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社会保険や働き方にまつわる「よもやま話」をご紹介します。
(扱う法律の内容は概要です)

1年半(医療費免除終了/助成金/障害年金認定) 

2012-09-24 | よもやまばなし社会保険
東日本大震災から1年半 復興へ歩き続ける
(東京朝日(新潟)2012年9月11日19面)
 
 海岸から津波が押し寄せた道路までは荒涼(こうりょう)とした土地が広がるも、
その先には緑の農地が―そんな風景も見られる被災地の1年半後。

 あの時とは季節は違えど、いろいろな節目を迎えつつあります。

被災者の医療費免除、今月末終了 協会けんぽ加入者、来月から3割負担
(東京朝日(新潟)2012年9月5日5面)
介護認定特例、月末まで 被災3県
(東京朝日(新潟)2012年9月8日5面)

 免除や特例の終了の理由は記事によると
前者は“仕事についている”から、後者は“調査が出来るようになった”から。
働く現場がそのとおりなら喜ばしいことなのですが…。

被災地 雇用策にずれ 助成金 利用は計画の8% 「新規2割」条件がネック
(東京朝日(新潟)2012年9月12日9面)
離職率と入職率、過去最低
(東京朝日(新潟)2012年9月13日7面)

 カイシャがヒトを雇うことを後押しする助成金も
復興を急がせようとすると逆に使い勝手が悪くなる
採用がっているので転職するヒトもる、といったことが起きている模様。

支店屋上非難→津波で犠牲 遺族ら、七十七銀提訴
(東京朝日(夕刊)2012年9月11日10面)
被爆検診費を違法天引き 福島第一の下請け 厚労省が返金指導
(東京朝日(新潟)2012年9月20日38面)

 働きながらお亡くなりになった方々を含め、“声なき声”がどう生かされるのか、
昨年の相談会で耳にした声を思い出しつつ、
復興の槌(つち)音がそんな声をかき消すことの無いように。

障害年金 手続き開始 初診日認定難しく混乱懸念
(東京産経(新潟)2012年9月11日30面)

 障害のもとになる診察を初めて受けた日(初診日)から
1年半が過ぎると認定が行われる障害年金
震災で障害を負っても、年金がその支えとなることで一歩また一歩と前へ進めるように。


 秋の彼岸も過ぎ、職場(大学)の学生の授業も再開。
同じような一日一日を送ることが出来ることの大切さを今一度確認。


 こんな本も…
ルポ賃金差別』[新書](竹信三恵子著)