今まで詩には興味が無かった私ですが、ブログに紹介されていた「自分の感受性ぐらい」を読んで、感動しました。自分の怠惰な日常に喝を入れられたような感じです
さっそく本屋に行き(店頭に無かったので)注文して、やっと手にすることが出来ました。こんなに凛とした詩を書く人はどんな人生を送ったのか?と興味がわきましたが、本にはプロフィールも無く謎です
自分の感受性ぐらい 茨城のり子
ぱさぱさに乾いていく心を人のせいにするな
みずから水やりを怠っておいて
気難しくなってきたのを友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか
苛立つのを近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし
初心消えかかるのを暮らしのせいにはするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった
だめなことの一切を時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄
自分の感受性くらい自分で守れ
ばかものよ
どうでしたか?
最近、亡くなられたってネットで出てきたような気がします。
いったいどんな方だったんでしょうね。
bettyさんに断りもなく、自分のブログに載せてしまって、ごめんなさいねm(__)m