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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



アジア杯2011
日本 2対1 シリア
(NHK-BS1)

◆第2戦の微妙な判定について
主審の判定は、例えそれが真実でなくても、絶対であり、正解であるというのが、ぼくの考え方である。

日本対シリア戦で、シリアにPKが与えられたプレーを振り返ると……。

主にオフサイドのチェックをする副審はオフサイドと判断しフラッグを上げた。主審は、オフサイドの位置にいたシリアのプレーヤーへ向かったボールの基点を今野と見た。つまり今野のバックパスである。そのバックパスに向かったシリアの選手を防ごうとして川島がファウルを犯した。よって、シリアにPKが与えられ、決定的なチャンスを反則で妨害した川島が退場となった。

主審は、判断の異なっていた副審と確認したうえで、あらためて上記判定を下した。この一連の処置はすべて正しい。

主審が見たことに対して、異議を唱えたい気持ちはわかるが、いちいちそれに対応していたら試合どころではない。それに、サッカーのルールでは、選手が審判に異議を申し立てることは認められていないのではないか。たとえ、キャプテンであろうとも。

◆日本に与えられたPKも微妙
この後、一人少なくなった日本は、岡崎に対するファウルからPKを得て、決勝点を奪うことができた。このPKこそ、PKを与えるほどのものかと思ったのは、ぼくだけだろうか。確かに激しいあたりだったが、ペナルティエリア内とはいえ、ゴールから遠く、ゴールに直結するようなプレーでもなかった。ペナルティエリア内とその外では、反則の基準は違ってくるのは、サッカーの「常識」である。たぶん、シリアに与えたPKがなかったら、このプレーは見逃されていたと思う。審判の心情が表れた判定だった。

日本チームは、判定に対する抗議をするようだが、試合を通してみたら、日本だけが不利になるようなレフェリングではなかったのではないか。たしかに、GK川島が次の試合、あるいは数試合出場停止になるかもしれないのは痛いが……。

それよりも、今度のことで発覚した、日本チームが試合内容に関する正式な抗議を受け付けるのは試合後2時間以内であるというアジア杯の大会規定を知らなかったことのほうが、大きな問題だと思った。




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