はかせ社労士 ぼちぼちお仕事中!

社会保険や働き方にまつわる「よもやま話」をご紹介します。
(扱う法律の内容は概要です)

ヤリクリ(高額療養費/厚生年金保険料免除)

2011-10-27 | よもやまばなし社会保険
 天高く馬肥ゆる秋、二度ある(見た)ことは三度ある?
と駆けつけた競馬場。かつては現地で目撃した瞬間を、
今回は新潟でスクリーン越しに
 ♪思えば遠くへ来たもんだ♪と感傷に浸りながらも
サイフのヤリクリにあくせく(汗)

高額医療の負担減案 厚労省 財源「窓口100円徴収」
(東京朝日(新潟)2011年10月13日1面)

 うしろの内容(窓口負担増)のほうが注目されているようですが、
イザというときにたくさんかかったおカネ(高額療養費)を
命の値段は平等、病院にかかるヒトみんなのおサイフのヤリクリで、
ということも狙いのひとつのよう。

 ただ病院にかかるヒトのおサイフのなかでヤリクリするのでは、
なにか忘れていない?

保険料免除 産休中も
(東京日経2011年10月26日5面)

 育児休業中の免除はこれまでもありましたが、
休業するかしないかはご本人次第
産休(特に産後休業)は必ず休みなのでどなたでも免除に。
ところでそのおカネのヤリクリは…。

厚生年金保険料 上限上げ
(東京日経2011年10月24日1面)

 上げるだけではなく下限も下げるので、
保険料が下がったり、これまで厚生年金に入れなかったヒトが入れることも
ただこれらも厚生年金というおサイフのなかでのヤリクリ。

 おカネはおサイフにある分のみ
それ以上使うには目先の損得ではない想いが必要。
週末の自分に照らしあわせながら…。
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ストーリー(求職者支援制度/雇用促進減税)

2011-10-19 | よもやまばなし働き方
 今月末は来春刊行のテキスト執筆の締切
ストーリーを保ちつつ必要なことをやさしく書くことの難しさを、
教育関連でおつきあいのある社労士事務所さんの“事務所便り”
を読んであらためて痛感…。

報酬得ても失業手当満額
(東京朝日(新潟)2011年10月5日8面)

 再延長となった被災者向けの失業手当
(「失業手当90日延長 被災3県雇用の厳しさ考慮」東京朝日(新潟)2011年9月28日7面)
職探しが難しいなか、ボランティアなどでカラダを動かしながらの
“復興”というストーリーを後押し

求職者支援制度 あすスタート 機能するか?第2の安全網
(東京朝日(新潟)2011年9月31日3面)

 失業手当をもらえないヒトでも
次の一歩に向けた職業訓練生活のストーリーを後押し
従来の基金訓練を“衣替え”して、まさにこの日(10月1日)再スタート。
記事によると、延長した失業手当が切れる被災者向けにも期待されるとのこと。

雇用促進減税 申請が低調 開始1カ月想定人数の3%
(東京朝日(新潟)2011年10月8日1面)

 新たにヒトを雇ったり子育て支援障害者雇用に熱心なカイシャのストーリーを
税金や減価償却で後押し
ストーリーは良いけれど、そもそも税金が払えない(=赤字)カイシャには使えない?

 新たに創られるストーリー。その道のりはひとつでなくもいいはず(そのほうが楽しい?)。
ただどのヒトにも必要な、次の一歩を踏み出すためのだれもが使える
マイナスの所得税”や“ベーシック・インカム”といった後押しが、
準備されても良いのかも。


 こんな本も…
完全従事社会の可能性 仕事と福祉の新構想』(福士正博著)
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