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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



<パリ・オリンピック雑感 2024/8/5>
パリ3日目の8月4日は、馬場馬術競技の個人・決勝を郊外のヴェルサイユに観に行った。ぼくが、海外までスポーツ観戦に出かけるのは、最高の舞台で、最高の雰囲気の中で、最高のパフォーマンスを観たいためだ。そういう意味で、今回のパリ五輪観戦に馬場馬術を入れてみた。
会場は「ヴェルサイユ宮殿の庭園」につくられた競技場というふれこみだが、庭園がとてつもなく広いため、宮殿から競技場までは直線距離で約2.5kmもある。競技場から見える宮殿は小さく、かすんでいた。
会場までは、パリ市内からRERという郊外をつなぐ電車で約30分。そこからシャトルバスで約15分。バスを降りてから、森の中を15分ほど歩くと大きな仮設スタンドが現れる。会場に向かう人の波の中で感じたのは、やはり馬術だけあって、「富裕層感」をただよわせている人が多いということ。ジャケットを羽織っている男性も多いし、女性では、ドレスとは言わないまでも、上品なワンピース姿をよく見かけた。TシャツやユニフォームにGパンが定番のサッカー会場とはまったく違った観客層である。競技による、こんな違いを楽しめるのも、総合競技大会ならではかもしれない。


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