[347]脳内ろっきー『趣味睡眠・明晰夢』

睡眠しているときに見る夢。 その夢を見ているとき、自分で夢と自覚して見ることは、まず無いと思います。 もし、夢を夢として自覚して見ることができたら。 誰かが言っていましたが、そのときに夢の中では自分で好きなことができるようになると言います。 そんな夢を明晰夢というそうです。 明晰夢は自分自身の好きな世界にすることができるので、娯楽としても注目されていたりします。 明晰夢を見る為には、訓練や条件が必要となるようです。 自分の見た夢を出来る限り思い出し、記憶すると明晰夢を見やすい体質になるとか。 また、二度寝したときに見る夢は明晰夢になりやすいとか。 もし、明晰夢を見ることが出来たら。 食欲・金欲・性欲…ありとあらゆる欲望を叶えることが出来るようになる訳です。 現実の世界でなく、夢の世界で欲望を叶えても空しいだけ。 そう思う人も多いはずですが、実際に明晰夢を見れるようになった人は、現実の世界よりも夢の世界を選ぶようになります。 何故、そんなことが言えるのか。 それは俺自身に明晰夢を見る能力があり。 現実の世界よりも夢の世界に生きる時間が長くなったからです。 この能力は幼少期よりあり、俺は現実の世界を不自由な世界、夢の世界を自由の世界と認識していました。 その為、両親や先生に怒られることも多く、友人にも変わり物として一線引かれていました。 小学生の高学年ぐらいになり、俺は他人とは違うんだ。特殊な能力があるんだと、自身で認識するようになりました。 それと同時に、小中高校と部活にも入らずに帰宅して、直に寝るという習慣が付いていました。 確かに、子供の頃から他の人よりも寝る時間が異様に長かったようですが、それにも増して睡眠時間が増えました。 そんな俺も社会人になり、人並の人生を送っていました。 その為、普段の睡眠時間は減り、明晰夢を見る時間が減ってしまいました。 たぶん、それが原因だったんだと思います。 それが原因であんなことをしてしまったんだと思います。 正直、今までは現実の世界で起こった嫌な出来事や思い通りにならないことがあった場合、全て夢の世界で全てを解決してきました。 嫌な先生やムカつく友人を、夢の中で好きなように痛めつけてきました。 酷いときは、命を奪うこともありました。 気になる異性がいれば、夢の中で性欲の赴くままに… それが、明晰夢見れる時間が減り。 現実世界の不満を解決出来なくなってから。 俺の中で、現実と夢の区別が付かなくなってしまいました。 そのせいで、同僚の女を襲い。 嫌な上司の命まで奪うことになってしまったのです。 …という話はどうでしょうか？ 別に運呼マンは関係ないんですけど、[98]で小説的なものでも書いてみようかなとか言っていたんで、これでどうでしょうか？ まあ、あのときに頭の中にあったものとは違う話ですが。 あれもこれも夢からの話ってのは同じなんですが。 たぶん、藤子不二雄の漫画の影響を受けて、思い付いた話だと思います。 俺の知る限りでは、この話はなかったはずです！！！