goo blog サービス終了のお知らせ 

Sunset Cafeへようこそ

いつか、夕日の美しい絶景の地にカフェを・・と願う私のバーチャル・カフェ。未知の音楽と人との出会う場所。

「純度100%の和」の美しさ・・・鎌倉・東慶寺

2006-05-15 22:26:27 | 鎌倉さんぽ
久し振りに(と言っても1ケ月振り)、鎌倉を訪れました。
今日は時間が余りないので、北鎌倉駅で電車を降り、まっすぐに東慶寺を
目指しました。

東慶寺・・・。  
いいですなあ、このお寺は・・・。
何て言うんだろう、ここで感じるこの感覚は?
言葉にすれば、安らぎ、とか、安堵感て言うのかな。 理性でというよりも、
肌感覚で納得できる良さですね。



カキツバタが咲き始めていました。
カキツバタの奥には、青々としてまだ花をつけていない花菖蒲田があり、その
背後はお茶室だそうです。  6月中旬には咲きそろった花菖蒲を眺めながら
お茶をのめるそうです! もちろん、その頃になればイワタバコ(花菖蒲の斜め奥)やアジサイも見頃になるそうですよ。



しっとりした庵の前に咲いていた花の名前が分からなくて、このお寺の入り口
にお座りの女性(お寺の人?)に尋ねました。
「どれかしらねぇ・・?」と言いながら、その方はわざわざ受付を離れて私と
一緒にその花の所まで来てくれました。 それは「紫蘭(シラン)」でした。
(道理で私がシランはずだ!)。
ついでにその方は「これは十二単(ジュウニヒトエ)、これは・・・・ですよ」
と言う具合に私に親切に教えてくれました。
本当にご親切にありがとうございました。

お寺の階段を下ってすぐ右側にある、私の大好きな「喫茶・吉野」のテラス席で
ウグイスの声に聞き惚れながら、おいしいコーヒーを頂きました。

鎌倉新緑散歩 「石窯ガーデンテラス」

2006-04-12 19:18:56 | 鎌倉さんぽ
「良かった!」、「満足した」、「おいしかった!」、「景色も良かった!」、
「また行きたい!」と思いました。
お薦め新緑散歩・・その2は、鎌倉・浄明寺の「石窯ガーデンテラス」です。



これは「石窯ガーデンテラス」へのアプローチです。
「えっ? ホントにこの先にレストランがあるの?」と、初めての人は
思うに違いありません。古刹・浄妙寺の本堂と枯山水の庭を抜け、道は
緑の木々が生い茂る高台に・・。
このアプローチが素晴らしい!



これは「石窯ガーデンテラス」の前庭で、私はここでパンとコーヒーで
簡単な食事をしました。おいしかったですよ!
この奥にはレストランがあり、特にオープンエアのテラス席は鎌倉の眺望を
欲しい侭に出来る、素晴らしさだと思われます(残念ながら、お客様が一杯で
入れませんでした)。

鎌倉って、東京では絶対お目に掛かれない素晴らしいお店がさりげなく営業
してるんですよね。鎌倉は素晴らしいと改めて思いました。

近くの瑞泉寺とこことつなぐ散歩なんていいですよ。
新緑の今はもちろん、紅葉に彩られる11月の頃なんか、
たまらないでしょうなあ・・・。




鎌倉新緑散歩 「風花」でうぐいすを聞く

2006-04-08 22:40:00 | 鎌倉さんぽ


「明月院はお寺や庭園だけでなく、ウグイスの鳴き声まで美しい!」と
思いました。

千年近い古いお寺で、静寂のなか、爽やかな4月の風に乗って聞こえてきた
ウグイスの鳴き声は心に沁みました。
何という美しさだろうか、と立ち尽くしました。

このまま帰るのは惜しくなって、明月院をでたところにある御休みどころ
茶寮 風花
のオープンエア席で、コーヒーを飲みながらウグイスの声を聞き続けました。

風に乗って聞こえてくるウグイスの声は、どんな音楽よりも美しく、私を
感動させてくれました。
「もしかしたら、こういうのも幸せっていうものの一つかも知れないな・・」
と思いました。



鎌倉新緑散歩 「明月院」はパステルカラーの饗宴

2006-04-08 21:51:14 | 鎌倉さんぽ


北鎌倉の明月院。
吹く風は、未だ少し、ひんやりしていますが、北鎌倉は春の色に満ちて
います。

ありとあらゆる木々が一斉に芽吹き始め、北鎌倉はそれこそ小高い山の
頂から通りの街路樹まで若葉色が溢れています。
明月院の、梅雨の時期にはブルー一色で埋まる、あのアジサイの参道も
アジサイの新緑と花々の色で輝いています。




枯山水庭園の背後は、数々の花が咲き、本堂の瓦屋根と美しい調和を見せて
います。中でも、カイドウの鮮やかな紅色が渋い和の建物に映えています。



山門を飾るシダレザクラは余りに見事で、しばらく、去り難さを覚えるほど
でした。



春は、そこまで来ている ・・・ 明月院

2006-03-07 00:31:55 | 鎌倉さんぽ
今年3度目の明月院。

東京ではなかなか感じにくい春の訪れが、ここ北鎌倉では、駅を降りて
歩くその一歩ごとに、しっかりと感じられます。
それも明月院の敷地内に入ったとたんに、「3月初めの頃って、こんなに
カラフルなんだっけ?」と驚かされるくらいです。

初夏に私たちの目を楽しませてくれる、あのブルー一色の明月院のアジサイ
は、早くも新緑の芽がツンツンと出始めています。




山門をくぐって、ふと振り返ると、ゆるい勾配の石畳の参道が見えます。
明月院ならではの、風情のある石畳の参道です。
初夏の頃にはアジサイのブルーで埋まるほどの参道ですが、今はその気配は
全くありません。
その代わりに、黄色いロウバイが石畳の参道や山門の瓦にとても品よくマッチ
して咲き誇っています。



本堂で見た生け花は、これこそ、「一服の名画」と言えるでしょう。

このお寺は、訪れる人に対して、言葉や活字であれこれ説明せずに、
何かしら無言で語りかけてくるものを感じます。
さりげなく、さらっとしているたたずまい・・・。
しかし、それでいて、いざ帰ろうと思うと妙に去り難さを覚える・・・。

この日もそんな思いで寺を後にしたのでした。








黄金色の饗宴・・・・明月院のロウバイ

2006-02-07 22:19:28 | 鎌倉さんぽ

場所: 北鎌倉の明月院


いや、それにしても花の少ないこの季節に、これだけ多くのロウバイ
を見れるとは思いませんでした。まさに、満開!という感じで数10本の
ロウバイが咲き誇っていました。

この明月院というお寺は、ある花の旬の時期にはその花の美しさを
心から楽しませてくれるお寺であるようです。
アジサイの時には全山がブルー一色のアジサイ、紅葉の時期には寺全部が、
ホントにため息の出るほど美しいモミジに彩られる。
そして今もロウバイの花が・・。



生きとし生きるものは、こんなにも美しいのだなと改めて感じさせられ
ました。
真冬で枯れ枝・枯れ草ばかり多く、生命の動きをあまり感じにくい中で、
鮮やかな黄金色を主張する姿は、奇跡のように美しく、大変に感動
しました。



鎌倉は、渋い!・・・・マンサクの花(北鎌倉)

2006-02-06 22:44:04 | 鎌倉さんぽ

場所: 鎌倉市山之内の東慶寺


今にも雪が降って来そうな空模様。
吐く息は白く、手も凍りつくようなこの天気にこのお寺を訪ねる人は
殆ど私だけ・・?
でも、何もないこの季節に、凛として咲く花の何と美しいこと!
苔むした老松に瓦屋根、鉛色の空(見えない?)に映える春一番の香り!



純度100%の「和」って、気持ちいいですよね!
この写真の絵を見る限り、850年前でも現代でも、人がこの景色を見て
「良し!」とした感性は、そう変わっていないのでは・・?
(もちろん、今後も、ね・・。)



東慶寺の庭に、ひっそりと咲いていた水仙。
決して大きく主張する事はないが、可憐で、密かに見守っていてあげたい
存在。凛として気高い。





今年一番の春!  (北鎌倉のロウバイ)

2006-01-29 19:46:24 | 鎌倉さんぽ

場所:北鎌倉の浄智寺 (2006.01.28)


暖かい陽射しに誘われて今年初めての北鎌倉を訪れました。

ポカポカ陽気で、風もなく、陽だまりを歩くとホントに「春の中に
入っていく感じ」がしました。
でも僅か1週間前の週末には猛烈な雪が降ったんですよね。北鎌倉のお寺
を歩くと、日陰のあちこちに分厚い雪がまだしぶとく残っていました。

お目当ての海蔵寺は枯れ木ばかりでがっくり。なすすべもなく、長い道のり
を北鎌倉駅に戻る途中、もしかしたらと、浄智寺をのぞいてみました。

何とうれしや!
可憐な蝋梅(ロウバイ)の黄色の花が、陽だまりの中や、日陰の雪の
かたわらで、元気一杯に咲いていました。
「よく1年頑張ったね、よく今年も出て来てくれたね。ご苦労さん!」
と、声をかけてあげたくなりました。



そして、再び、明月院へ。

2005-12-07 22:40:00 | 鎌倉さんぽ


ここ数日で季節は確実に秋から冬へと替りつつありますね。
娘の嫁ぎ先の安曇野では、「昨日は吹雪だったよ」と言っています。

そんな中、
「明月院の紅葉はどうなっただろうか?」
「この寒さで月笑軒を覆う、あのモミジは未だ健在だろうか?」
「丸窓の背後に見えた、あの紅葉は,今、どんな風に?」
などと気になって仕方がありません。
よし、こうなったら、とあせる気持ちを抑えながら再び、北鎌倉へ・・。

きわどいタイミングで、散り行く寸前の、紅葉の輝きをみることが
出来ました。
今回は気持ち的にも少し余裕が出来、周りを見回してみました。 
そして思ったことは、「紅葉も良いけど、紅葉を見に来た人々の
表情が本当にきれい」と言うことでした。
「今の、この季節感を感じたい」「美しい紅葉を記憶に留めたい」
と人々(私も含め)は思い、ご夫婦で感想を語り合い、お一人で感動
に立ち尽くし、それは、良い音楽を心から堪能した一夜のコンサートの
後の雰囲気にも似て、良いムードが漂っているのを感じました。
寒い日でしたが、何か、ほのぼのと暖かい気持ちで家路につきました。




みやびなたたずまいに魅了される・・・東慶寺

2005-12-03 23:33:09 | 鎌倉さんぽ


北鎌倉駅からゆっくり歩いても10分と近い。また交通量の多い鎌倉街道
から一歩入っただけなのに、ここには「静寂の寺」という印象があります。
誠に静けさに満ちた寺である一方、そこはかとない「たおやかな、優雅
なたたずまい」を感じるのは私だけでしょうか?

入り口から境内を貫く清潔でゆるい登り坂の参道があります。
私はこの参道の左手の、低い柴垣に囲まれた茶室と、それに続くあづまや
風の家と小さな畑の、全体から醸し出される何とも言えない調和に、いつも
時のたつのを忘れてしまいます。
いつも思うのは、「日本てなんていい国なんだろう・・」ということです。

この日の紅葉の見事さは筆舌に尽くし難いほどでした。
全体を振り返ってみますと、丹精込めた樹木などの自然と寺の建物が完璧に
一体化し美しいハーモニーとなっているのを感じました。
この寺の紅葉の美しさは、鎌倉以来、何百年もの間、現世と来世の苦悩に向
き合い、少しでもこの世を美しく生きようとして来たこの寺の人々の祈りの
現われと思いました。