オークランド・シティ 0対2 アルアハリ(日本テレビ)
「TOYOTAプレゼンツFIFAワールドクラブカップ ジャパン2006」という長い名前に変わった旧トヨタカップ。先日、チケットぴあで観戦チケットを買おうとしたら、店員は「あっ!トヨタカップですね」と言っていた。25年の歴史はあなどれない。
そのクラブワールドカップの開幕戦が2006年12月10日、豊田スタジアムでおこなわれ、昨年も出場したアフリカ代表アルアハリ(エジプト)が、オークランド・シティを2対0でくだした。
前半のアルアハリは、オークランドの強い当たりにとまどっていたものの、後半5分に先制点を奪うと、その後は流れるようなパス回しを展開した。エースのアブトレイカのフリーキックによる追加点も素晴らしかった。昨年は、アジア代表のアルイテハド(サウジアラビア)との初戦に負けて悔しい思いをしたが、今年は順調なスタートとなったと言えるだろう。次の南米代表インテルナシオナル(ブラジル)との一戦が楽しみである。
アマチュアチームのオークランドは、前半こそ、下馬評をくつがえすようなガンバリを見せていたが、サッカー自体は洗練されておらず、世界一を争う資格には程遠いものがあった。ワールドカップの予選も含めて、オーストラリアが抜けたオセアニア連盟の扱いは、FIFAにとって大きな課題となるのではないか。
そのオークランドの一員として、元日本代表の岩本輝雄が後半途中から出場した。最初のボールタッチでの積極的なシュート、フリーキックやコーナーキックでの鋭いボールは往年の岩本を彷彿させた。しかし、それだけだった。たいした見せ場もなく、岩本はプレーを終えた。試合直後のインタビューで悔しさを口に出していたが、サッカーがそんなに簡単なものではないことは、自分が一番わかっているだろう。岩本の最後の試合となるであろう5位決定戦では、もう少しいいところを見せられるようにがんばって欲しいと思う。
明日12月11日は、国立競技場で、アジア代表の全北現代(韓国)と北中米代表のクラブ・アメリカ(メキシコ)の試合を見るつもりだ。昨年のアルイテハドの活躍に続いて、アジア代表の全北現代の活躍に期待しているのだが、はたしてどうだろうか。
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