残ったもの

テスト期間中に思ったこと、考えたこと、良かったこと、反省したこと・・・。

これらをそのまま流してしまうのは大変もったいない。

テスト期間中という特別な時間に自分に「何を残せたのか」、はテストの「結果」と同じくらい大事である。

それを別の言葉でいうとテストまでの「過程」となる。

ここを重視しているタイプはテストを繰り返す度に成績が向上していくことが多い。

自分に足りなかったことを反省し、次に生かすからだ。


授業の受け方、塾のテキストの進め方、学校の課題の取り組み方、勉強を始める時間、集中力を発揮させるための工夫・・・

いろいろなことを考えて、できることから一つひとつ改善していく。

良いところは残し、悪いところは改める。


反対に「結果」がすべてだ、というタイプは自分がノッてやれるときは結果も出るが、
自分がなかなかノレないときはキツイ。

いつもやる気バッチリ！なんてことはそうそう無いから、そういう無気力な状態に陥ると結果も厳しいものになってしまう。
自分ではやったつもりなのに・・・しかし周りからは厳しい言葉が飛ぶことが多い。


そういうタイプは、まずは自分で「ちょっと立ち止まって」考えなければならない。

そういえば、テスト前だけしか頑張っていなかったな・・・。
授業内で解らないところを質問もせず、問題集でやり直すこともせず、学校の宿題は答えを写しただけだ・・・。
覚えよう、とは思ったけど「覚えきった」までやれなかったな・・・。

冷静になって考えて、そういった反省が浮かべば前に一歩前進だ。

同じことを繰り返さなければきっと「成功者」になれる。

誰かも言っていたが、「本当の失敗は同じ失敗を何度も繰り返すこと」である。

えらそういう大人だって同じ失敗を繰り返してしまうことは多い。


テストが終わったら、
「ちょっと立ち止まって」考えてみよう。

そして何か一つでも気付いたことを改めることができれば
誰もが必ず「伸びるタイプ」になれる。