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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



FC東京対浦和レッズ(味の素スタジアム)

前々から観戦するつもりの試合の一つだったところに、G大阪サポのJさんからチケットをもらうというラッキーが重なり、なんと今年初めてのJリーグ観戦となった。
観客席がすっぽりと屋根に覆われている味スタだから、東京と浦和のサポーターの声援がみごとに響き渡る。このスタジアムで、このカードなら、試合内容に関係なく、生観戦は常に当たりとなる。
前半、攻撃がチグハグな浦和の象徴がエメルソンだった。審判やチームメイトに不満をぶつけるようなしぐさばかり。ときにやるきをなくしたかと思えば、突然、走り出す。このあたりは、スタジアムでエメルソンをマークしていなければわからない楽しみだ。
後半のはじめ、攻勢をしかけたFC東京の中盤と最終ラインが間延びしだすと、浦和の3人のFW、エメルソン、田中、永井が、のびのびとドリブル、パスを展開するようになった。
東京も浦和も、スピードある攻撃を売りにしている。だからこそ、スタジアムで見る価値があるということを再確認した。ポゼッションサッカーというのんびりしたリズムの日本代表の試合よりも、Jリーグの試合こそスタジアム観戦すべきということか。
試合後、無言でさっさと帰る東京サポが殺到する飛田給駅まで、浦和サポの勝利の雄たけびが聞こえてきたのが、今日の生観戦の締めとなった。
さて、次はどの試合を観に行こうか。



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