はかせ社労士 ぼちぼちお仕事中!

社会保険や働き方にまつわる「よもやま話」をご紹介します。
(扱う法律の内容は概要です)

公平なモノサシ(診療報酬改定)

2010-02-25 | よもやまばなし社会保険
 ここのところ、社労士の勉強会が続いています。

 先日のものは、例えば健保組合への加入提案、
といった「営業」に踏みこんだ内容。
健保組合の多くは協会けんぽと比べて
保険料(←カイシャも半分負担)が安い
が加入手続きが煩雑(はんざつ)、でも煩雑だからこそ社労士の出番!

 手続をとして行えるのは社労士のみ1号業務)。
アドバイスだけならだれでもできます3号業務)が、それおろそかにせず、
そこから社労士だからこそできる提案を!まだまだ修行が足りませぬ。

診療報酬 10年ぶり増額
(東京朝日(新潟)2010年2月13日1面)

 ここ数年押さえられ気味だった
お医者さんにかかる料金(診療報酬)を全体的にアップ
特に病院のお医者さんの分をアップするというのが記事の内容。

 “医療崩壊”が叫ばれるなかでは改善といえますが、
診療報酬は健康保険の仕組みのハナシ。
仕組みの「なか」にはお医者さんだけでなく
患者さんや、保険料を払うヒト(被保険者やカイシャ)もいることもお忘れなく。

 料金の原則3割は自己負担。
なので、全体がアップすれば、自己負担もアップします。

 似たようなハナシ、実は去年の春にありました。

介護利用 値上げじわり 事業者報酬3%引き上げで
(東京朝日(新潟)2009年5月6日23面)

 こちらは原則1割負担の介護保険
低賃金で人材不足が叫ばれる介護の世界。
一見すると喜ばしいことでも、料金を払うヒトがいて成りたつハナシ。
記事のよると、サービス利用の回数が減らされたり
(それは料金を払うヒトにとってもツライこと)、
事業者のほうからサービスを削ってこれまでの料金を据えおく
(まさに身を削る思い)といった動きもあったそうです。

(続く) 

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