羽花山人日記

徒然なるままに

2022-09-05 19:40:54 | 日記

今日の天声人語は,「蚊」をテーマにしていた。

天声人語士が,「蚊にかまれる」と書いたところ,読者から「かまれる」という言い方は聞いたことがないという問い合わせがいくつもあったという。

わたしは,「さされる」か「くわれる」を使っていて,「かまれる」は違和感がある。しかし,「かまれる」を使っている地域もあるとのことで,蚊に血を吸われることを表現する用語は,どれが標準語ということではないらしい。

それはさて置き,同じ記事の中に,今年の夏は蚊の襲来が少なかったような気がするとの記載があった。猛暑のためだろうと,人語士は推量している。

確かに,蚊の活動は35℃を越えると鈍くなるらしいが,わたしの実感ではやはり蚊が少なくなっている。

今日は午前中の30℃以下の下で,生い茂る雑草と闘っていたが,全く蚊に刺されなかった。草の茂みは蚊が潜んでいることが多く,おととしまでは重装備で作業し,それでも露出した肌だけでなく,衣服の上からも蚊に襲われていた。しかし,去年あたりから,蚊に刺されることが少なくなり,今年は防「蚊」対策全くなしで畑に出て,蚊に食事を提供した記憶がない。

ネットで調べてみると,蚊が少なくなったと感じている人が,かなりいるらしい。家屋の構造が変わったせいもあるかもしれないが,蚊帳を吊る風情はほとんど見られなくなったのではないだろうか。

前に,田んぼから雀がいなくなったことを書いた。同じようなことが蚊にも起こっているのかもしれない。

昨日の朝日歌壇で,4人の選者の内3人が,

             「人間ものせたらいいのかもしれないきけんゆうどく生物図かん」

                                                                    奈良市 山添聡介様

を選んでいた。

漢字の使い方から,多分小学校低学年の子供さんの詠んだ歌であろうか。それにしても,旨くポイントをついている。

 

秋   祭   り 

9月の声を聞くと,秋祭りを思い出す。

集落ごとに舞台があり,それに肩脱ぎの襦袢をまとった子供が稚児化粧をして乗り,笛に合わせて鐘,太鼓でお囃子をする。舞台は鎮守の神社に集まり,集落ごとに境内を練る。提灯を飾った舞台は夜目に鮮やかである。

祭りばやしの太鼓の拍子はまだ覚えている。

写真は,わたしの生まれ故郷の隣村,松本市波田の秋祭りに繰り出した舞台。2008年に撮影した。

 

STOP WAR!

 

コメント (3)
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