大江戸温泉の朝は早かった。7時前に館内アナウンスが流れて、皆さんわさわさ仮眠室から動き出した。
状況が掴めぬまま、とりあえず動くとスタッフが総出で襖をあけ、日差しを取り込み、散らかったマットと毛布を手早く片付け始めた。
ムカつくが形式は健康ランドの仮眠室であると考えたほうがいい（※大江戸温泉には宿泊できる所もちゃんとあります）
温泉であたたまって寝ても、冷房効きすぎていたのでなんかダルかった。
ダルダルのまま9時頃温泉を出た。
「あの起こされ方はいつか暴動が起きるぞ」
「休めたようで休めませんでしたね」
その辺で朝飯を食べながら、そんなことを話した。
んじゃ帰ろうか
「ちょっとまった！ここまで来て何言ってんすか」
「
アイドリング!!!を見ていくべきでしょ」
え
フジテレビが今一番おすグループ、アイドリング!!!という番組。
観ていないのだが、某アイドルユニットとは違い所属事務所も違うなか個性際立つ、カワイイだけじゃない。すごいグループみたい。
それに堅あげは随分前から、ハマっちゃったんだ
彼らはフジテレビの夏のイベント、お台場合衆国期間中は毎日ステージに上がる。
だから観たい
つうか私も観るべきだと堅あげは朝マックしながら力説した
アイドリング、知らなかったわけではないのだが
整理券をもらい並んでいる男子率が高い。うしろにはラッシャー板前みたいなやつが居て、とてもオドオドしながらこちらを見ていた。
ステージ前に移り
突如、メンバーが現れ一言
「これから（歌の）リハーサルします。
モテ期のうた」
えっ
えっ？
もてき？
ツインリンクもてぎ？
入りに戸惑いとモテ期と茂木を間違った私
堅あげに聞くと、アイドリングは毎回リハーサルをしてから本番をするそうだ。
にしても突然さささと出てきたことにビックリ。
これもサービスなのであろう。
でも
あ
あっ
かわいい
この時でてきたのが
フォンチー、横山ルリカ、酒井瞳、菊池亜美、橘ゆりか
フォンチーヤバい、カワイイ
そして
本番始まり
終わり
「おい！なんだあいつらは」
「アイドリング!!!でしょ」
「やばいね。かわいいわ」
「殿様はやはりフォンチーっすか」
「フォンチーもいいんだけど、他もすごいわ」
「やばいとかすごいとか、高校生が言う感想じゃないんだから」
「そんだけ若いってことよ。言うならば艶めかしさも
あった！」
「
あった！って大声で路上で言わんといて下さいよ」
途中トークも挟みながら、三曲を歌ってくれた。
歌と振付がよくわからなかったから盛り上がり方がわからなかったが
なんか楽しい
「おいおいおい、この楽しさは久しぶりだぜ」
「さ、整理券をまたもらいに行きましょう」
メンバー総勢15名居るのを3チームに分けて、1日2ステージする。だから午後は違うグループのライブとなる。
因みに先ほど見たのが「
塔’s」というチーム、チームTシャツもある。
次は「
みすずさん」というチーム
あの…
はい
「みんなでやる…ふりを
振りつけを教えてくれ」
「アイドリング、ハマっちゃってるね！」
そして午後も終わった。
俺が金持ちだったらばなぁぁぁぁ
「いやいやいやあの子ら、別に自ら望んでやっていますから」
「しかし世の中、金なことは否めない」
「さっ俺このあと帰ります」
夜通しとはいえ用事があったので、ここらでアディオスすることにした。
「
殿様！何言ってんすか、このあと握手会だよっ」
この日DVDを買うと握手会に参加できる。堅あげはさすが買っておりました。
しかし握手会は時間推しているのかなかなか始まらない。
仕方なく帰ることにした
すると堅あげが追いかけてきた。
「（握手会が）は、始まったすよ、これ逃したらば…
」
「モテ、モテ、モテ、なやむよ！モテ、モテ、モテ、うれしい！」
「っていうからな（※モテ期のうたより）」
さっ早く！！
この握手会は午後ライブをした「みすずさん」のメンバーによるもの。
「みんなに、な、なにを言えばいいんすか？」
「俺は番組見ているからそれ系でいこうかと」
「俺はまったくわからん。有名人と握手するのは朝青龍以来だから」
「じゃその時のような感じで、いいんじゃないっすか！ほら前空いた」
「横綱！横綱！でいいのか？」
「わからん（緊張）」
ありがとうございました
つ、つぎの番だ
「よ、よこづ★×△○～」
「あ、★×△○～」
「★×△○～」
「★×△○～」
「★×△○‰～」
クハァーーーー！
「俺、
右手洗いませんっ」
「んじゃ食事にトイレどうすんのよ！？」
「それだけってことっすよ、いやー来てよかったっ」
「こりゃ堅あげに感謝だな。俺からも
握手してあげるよ」
「きたない！きたない！」
「ぶっちゃけ握手なんて流れだと思っていたんだよね。なんか言って、ハイ次みたいな感じで進んでいた」
そしたらだよ
×××さんの握手で
（名前は伏せます）
引き留められたからね。
「引き留められたっていうのは言い過ぎなんじゃないっすか？」
「だったらば、お前あの×××の時、こうやって力込められた？」
いえ
「
こうされたんだよ！されたらばどうなる？」
嬉しい
「それまだ自分作っているよ。素直になってみな」
惚れちゃう
それが
今の俺
あの
遠藤舞に惚れた！
そんな話をそんな話を
ずっとしながら帰った。
2009年夏の夜遊び、アイドリング!!!に全て持ってかれて完敗。
来年に続くとか続かないとか
「うわっ」
「キャー」
「しかし、よくもまぁ」
「体調管理とか」
「こいつらわかってないよ。僕が一番ガンダムをうまく使えるんだ！」
