テリー・イシダの『独酌酔言』。

夜な夜な酒場で一人飲み、酔った勢いであれこれ、一言、申し上げます。

京都人は2回繰り返す!?!?~今日のお店:東九条のお好み焼き「本多」、末枯れた店でお好み焼きをコテでいただきます。

2016年11月17日 | 世の中

この店、外観を観て、それだけですっかり気に入りましたわ、

エエでしょう、こりゃあ堪りませんよね、

もう、絶対に入りたくなります、、、ワタシはね、初めて見つけた時は迷いなく即入店しましたわ、

この辺りのお好み焼きはね、大阪のお好み焼きとは違うんですわ、

大阪は生地を焼く、という感じでしょ、

この辺りのお好み焼きはね、生地の量が極端に少ないんです、

ま、どちらかというと広島風に近い感じ、そやけどキャベツの量はあんなに多くない、

これが京都風ですかね?

またね、京都人の話題で恐縮なんですけどね、

まあ、京都人に纏わる話つうのは、面白いもんが多いんですわ、

どんだけ京都人は変ってんねん、変人の集まりですか?みたいな感じもしますが、

いろんな話があるということは、ま、それだけ皆さん、京都のことが気になってるんと違いますかね、

え!?その考え方こそが京都人のいやらしいところやて?

あらら、そうですか、そらまあ失礼しました、

いやいや、今日の話はそないに大層な話ではないんで、もうちょっと聞いてもらえます、

テレビの「ケンミンショー」的な話なんです、ええ、

この言葉を使いを聞いたら、その人は京都人やと思って間違いない、という話です、

そろそろと寒くなって来ましたよね、

この前まで『暑い暑い』云うてたのに、もうあっという間に『寒い寒い』、ですわ、、、

これですわ、これ、京都人のしゃべり言葉、分かります、

え!?分からへん?

えへ、

実は京都人はね、形容詞を2回繰り返すんですわ、

はい、間違いなく京都人は2回繰り返します、

暑い、寒いは、、、暑い暑い、寒い寒い、

遠い近いは、、、遠い遠い、近い近い、

この2つが一番よく使うかな、

他にもね、辛い辛い、とか、痛い痛い、とかも使いますね、

強調している、という事なんでしょうけど、京都人はあんまりその意識はないと思いますわ、

普通に「暑い」は「暑い暑い」、なんです、はい、頭の中でも2回がセットなんですわ、

え!?なんで2回繰り返すんですか?ってか、、、分かりません、

もう、この云い方が身体に染み込んでるんですわ、

ま、これだけの話なんですけどね、

今度、どっかで2回繰り返しを聞いたら、京都人ですか?って訊いてみてください、

相当の確率で京都人やと思います、

え!?今日の話は短いですね、って、

そらそうや、いつもいつも、 長い長い 話してたら、嫌われるがな、、、

【今日のお店:本多】

京都東九条のお好み焼き「本多」、



なんといってもこの外観が渋すぎますね、

もちろん店内も渋いです、鉄板があるテーブルが3つ、

一人だと鉄板のあるカウンターに案内されることもあります、

この辺り、京都市南区東九条辺りには“お好み焼き”のお店が多いです、

まさしく“ソウルフード”な感じです、

そして、この辺りのお好み焼き、2軒しか知りませんが、

これが大阪のお好み焼きとは別物、

生地(溶かし具合も薄い)を薄く敷いた上にキャベツ、そして肉やスジ(スジがおすすめ)、中華そば、

さらに天かす、紅生姜(焼上りに掛けるのではなく焼く前に)掛け、仕上げは玉子、



広島風のお好み焼きに似ていますけど、非なるものですね、

ソースは自分で塗ります、これが嬉しいですね、



ソースが足らないお好み焼きほど悲しいものはありません、

そして、箸は出ません、

頼めば出ると思いますが、小さなコテで切り分けて食べます、



これがまたよろしい、昔は家でも店でもこうしてました、

JR京都駅から徒歩15分くらいかな、

ぜひ一度、寄ってみてください、



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