・。

良い空気を吸って静寂の中で美しい桜を見たせいか、このあとでホテルへ戻って
頂いた朝食のおいしかったことは言うまでもありません。




2008年・安曇野の春 ② 

2008-04-21 21:56:41 | 安曇野さんぽ

(2008.04.20 長野県安曇野市穂高町)

月曜日の今朝、新宿駅のすさまじい雑沓の中で、一瞬だけ呆然となりました。
昨日の安曇野のあの澄み切った清流、今日のこの戦場のような通勤時の人の流れ。
その、あまりにも大きい落差・・・。

アルプスの伏流水が湧水の流れとなった蓼川は、このわさび田の前でもう一つの
清流・万水川と合流し、ゆるく蛇行しながら流れていきます。
川岸の新緑の木々、水車、遠くの残雪の山々、こうした景色が一体となって
現実とは思えない程の美しいシーンを作り出しています。






丁度、わさびの花が満開でした。
ここには何回も来ていますが、わさびの花が満開になる今の時期に来たのは
初めてです。
6月ごろに咲くそばの花に似て、真っ白な可憐なその花はいかにも安曇野らしい
清楚なたたずまいです。

2008年・安曇野の春 ①

2008-04-20 23:16:11 | 安曇野さんぽ

(2008.04.20 長野県安曇野地方)

週末を利用して安曇野へ一泊二日の短い旅をしました。

当然の事ながら、東京と安曇野では気候が3週間~5週間程度のズレが
あり、写真のように北アルプスの山々はまだ雪も解けておらず真っ白なままなのには驚かされます。
田植えのために水を張った田んぼに雪景色の山々が鏡のように映り、都会では
絶対に見ることの出来ない「自然が創った絵のような美しさ」を見ることが出来ます。
その上、田んぼの畦道はタンポポなどの花で美しく彩られていました。

ここに暮らす人々にとって自然は美しいものというよりは厳しくつらく、時には
敵対し乗り越えなければ生命を脅かされる存在であるでしょう。
しかし、(そんな事をいうと地元の人に怒られそうですが)、エトランゼとして
短い間ここを訪れまた都会へ帰っていく私にとっては、ここの自然はただもう
夢のように美しく思えます。

4月の安曇野は本当にあらゆる花々や木々が一斉に芽吹き、鳥は歌い,せせらぎ
の音さえ弾むように聞こえ、美しいシャングリラのようでした。

2007年・安曇野の秋 ・・・・ ⑦ 安曇野のリンゴは日本一

2007-11-11 18:07:35 | 安曇野さんぽ


東京から来た私たちにとって、木にたわわに実ったリンゴを目の前で見ると、
とても不思議で、ある意味感動的でもあります。

安曇野市三郷村(みさとむら)では至る所にリンゴ農園があって、私たちも
思わず車を路肩に駐車させ、リンゴの写真を沢山撮りました。
安曇野の太陽を一杯に浴びたリンゴは丸々とそして真っ赤で、その向こうに
紅葉した北アルプス山麓の山々が連なり絵になるシーンでした。

いつも間にか、「藤野農園」と車体に書かれた車が私の近くに停まり、こわそうな
オッサンがじっと私のリンゴ写真撮りを観察していました。
オッサン: 「どこから来ただ?」
私   : 「と・と、東京から、です!」
オッサン: 「(両手一杯のリンゴを私に差し出しながら)
       ホウか・・。良かったらこれ、食え!」

精一杯お礼を言う私達を尻目に、こわそうなオッサンは相変わらず、ムスッと
したまま車で立ち去ってしまいました。
貰ったリンゴの何とおいしかったこと!

藤野農園のオトーサン(オッサンから昇格!)、おいしいリンゴをありがとう!
来年もこの時期に必ず三郷村に来るから、またばったりお会いしたいな。
(なんかリンゴ目当てみたいだなあ・・)。
でもリンゴは本当に本当に蜜が一杯詰まっていて最高の味だった!

2007年・安曇野の秋 ・・・・・ ⑤ 北アルプスに最も近いホテル

2007-11-09 18:29:41 | 安曇野さんぽ


「ホテルアンビエント安曇野」は北アルプスに続く標高1000mの山中に
あって、途中までは常念岳への登山道をぐんぐん登っていきます。
私たちは年間3回ほど安曇野に来ますが、実質的にここが私たちの定宿です。

この写真はホテルの自室から撮った写真です。
朝6時ごろ、そっとこの部屋を出て手にデジカメだけ持ってホテルの近くの
常念岳への登山道を散策しました。
燃えるようなそして目の覚めるような世界でした。

誰もいない美しい秋の森ですが、驚いたことにそこには野生のサルが
一杯いて、おまけけ「熊に注意!」の看板までありました。
サルの鳴き声、鳥の声で森の中は以外に静かではなく、にぎやかでした。

あと1ケ月もすればこの辺りもすっかり雪に閉ざされた世界になることでしょう。






2007年・安曇野の秋 ・・・・ ④ 富貴の湯

2007-11-07 22:18:13 | 安曇野さんぽ





中尾高原にある全ての宿泊施設は露天風呂を備えています。
中でもこの富貴の湯は、露天風呂から眺める目の前の錫杖岳の景観は、
素晴らしい、の一言に尽きるです。

紅葉の美しい中尾高原でも、この富貴の湯付近は特に一段と紅葉が鮮やかで
桃源郷のようで、とてもまともに車で通り抜けは出来ません。

ここの700円也の立ち寄り湯は、温泉のよさに加えて、素晴らしい山岳景観、
腰が抜けるくらい美しい紅葉なども併せて考えると、わざわざその目的で
東京から来ても良いくらいの素晴らしさです。

2007年・安曇野の秋 ・・・・ ③ 中尾高原

2007-11-07 21:59:13 | 安曇野さんぽ


北アルプスの山々はもうすっかり冬支度で、鋭い槍の穂先のようなピークを
持つ槍が岳や穂高など、3000m級の山頂付近は新雪で真っ白です。

しかし約1200mのこの山麓にある中尾高原では、まさに今が今年の
紅葉の最後の瞬間を迎えていました。
真っ青な空、真っ白な新雪、真っ赤な紅葉・・・。
鮮やかなこの対比が見られるのは今、この瞬間だけです。

中尾高原は安房トンネルをくぐった岐阜県側にあり、安曇野地方にある場所
とはいえませんが、上高地も白骨温泉も新穂高温泉も中尾高原も、私にとっては
安曇野の延長というイメージで、沿道は余りにも紅葉が美しすぎて、
「紅葉満喫ルート」で、車を運転する私は前方をまともに見ていられないくらい
です。

中尾高原は、新穂高の湯(無料の露天風呂)から斜面を駆け上ったプラトー
(高地)にあり、眼前に北アルプスの山々を眺められる展望台のような地形
です。丁度、スイス・ベルナーオーバーランド地方のミューレンという寒村
にそっくりですが、こちらは壮大な景観を温泉に入りながら眺められます。



2007年・安曇野の秋 ・・・・・②豊穣の安曇野

2007-11-05 23:38:33 | 安曇野さんぽ

(長野県安曇野市堀金村)

「わっ!」と驚いて思わず車の急ブレーキを踏みました。
カーブを曲がったとたんに、凄い数の柿が実った木を見かけたからです。

まるでブドウのように、これほどの柿が1本の木に実っているのを見た事が
ありますか? それにしても凄い数の柿ですよ!

だけど、良く考えてみると不思議だなあ・・・。
どうしてこれだけの数と、これだけの重さの柿の実を、あれだけの細い枝で支えて
いられるんだろう?
これだけの柿を全部一度にに収穫したら、きっとダンボール数十箱分になるだろうに、
柿の枝はなぜそれだけの重さを折れないで支えていられるの?