オレンジ色の紫陽花

携帯から軽快に綴るおいらの日々。
…だったのだが、ツイッターのまとめブログに変更。極稀にこっち単独の記事もある、かも。

「インストール」

2005年11月19日 22時46分55秒 | ほぼ、文庫本
インストール/綿矢りさ/河出文庫

さーーーーらーーーーっ、と読み終わりました。
随分話題になった作品ですが、その後、こうして文庫になるまで読もうとは思わなかった。ま、それはいつものことなんですが。金原ひとみの作品もそういえば読んでないけど、これはなんていうか、んー、食指が動きませんので多分、このまま読まないかもしれないな。なんとなく。(ってもこれもいい加減な感じなので、舌の根が乾かぬ間に読んで絶賛するかもしれない)

良くも悪くも、日常ってさ、こんなもんなんだよね、と妙にリアル、元現実的、日常的?でした。
でも「他人の家に合鍵を作って昼間入り込む」ていうところは非日常的(であってほしい)だし、自分の部屋をすっかり空っぽにしてしまって、その事を一緒に住む母親にすら気付かれない、なんてところもそれはありえねえだろうー(であってほしい)、とツッコミたくもなるんだけど、でも、ま、ほんとにまるっきり有り得ない事でもないかも、と思える程度に現実的な感じ。
でも、だからってそのレベルを超えることはなくて、チャットに出てきた「聖璽」のあたりで、もっと大きなハプニングに発展するかと思いきや、完全に肩透かしをくらってしまった。え、あれ、終わりかよ、みたいな。その、大どんでん返しの「ない」ところが現実的だなと思いましたね。現実はそうなんだよ、ここからが面白いんじゃん、とか思うとそれはすとん、と終息してしまうし、ありえないありえないありえない、と思ってるとどんどん深みにはまる。
そう、日常って、自分達が生きている空間て、こうなんだよね。
あくまでもこれは小説だけど。
そうか、今の子ってこんな感じか、って。淡々としたモノ(が何であるかは分からんけれども)が残りました。で、すぐに消えました。
だけど、綿矢りさの作品は、次のも(文庫になったら、あるいは図書館で見つけたら)読んでみようかなって思いました。

教習所にて思ったこと

2005年11月19日 09時59分37秒 | 過去ログ
ええ、今のところ、なんとかケツを割らずに通ってますよ、教習所。
先月末の土曜日に入所式(ていうか、説明とか適性検査とか)があって、実質今月になってから学科やら技能やら受けてます。この時期だから平日の昼間なら、楽勝で受けられるだろうと踏んでいたのに、おや、まあ。やはり学生さんの自由さには勝てないようで。
夕方近くになると高校生が制服着て受けにきますよ。てことは3年生だよね。進路決まってるのかそうでないのか知らないけど、彼女達の恐れを知らない無敵のミニスカートな制服姿に、教官はどう思ってるんだか。(初めの説明の時に言われたよ、短いスカートはやめてください、て。あらぬ疑い防止の為だと思われますな。)ま、ね。彼女達は多分、運転中に教官が足元を見ても、そんなことに構っちゃいられねえ!んだろうけど。おいらもそうです。いや、ミニ丈をはいてるわけじゃなくて、運転中の教官の視線なんて気にする余裕はありませんから!前だって見えてないのに!

当然のことながら、教官にもいろんなタイプの人がいます。今までに4人の教官に当たったけど、まず言えることはさ、こないだまでやってた月9の妻夫木のような若い教官なんてどこにいるのさ!てことですよね(笑)。
まあね、ちょっと考えりゃ分かることですよ。教習所の教官になるってことは、それなりに経験がないと駄目でしょうから。運転歴もそれなりにあるんだろうし。詳しいことは知らないけど。
でも、おいらちっとも「ちぇ」ではないです。だっておいらの守備範囲は広いですから!ってなんだよそういう話かよ!(笑)
それとさ、なんだろう、おいら車の運転てことに関して、ものすごい低姿勢なんですよ。元々乗りてえー!とか思って始めたわけではなくて、ま、取っとくのもいいか、みたいなノリで始めましたから、ぶっちゃけたとこ、補習になったって構わないと思ってるんですよ。むしろすすんで補習受けたいくらい。こんなおいらを放り出さないで。頼むからちゃんと見てて。お願いだからんー、ま、いっかー、でスルーしないでー!て感じ。
だから、厳しく見られたって全然「けっ」とは思わないし、教官に対してもおっしゃるとおりですー、へへー、てなもんです。明らかにおいらより年下だよこの教官(一人、いた)ていう人にこんこんと諭すように言われても、ちーっとも厭な気しなかったもん。ありがたや、ありがたや、て感じでした。は、は、は。

今、第1段階で、回数(技能の授業数)の上では半分くらいですが、内容を見ると多分それよりも手前だと思われます。次S字とかクランクとか。バックと坂道発進は終わったよ。
…こんな調子で路上教習なんて行けるようになるんだろうか。
ていうか、こんなおいらが車なんて運転しても、世間的に許されるんだろうか。

という一抹の不安はどこまでもついてきますが、その為の教習所なわけで、なんとか頑張ります(あ、言っちゃった)。