例えば,同じ電機メーカーでも企業によってパーフォーマンスは異なる.これを経営戦略論では「Competitive Heterogeneity」と呼ぶらしい.直感的には,企業の体質や文化がパーフォーマンスの差になって表れているが,体質とか文化はなかなか真似できない.だからこそ,資本も技術も情報もグローバル化した時代において,競争力の源泉としての体質とか文化に根ざすケーパビリティの価値が高まっている.真似のできないコアコンピタンスを生み出すのが「中央研究所」のミッションならば,真似のできないケーパビリティの創造・構築も1つのミッションかもしれない.
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