S’PORE papa

シンガポールへ2005年~2010年まで単身赴任・・・ゴルフの回数は、激減・・・競馬、釣り、ガーデニングなど多趣味・・・

読書

2008-04-28 15:09:45 | シンガポール
読書量が減っている・・・ここには、東南アジア最大の「紀伊国屋」書店があるので、日本の本を手に入れるのには、全く問題がないのだが、なにせ、値段が2~3倍するので、文庫本でも、早々には、手が出せない。

今年に入って何を読んだんだろう・・・全部嫁さんがこちらに来る時に買ってきたり、もってきたりてくれた本・・・「天璋院篤姫」「生物と無生物のあいだ」「容疑者Xの献身」「ダイイング・アイ」「夜明けの街で」等々・・・そんなに読んでいませんね~(もっと日本人会の図書館を利用しなくては、、、)

「篤姫」は、宮尾登美子氏の文体がどうも、最初はとっつきにくかったもだが、読んでしまえば、なかなかの時代考証と人物の見方が面白く感じます。特に、慶喜像などは、司馬遼太郎の「最後の将軍」とは、180度違うのでは・・・作家による歴史上の人物評価が面白いところです。

また、テレビはテレビで原作から派生して、たぶん全く想像であろう人間関係をドラマの中で創作しているものと思います。そのように見ていくと、テレビの方も面白く感じます。

さて、東野圭吾著、「ダイイング・アイ」と「夜明けの街で」を続けて読みましたが、まあ、「ダイイング・アイ」は、売れっ子推理作家、プロとしての基準以上の作品程度の印象でした。

どうも推理小説って、思わせぶりに進む話の展開が、俺だったら、こう話したり、こうするだろうとストーリーと読者の思いが乖離しすぎると・・・面白みを欠きますね。ちょっと、そんなきらいがあるように思いました。

「夜明けの街で」は、なかなかレベルの高い小説だと思います。「容疑者Xの献身」とある意味、双璧をなすのでは・・・献身と不倫、まさに正反対の愛を描いています。

しかし、この不倫心理描写・・・作者自身経験があるんですかね~

今のシンガの天気は、 メチャ暑いです。