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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



■国家体育訓練局のゴルフ練習場

北京市内の天壇公園地区に、「国家体育訓練局」がある。中国代表選手のための、いわゆるナショナル・トレーニングセンターだ。

中国代表選手たちの宿泊所、体育館、プール、陸上トラック、そしてゴルフ練習場がある。また敷地内の建物の中には、中国のスポーツ史やオリンピックなど世界的な大会での中国選手の活躍の歴史などが展示・解説されている部屋があり、一般にも公開されている。

日本で言えば、東京・板橋のNTC(ナショナル・トレーニング・センター)と東京・国立競技場のなかにある秩父宮記念スポーツ博物館が一緒になったものと言えるだろう。

おもしろいと思ったのは、一般の人が使える(もちろん有料だが)打ち放しのゴルフ練習場があることだ。200ヤードの打ちっぱなしで、打席は1階と2階あわせて80もある、かなりりっぱなものだ。ちなみに、中にあるゴルフショップは日本のミズノ社の独占である。

そのゴルフ練習場の打席の先、ボールが散らばっている広大なスペースをよく見ると、サッカーのピッチが2つ並んでいる。ゴールもちゃんと2組おいてあった。施設の関係者に、
「サッカーのトレーニングもここでやっているんですか?」
と聞くと、そうではないらしい。日本と同じように、サッカーの代表チームは、別の場所に専用の練習場があるということだった。

「じゃぁ、このサッカー場は?」
と聞けば、体操やバレーボールなど、サッカー以外の競技で、ここでトレーニングする選手たちが、週に1、2回、気晴らしにサッカーをするために使われるらしい。

「毎日、毎日、同じ競技ばかり練習してたら、あきちゃうでしょ」


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