クラマーさんを訪ねる旅(15)
クラマーさんへの感謝のパーティを終え、ホテルに戻った後、ちょっと飲み足りない仲間で街中に出かけた。
夕方、サッカーの試合を見たサッカー場の近くに、町の集会場のような建物があったので、ちょっとのぞいて見る。すると、中はビヤホールのようになっていて、民族衣装を着飾った老若男女が生演奏をBGMに踊っている。この日は、町のお祭りのようだった。
そのホールは地元の人たちでいっぱいだったため、隣部屋のレストランで飲むことにしたのだが、そこで、FCライト・イム・ウィンクルの監督(写真)に出くわした。当然、ビールに誘う。
聞けば、今、ちょうど60歳で、年金生活をしながらボランティアで監督をしているとのこと。この日の試合は、0対1で負けてしまったが、昨シーズン、9部だったチームを8部に昇格させた優秀な監督だと言っていた。
また、クラマーさんと同じように、「おれたちのサッカー場はドイツで一番素晴らしい。もちろん、サッカー場から見える風景のことだが」とも。
そして、最後にこんなことも言っていた。「人生は楽しむことが大事なんだ。おれにとっての楽しみは、うまいものを飲み食べること、女、そしてサッカーだ」
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