信の信州からの贈り物

信州で単身生活 6年、その間に魅せられた信州の大自然。そして関東周辺の自然と花々を織り交ぜて発信しています。

2022寒露 平泉・毛越寺を往く(前編)

2022年10月09日 | 寺社徘徊




お早うございます、信です。
昨日は寒さが緩み、青空が広がって暖かな秋晴れが楽しめました。

ウォーキング中に久しぶりに富士山が見えました。でも鱗雲が広がって天気は崩れるようです。
今朝も今は青空が広がっていますが、すぐに雲に覆われ夕方には雨になりそうです。

来週、義母の四十九日で二本松へ行きますが、折角だから安達太良山に登りたいと思いましたが
ホテルがまったく取れません。既にGO TO 旅行支援の波が福島にも来ています。

平和で、笑顔がこぼれる、かつての日常が少しずつ戻りつつあるのでしょうか。




さて10月5日、厳美渓を出て宿を取った平泉を目指します。
栗駒山の紅葉を楽しんで、平泉で「奥の細道」芭蕉さんの歩いたところを、カメラで撮り歩きしたいと思っていました。
今日と明日、2回に渡って毛越寺をご案内します。

PM16:00 毛越寺到着です


1


境内案内図です(毛越寺hpより)
左下の山門から入って、本堂に参拝。それから時計回りに大泉ヶ池を周回します


2


嘉祥3年(850)慈覚大師が東北巡遊のおり、この地にさしかかると、一面霧に覆われ、一歩も前に進めなくなりました。
ふと足元を見ると、地面に点々と白鹿の毛が落ちておりました。
大師は不思議に思いその毛をたどると、前方に白鹿がうずくまっておりました。
大師が近づくと白鹿は姿をかき消し、やがてどこからともなく一人の白髪の老人が現われ、この地に堂宇を建立して霊場にせよと告げました。
大師はこの老人こそ薬師如来の化身と感じ、一宇の堂を建立し嘉祥寺と号しました。
これが毛越寺の起こりとされます。
(毛越寺hpより)

毛越寺はモウツウジと読みます。
通常、越という字をツウとは読みませんが、越は慣用音でオツと読みます。
従ってモウオツジがモウツジになり、更にモウツウジに変化したものです。


正面が本堂です


3



庫裡でしょうか


4


  うっかりしましたが、この見事な赤松に見とれて
  この時、芭蕉の句碑は背中にあったようです

  
  5

  あまりにも有名な句 「夏草や 兵どもが 夢の跡」です。
  実際にはこの近くの高館・義経堂で詠まれたとされています。




5



本堂です。平成元年竣工だそうです


6


本尊の薬師如来が見えました
10月いっぱいは本堂内特別拝観中でしたが、PM15時まででした・・残念です


7 (iPhone12で撮影)



大泉ヶ池に出ます


8




対岸にはこれから廻る、堂塔伽藍跡があります


9



こちらには南大門から延びる、金堂円隆寺への架け橋があったようです


10



こんな感じです(毛越寺hpより) 中央が金堂円隆寺です


11



東側です


12



築山です


13



菖蒲園です


14



このアヤメは、明治神宮から分譲献進されたとのこと


15



舟も繋がれて、実に落ち着いた雰囲気でした


16



滔々とした歴史の流れを感じる境内でした


17



開山堂です


18

慈覚大師を祀っているそうです 


  奥の方にいらっしゃいました

  
  19



北の方へ廻ります


20




中ノ島と、奥の小山が実に良い調和でした


21




嘉祥寺跡です


22

奥州藤原二代 基衡公が再建したようです  金堂円隆寺と同じ規模の伽藍だったようです 


嘉祥寺跡から現在の本堂


23



南大門側


24




紅葉も良い色です


25






26



さらに進みます


27




講堂跡です


28

仏法を説く堂宇であったようです  中心の金堂円隆寺の左奥です 


雨水の通り道でしょうか、綺麗な筋が出来ています


29




本来の本堂、金堂円隆寺跡です


30



”吾妻鏡に「基衡之を建立す。金堂を円隆寺と号す」”とあります


31

「吾朝無双」と称えられたとあります  中心の伽藍です 


大きな柱石が残っています


32



二代 基衡、三代 秀衡も楽しんだ紅葉でしょうか


33



後編に続きます。


 撮影日: 10月5日
 撮影場所:平泉町 毛越寺


それでは皆さま、ご機嫌よう。








最新の画像もっと見る

コメントを投稿