S’PORE papa

シンガポールへ2005年~2010年まで単身赴任・・・ゴルフの回数は、激減・・・競馬、釣り、ガーデニングなど多趣味・・・

聖火リレー

2008-04-29 13:54:55 | シンガポール
今日あたりは、ベトナムを走っているのでしょうか・・・

オリンピックの聖火リレーは、いろいろと物議をかもしています。ことの発端は、チベットの暴動なのでしょうが、その抗議先を聖火リレーに求めるのは、どうかなと思います。

国の政治は、政教分離が良しとされます。オリンピックも政治と絡めないで欲しいものです。

せっかくのアスリートの努力の結晶を政治的横槍でじゃまされたくありません。

それにしても、聖火リレーが上手くいった国とそうでない国は、まさに言論の自由が認められているかどうかのバロメーターですね。

たぶんシンガポールでやっても、全く問題なく上手くいったと思います。

しかし、恐るべくは、中国パワー・・・どの国で聖火リレーをやっても直ぐに数千人の応援団が駆けつけてきます。フランス・アメリカ・オーストラリアなどは、1万人規模で集まったとか・・・華僑パワーは、凄い! 世界は、まさにこの人達と上手くお付合いしていかなければならない時代です。

この出来事やチューリップやパンジーの損壊事件を見ていると大衆の感覚って根は、同じように感じます。ほとんど付和雷同なんだよな~。大衆は、いつも社会的なストレスにさらされているんですね。政治が上手くいってないと、何かのきっかけがあると直ぐに噴出する。

私のうがった見方ですが、常に大衆は、不満をかかえている。ストレス発散の機会を待っている。

今回の件も、「チベットに自由を!」という大儀名文がありますが、チベット人ならいざしらず、フランス人が本当にチベットの為に血を流すとは、思えません。多くの人の感情は、中国に対する不満の表れなんでしょうね。

その不満現象が現れたのだから、中国政府もその芽を上手く摘まなければ、世界的な紛争に飛び火しかねません。中国の歪が世界に拡散しているのでしょうか。

中国人は、イスラムの人達に比べれば、強烈な宗教観などがなく、それだけ現地の社会に溶け込むことが出来ています。

テロや大規模な暴動までには、発展しないと思いますが、世界平和の為にも、中国政府の政治、民衆コントロールの手腕、外交施策に期待しましょう。

我々は、悪い先導者にそそのかされたり、自分の中のストレスを反社会的に発散させないように心がけたいものです。

今のシンガの天気は、 もう直ぐスコールが来ます。