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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



浦和レッズ 2対2 川崎フロンターレ
(2006/10/21 埼玉スタジアム2002)

J1リーグ1位の浦和と3位川崎の大一番。浦和の選手層の厚さと川崎の組織力がぶつかりあった、見ごたえある試合だった。

後半の立ち上がり、中村憲のヘディングシュートで逆転された浦和は、森をもてあましているアレックスを相馬に交代。また、前線で浮いていた田中達の代わりに小野を投入し、ワシントンのワントップに。最後は、平川に代えて永井を入れ、総攻撃態勢をとった。決勝点を奪うことはできなかったが、交代によって、チームは立ち直り、勝利寸前までいったのは、選手層の厚さによるものだった。

川崎は、前半、ワシントンの巧妙なシュートで先制されたものの、その後は、しっかりとワシントンを抑え、浦和の攻撃のポイントを消し去った。攻撃面では、後半、浦和の圧力が弱くなったことで、中村憲がボールを保持できるようになり、川崎の攻撃が生き生きとしだした。中村憲がボール持ったときの、川崎のフィールドプレーヤーの動き出しが早くなり、中村憲から的確なパスが供給されるようになったからだ。チーム(組織)としての「約束事」がきちんと消化されていた。

結局、2対2の引き分けに終わった。内容的には、川崎が優勢といえる試合だった。川崎にとって、首位を行く浦和に対して互角以上の試合ができたことには満足かもしれないが、勝ち点7差を縮めることができなかったという点では、おおいに悔やまれる結果となった。

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