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Sunset Cafeへようこそ

いつか、夕日の美しい絶景の地にカフェを・・と願う私のバーチャル・カフェ。未知の音楽と人との出会う場所。

日比谷公園は秋の色

2008-12-02 10:49:25 | 東京さんぽ・秋

(2008.12.01 日比谷公園)

12月になりました!
しかし東京都内は今が紅葉のピーク。今この1週間位が、この大都会・東京が一年中で一番カラフルで、どんな通りも
どんな公園も鮮やかな彩りに満ち、毎日見慣れている風景も、ハッと胸を突くほどの美しさです。
わたくし、ちょっと興奮気味でありますよ。

都会のオアシス・日比谷公園も、いい感じで秋色に仕上がっておりますよ。
子供たちの遊ぶ公園内の一角は、分厚く落ち葉が積もり、まるでミレーの絵のようでした。
これからモノトーンの冬に移行する前の、ほんの一瞬の生命の輝きですね。
(また昨日と同じことを言ってしまった!)。
何気ない風景でも、目に映る色は暖かい色(赤・黄色・緋色など)が殆どで、それも私がこの季節を好きな理由の一つです。


(2008.12.01 日比谷公園)

松本楼の横の林から噴水のほうを見ると、風景がとてもすっきりと垢抜けていて、まるでヨーロッパのどこかの国にいるみたいでした。
落葉しない常緑樹の緑と、イチョウの黄色とのコントラストが際立っています。
いつもこの日比谷公園へ来ると、なんかすっきりした気分になりますのさ・・・。

散り果てる前の一瞬の輝き! 外苑のイチョウ並木。

2008-12-01 15:24:21 | 東京さんぽ・秋

(2008.11.30 神宮外苑)

恐らく、この時期の東京で最の多くの人の関心が寄せられる場所のひとつが、ここ
外苑のイチョウ並木でしょう。
かくいう私自身も、「今年は見頃は何日頃だろうかねえ・・?」と馬鹿の一つ覚えのように食事どきの話題にし、必ず
ノコノコと見に出掛けます。

それにしても11月最後の日曜日、凄い人出でした!
頭上のイチョウは強い風に吹かれてハラハラと散り始めていましたが、本当は
散ったイチョウで道路が黄金色のカーペットのようになるのがベストな見頃時期と
言えるでしょう。その意味では数日早過ぎたかな?

モミジ・カエデの燃え上がるような紅葉も美しいけど、このような黄色一色のイチョウも見事なものです。
それにしても木々はどうして葉を散らすほんの一瞬前、これほどまでに美しく燃え上がるのでしょうか?

雨上がりの紅葉

2008-11-30 22:07:48 | 東京さんぽ・秋

(2008.11.28 港区白金台の八芳園)

私は八芳園の庭が好きでたまに(特に春と秋に)出没します。

本日、朝から嵐のような雨と強風でしたが昼頃には前線が通過し、その後は一転して嘘のように素晴らしい青空になりました。
こんな時ほど現在のような浪々の身の上が有難いことはありません・・・お金は
ないかわりに有り余るほどの自由があるのですから。
で、私の思惑通り、白金台の八芳園の日本庭園は狙い通りに紅葉のピークでしたが
殆ど人は居ず、本当に静かに紅葉を楽しむ事が出来ました。

庵の藁葺き屋根に積もったカエデの葉は今朝方までの嵐の名残に違いありません。
そういえば庭園内の砂利道にも点々と真っ赤なカエデの葉が散っています。

良いですなあ、この和の風情・・。


この木なんの木 気になる木

2008-11-29 13:20:25 | 東京さんぽ・秋

(2008.11.26 新宿御苑)

♪ この木なんの木 気になる木
  名前も知らない 木ですから
  名前も知らない 木になるでしょう ♪

驚くほど大きな木と共に、「♪ この木なんの木~ ♪」の歌が登場する日立のテレビCM
(TV番組は「世界不思議発見」)が好きです。

もうかなり以前からロングランで続いているCMですが飽きませんねえ・・。
「何をしてくれ!これをしないと駄目ですよ!」としつこく絶叫してみたり、媚びたり、
どぎつく思わせぶりな姿勢のCMが大勢を占めるなかにあって、ほのぼの感の漂う日立のこのCMは、
その意味ではCMらしくないですが、「安心感・信頼感を与える」、「ほのぼのとした充足感がある」、「夢がある」、
と言う意味でメッセージ性が高く極めて訴求力に優れたCMだと思います。
何よりも、CM嫌いの私がファンになる位に完成度の高いCMですなあ。

ところで並外れて大きな木というものは、その存在自体が驚きや感動・安らぎ・など
を与えてくれるようです(このブログの11月7日分に登場した安曇野の大カエデの部分をご参照下さい)。

上の写真の大木は数日前、私が散歩中に新宿御苑で撮ったものです。
ベンチや人が小人みたいに見えるくらいにこの木は大きいです。
大き過ぎてテッペンが写真からはみ出すくらいでした。
(ちょっとバックすれば全体が映るんじゃないの?の声あり!)。

この木なんの木? 気になる木 ・・・ですね。

帰りがけに職員の方に訊いたら、これは「ユリノキ」でした!
2本に見えますが実際には3本です。そしてこのユリノキが日本中のユリノキの
「元祖」なんだそうです。

気になっていた木、少し気にならなくなりました。


銀座は早くもクリスマスムード!

2008-11-26 10:00:26 | 東京さんぽ・秋

(2008.11.25 銀座四丁目・ミキモト前)

まだ11月というのに銀座はすっかりクリスマスムードに包まれて、華やいだ空気が一杯です。表通りから一歩内側に入ると、
真っ赤に紅葉した街路樹は全て上品なイルミネーションで彩られ,息を呑む美しさです。
四丁目のミキモト真珠店の前には、毎年恒例の巨大なクリスマスツリーが行き交う人の目を奪います。

それにしても、これから夜を迎えようとするほんの一瞬前、淡い夕暮れの気配が漂う時間のこの街の表情は、
ややうつむきかげんの美女が垣間見せる憂いの表情にも似て、実に実に美しい!

サブプライム問題? 大不況?
少なくともこの日の銀座の街角の空気や楽しげにホコテンを歩く人たちの表情からは、暗い現実の陰りは窺えません。
因みに、このあと、私たち夫婦は大好きな銀座1丁目の中国料理店「天竜」へ足を向け、あの美味しい餃子を食べる予定でしたが、
まだ夕方5時なのに長蛇の列でお店には入れませんでした。 
この日就寝後は、「天竜」の餃子が夢の中にまで登場しました。

あの餃子を食べれなかった事で、相当に精神的不安を感じているのかしらん?

自由学園で新鮮な感動に出会った。

2008-11-24 18:48:31 | 東京さんぽ・秋

(2008.11.23 東久留米市・自由学園初等部教室)

うららかによく晴れた休日の午後、孫のコータローも連れてぞろぞろと皆で
「自由学園・美術工芸展」へ出掛けました。

自由学園は他に類を見ない、この学園独特の、子供の自由性や個性を尊重する独自な教育スタイルで有名な学園です。
(映画監督の羽仁進サン、ミュージシャンの坂本龍一サン、俳優の岸田今日子サン、オノ・ヨーコさん等が
ここの出身として知られています)。
今を去る30年以上も前、今は一児の母となった当時6才の長女の手を引いて自由学園初等部の親子面接に来校して以来です。
(30年前、親子共々すっかりあがってしまい不首尾な結果で終わった親子面接の苦い思い出が・・・。トホホ・・・)

ここで学ぶ子供さん達の絵や彫刻や工芸品などの作品を見て、作品の多くに自由で
のびやかでおおらかな気風が感じられて、全体として「今日は良かったな、良い時間を過ごせたな、
良いものを見させて貰った・・」と感じました。

例えば上の写真の絵は前学園長先生を小学校一年生が描いたものです。
前学園長と生徒さん達が、「先生は食べ物なら何が一番好き・・?」とか、
「じゃ、君は何が好きなの・・?」などと楽しい会話のキャッチボールをしながらこの絵を描いたのだそうです。
私は、絵の上手とか下手とかの技術的な話はさておき、生徒さんたちの絵からは「生き生きとした楽しさ」や、最近感じた事の
なかった新鮮な感動に捕らわれてしばらくの間この絵から離れられませんでした。

下の動物の絵も1年生の生徒さん達の絵です。
どの絵も、成長してからは絶対に描けない、無垢の魂を持つ幼い子供たちだけが描ける生き生きとしたタッチ、
自由な表現と躍動感に満ち、「素晴らしい!」と私は思いました。



忙中閑あり、本郷に遊ぶの巻。

2008-10-27 10:44:54 | 東京さんぽ・秋


目当てのCDを探しに本郷にある文京区立真砂(まさご)図書館へ。
ロッシーニの「弦楽のためのソナタ集」、ボビー・ハッチャーソンの「ハプニングス」、鈴木大介の「ブリージン’ギター」
などのCDを借りました。
(どうでもいいけど音楽のジャンルが滅茶苦茶やなあ・・・)。

ついでに赤門から入って、わが母校(ではないが!)東京大学の構内を散歩。

つたの絡まるレンガ造りの校舎を見て、色づき始めたケヤキ並木の下を歩くと
およそ学問や知性とは縁の無い私でも、少しはアカデミックな気持ちになれるのも
不思議なものです。
文学部の横の下り坂を下りると、あの夏目漱石の小説・「三四郎」にちなんだ
「三四郎池」があります。11月下旬頃になったらさぞかし紅葉がきれいな
場所になる事でしょうが、今はまだ青々とした緑の中にあります。

都会の真ん中にあって、誰でもいける場所なのにひっそりしていて、穴場といえます。



「コスタ・アレグラ号」の船出

2008-10-19 10:28:40 | 東京さんぽ・秋

(2008.10.18 17:00 東京港)

イタリアの豪華客船・「コスタ・アレグラ号」の出航に間一髪で間に合いました。
暮れなずむ秋の夕暮れのなか、点りはじめたレインボーブリッジやお台場の
イルミネーションを背に,静かに視界から遠ざかっていきます。

28,597トンの巨体は、8建てのビル以上の高さと200メートル近い
全長があるため、動きがとても緩慢に見えます。
しかし実際にはスピードは速く、見る見るうちにレインボーブリッジをくぐり
東京湾口に向け大きくカーブして視界から消えていきました。

夕暮れの中での大きな外国船の船出・・・。
良いですなあ。 絵になりますなあ。 ロマンですなあ。

カモメ夫婦の会話

2008-10-06 22:37:59 | 東京さんぽ・秋

(2008.10.04 晴海ふ頭)

うららかに晴れた10月初旬の東京港晴海ふ頭。
カモメ夫婦が会話をしております。

夫 : おい、あのオヤジ、俺たちの事をデジカメで写そうとさっきからしつっこくつきまとってるぜ。
妻 : やぁねぇ、最近こんな手合いが増えたのよネェ、ヤダワ・・。
夫 : でも良く見るとあのオヤジ、なかなかいいアングルで俺たちのこと、写そうとしてないか? 
    何かセンスいいぜ、あの禿げオヤジ・・。
妻 : うーん、そういえば爺いのくせに妙に目がキラキラして少年のようだわよ。ちょっと惹かれるわね、あの手のオヤジって。

なぁ~んて会話はしてないよね、きっと。

日本丸と海王丸・「海の貴婦人」たちの船出です !

2008-10-05 11:03:32 | 東京さんぽ・秋

(2008.10.04 東京港晴海埠頭)

「海の貴婦人」と呼ばれる大型帆船の「日本丸」と「海王丸」はわが国が持つ2隻の
大型帆船です。
滅多に見れないその二隻の「海の貴婦人」たちの出航風景に間に合いました!

目の前で見る帆船の優美なそのフォルム・そのたおやかな美しさは感動的です。
何よりも「自然の風の力で帆走する」というこの大型帆船たちは、21世紀の機械力・コンピュータ万能の世に生きる
私たちにたまらないロマンをかきたてます。
それは科学技術の進化と引き換えに自然の恩恵の中で生きている事の実感を失くした、その喪失感から来るものなのでしょうか。

私はこの「帆船」というやつにたまらないロマンとノスタルジーを感じます。
(このブログの2007年7月9日付け寄稿・「おお、お台場に帆船が!」を参照乞)
「帆船」と言えば幾つかの名前が私達の記憶にすぐにあがりますね;
「サンタマリア」・・コロンブスがアメリカを発見した時のスペインの帆船。
「メイフラワー」・・イギリスから新大陸・アメリカへ清教徒移民を運んだ帆船。
「バウンティ」 ・・マーロン・ブランド主演の映画「戦艦バウンティ号の反乱」で有名に。その後メル・ギブソン主演の映画でも・・。
「カティーサーク」・インドから英国へ最短航海日数でお茶を運んだティークリッパーですが今ではお酒の銘柄として有名に・・。

ところでこの二隻の海の貴婦人・日本丸と海王丸についてですが、特に海王丸は
2004年10月20日に台風23号の高波のため停泊地の伏木富山港で座礁し、船体にも
乗組員にも大きな被害を受けました。巨大な波に翻弄される壮絶なシーンはNHKテレビニュースでも放映され,
数年前の事ですから私の記憶にも鮮烈に残っています。 

優美な海王丸の姿を見て、「あっ、あの海王丸だ!」と私は声にならない叫び声をあげました。 
元気に復活できて良かった、良かった!
因みに海王丸は全長97m、2238トン、4本マストのバーク型帆船。水面からメインマストまでの高さは46mもあります!
所属は独立行政法人・航海訓練所で主に商船学校生徒の訓練用に使われています。