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ハナウタ うたこの「宝物がいっぱい」

自分にとっての「好き」や「嬉しい」を集めて綴る、ささやかなことのブログです。

空振りする女

2016年03月30日 | ❻ 〇〇な女

キッコーマンのCMを見てひらめいた。

ちょっと息子を笑わせてやろう、と。

「似てないよ~。母ちゃんってどんだけ~!」とか言わせたくてさ。

そう、私は笑わせたい女なのだ。

 

母 :「ねえ、お母さんこの人(森高千里)に似てると思わない?」

息子:「・・・・・・?」

母 :「ねえ、お母さんこの人に似てると思わない?」(←聞こえなかったのかと思って繰り返している)

息子:「・・・・・・?」

母 :「ねえ、お母さんこの人に・・・・

息子:「・・・何を言ってるの?・・・・いったい何の話?質問の意味がわからないんだけど・・・

 

・・・・・いや、何でもないです

たいした話じゃないのでもう忘れて下さい。

 

あまりにかけ離れていたため通じなかったらしいのです。

そうかそうか、そう来るのか。

根っからの正直者め。

 

 

 

 


捨てない女

2016年01月05日 | ❻ 〇〇な女

私は日常生活でストッキングをほとんど履かない。

会社勤めの頃は必需品だったけど、今は履く機会はほぼありません。

ストッキングって伝線しやすくて不経済だし

履かなくてすんでやれやれです。

 

ところで掃除や靴磨きをする時にストッキングがあると便利です。

他のものでも用は足りるけれど、あればあったで何かと便利。

年末の掃除中に、3本くらいあればなぁ~と思ったので

暮れに実家に帰った時に母に聞いてみました。

母は74才、ダメもとで。

と言いつつ、ちょっとした確信はある。

「お母さん、伝線して捨てるようなストッキングある?

    もしあったら分けてくれない?」

 

「探してくる」と言ってしばらくして、

母はスーパーの大きな袋いっぱいのストッキングをくれました。

「こ・・・こんなに・・」と正直思った。

想像以上の量です、多すぎる。

スーパーの「大」だもの!

でも、ほらね、やっぱりあった

思った通りだ。

 

 

さて、新年は実家から実家への移動でバタバタします。

お節やお雑煮の準備を手伝うのもあって自分ちの荷物はおろそかに。

で、今年はWさん手編みのニット帽をうっかり実家に忘れてきてしまいました。

母から電話で連絡を貰ったので、

ならば5日の午前中着で送って欲しいと頼みました。

 

今日、宅急便が届きました。

ニット帽だから普通郵便だろうと思っていたら大きなダンボールです。

気を遣って頂き物のお年賀をわけてくれたのだと思い

ありがとう~と箱を開けました。

 

びっくり。

これは予想外。

私の中ではもうストッキングに関してはケリが着いていたので

(だって、10年分貰った)すっかり忘れていたのですが

母にとってはまだ現在進行形だったようです。

 

そこには更にスーパーの袋3つ分のストッキングがありました。

お煎餅が割れないように、最高のクッション材にはなってるけど

いったい!この量は!!なんなの!!!

ため込み過ぎ、お母さん。

捨てなさ過ぎ、お母さん。

たぶん執着するタイプの母は、まだどこかにあるはずだ、と

新年早々、家中を探してストッキングを集めたのだと思います。

 

面白い私のお母さん。

少し変わってる私のお母さん。

しつこい私のお母さん。

捨てない私のお母さん。

扱いにくいところがいっぱいある・・お母さん。

・・・本人は全くそうは思ってないと思うけどそれでいい。

いつも一生懸命で  ありがたいのですが、

同じだけイタくて  切なくて  

母を思うととても複雑な気持ちになります。

娘って、いや、私って「どんだけ~」って感じでしょ

 

 

 

 


忘れる女

2015年11月26日 | ❻ 〇〇な女

4年くらいウチにいる小さなぬいぐるみの小鳥のお尻が青かったので

「ここ見て!すごい!尻尾のまわりだけ布地が青いよ!気が付かなかった~」

と言ったら

「それ、この間も言ってた。何か月か前に。」

小さい方の人がそうボソッと言いました。

「嘘だ~ だって母さん今気づいたんだよ

と言ったら

「それもこの間言ってた。そっくり同じセリフ」

・・・・う、嘘だ~ ・・・・

そんなこと言われても全く記憶に・・・・。

「・・・言ってないと思うけど・・・」

と言うと

「じゃあ言うけど、この子のお尻が青いって言ったの、もう3回目だからね。

 一番最初は(この子を)初めて見た時に言ったんだよ。

 『見て!尻尾のまわりのお尻のところだけ青いよ!』って。

 母ちゃん、記憶大丈夫

「だっ・・だっっ・・・だだっ大丈夫だよ~ 多分・・・。」

 

私の人生は一粒で3度美味しい人生なのです。

秀じいの娘だし。

 

 

 

 

 

 


よこしまな女

2015年07月07日 | ❻ 〇〇な女

母から電話がありました。

「畑で採れたジャガイモと玉ねぎ送るね。」と。

うわぁーーい。いつもありがとうございます。

今回はいつも以上に嬉しく思います。

 

「心配してるよ、大丈夫なの?お金とか大変じゃない?」

「まあでも何とかなってるよ。お金は正直大変だけど。」

「そうだよね。・・・・ちょっと送ろうか?」

「いやいや、全然大丈夫だから!ごめん心配かけて。

 自分たちのやれる範囲でやってるから、ほんと、心配しないで。」

 

 

・・・・そうは言っても、実はちょっとしたお小遣いを期待しておりました。

「うたこ、頑張ってるね。たまにはコーヒーでも飲んでほっとしてね。」

かなんかのメッセージ付きで、

ジャガイモの上に置かれた 封筒に入ったお小遣いを期待しておりました。

 

しかし

一応たてまえのつもりで言った言葉は そのまま受け止められたようです・・・

いや!いいんです、いいんです、それでいいんですけどね。

でも・・・・ちょっと期待してたから・・・・。

 

・・・・ああ、強がるんじゃなかった。

 

 

しかもなぜかクール便で届いたので

「もしかして干物とか果物とか手作りのジャムとか応援物資が入ってるのかな

 いや~ん、クール便とは特別感漂ってるなぁ~。期待しちゃうよ~」

とワクワクしながら開けてみると

段ボールの半分がジャガイモで残りの空きスペースの3/4が玉ねぎで

あとの残りはきゅうりとなすが埋めている。

 

あれ?

いつもと同じだけど?

・・・入れ忘れた?

クールの必要ある???

 

他に 半分食べたお蕎麦の上部をセロハンテープで湿気止めしたヤツがポツンと入っていて

わざわざ手間をかけてまで入れたかったのがコレなの???

???これしかなかったの

と、しんみりしてしまいました。

 

ええ、ええ、そうです 私はそういう人間です。

こんな大人に育ってしまってごめんなさい。

文句など言えた義理じゃないし

文句のつもりもございませんが(本当か?)

本来なら 私の方があれこれ心配して世話する年齢のわけですが

・・・いや なに、ちょっと・・あれだったもんだから

 

momoさん、もしもうちの母に会うことがあったら

「うたこちゃんがこんなこと言ってたわよ。本当はお小遣い期待してたんだって。

 本丸せんべいと梅ジャムも期待してたんだって。

 そういう時はハッキリ欲しいって言わなきゃダメよね~。

 あの子 いつまでたってもしょうがないわね~。

 根性が甘えてて ねーさんも大変ね~。」

って言っといて下さい。

賢い母には伝わるはずです。

 

 

 

 

 


騙す女(だます、おんな)

2015年04月23日 | ❻ 〇〇な女

母という人は、私の母という人は 本当に罪深い人です。

私が里帰り出産をした14年前に初めて知った真実を今日は記しましょう。

 

小さい頃から私の小食は母の悩みのたねだったようで

好き嫌いはダメ、もっと食べなさい、やれ残すなとさんざん言われて育ちました。

だからといって量を減らすでもなく カットや味付けに工夫をするでもなく、

“出されたものを食べる”という子ども側の努力を強いました。

そして期待に応えられない私はいつも怒られてばかり。

「食べる」辛さをいくつかの古い光景の中に今でも思い出したりします。

 

父は始発電車で出勤して終電で帰るような生活だったので

食事は母と妹と3人が多かったのですが、

忙しい母は始終 台所とちゃぶ台を行ったり来たりしているし

食べ終わるとすぐに別の家事に取り掛かるために先に席をたってしまう。 

こうした巧妙な隠ぺい工作にまんまと騙されて

私は全く気づかなかったのです、母の隠された真実に

 

 

14年前に知った母の真実、それは罪深いにもほどがある

実は母が超が付くほどの『偏食家』だったということです

 

仕事を無事勤め上げて退職した母は その頃頼まれて市内の神社の事務をしていました。

娘が出産するからと仕事に融通を付けて貰った母と

初めて3度の食事を共にするわたし。

そしてコトは発覚したのでした。

 

 

鶏肉ダメ、牛肉ダメ、豚肉はOK。

チキンやビーフでダシをとったスープなども当然ダメ。

魚は小田原アジ(開き)と塩鮭のみ可。

刺身NG。

うなぎもダメ。

野菜も苦手多し。特にネギ、ニンジンが。

納豆、牛乳、チーズ、バター、ヨーグルト・・・乳製品全般ダメ。

おい、おい、おい

何食べて生きて来たんだ

 

母の口から 次々と明かされていく真実に

「うそ?・・・ホントに!?」を連発するばかりの私。

 

  知らず知らず歩いてきた 細く長いこの道

  振り返れば遥か遠く 故郷が見える・・・・

 

母の大好きな美空ひばりがどこかで歌っています。

ああ、そうか、私の心の中で、か。

知らなかった・・・・本当に知らなかった。

ひばりさん、私30年以上知らずに生きてきたんです・・・。

 

本当の自分を告白出来たことにほっとしたのか

隠し事のひとつを公にしたことで肩の荷を下ろした母は解放されていきました。

 

私が戸棚の奥にカップヌードルシーフード味の買い置きを発見したのは

それから間もなくのこと。

禁止したよね、私には

体に毒だから食べちゃダメだよって言ったよね

 

孫が成長するにつけ、我が目を疑う事ばかり。

実家にジュースが買い置きしてある

あー、うちの子にこっそりヤクルト飲ませてる

まだ解禁していないラムネやチョコ 食わしてる

 

 

でも大人になると昔の辛かったあれこれが、懐かしくも遠い過去のこととして

笑い話になってしまうのですね。

私の富士山は噴火することなく 鳴門の渦潮のように荒れ狂う事もなく

笑い話としてお披露目される程度で許されていく。

時の流れは偉大なのです。

ただ川の流れのように緩やかに過ぎていく 母と子の確執なのでした。

 

 

  PS.この事実を知った当時 私はすぐさま妹にチクりました。

   「マジーーーー なんなのお母さん

    と妹が噴火してくれたので 私も「でしょでしょーー」と同調し、

    妹の驚きっぷりで スッキリしたのでした。

    めでたしめでたし。