退 場
昨日の朝日新聞に、朝日歌壇の選者を47年続けてこられた馬場あき子さんの退任が報じられていた。
短歌には門外漢のわたしだが、馬場さんがカミさんの大学の大先輩だったり、わたしと同郷の歌人窪田空穂が創始した「まひる野」の会員だったりしたことから、なんとなく親しみを覚えていた。
テレビでの日常生活を拝見したが、年齢を感じさせない矍鑠としたお姿に感心した。
現在97歳。「元気なうちに引退したい」というのが理由とか。そのお歳で、2週間に1回、4千から5千通の投稿作品に目を通されるというのだから恐れ入る。
歌壇に載る作品は、選者による傾向があるような気がするが、馬場さんの選んだ短歌には、その背後に選者のあたたかな眼差しを感じる。
記事によれば、馬場さんは、「短歌は抒情の文学」とお考えで、その定型である五七五七七という様式は、言葉を研ぐ砥石だとおっしゃる。
なるほど。わたしの言葉など、この砥石にかければ粉々になってしまう。
ブログに書くにしては、わたしは馬場さんの読まれた歌は何も知らない。慌ててネット上を探し、出会った一首を引用させていただく。
さくら花幾春かけて老いゆかん身に水流の音ひびくなり
いつまでもお元気で。
蕗の薹
牛久市 I夫人撮影
STOP WAR!